豆腐の種類と特徴を紹介!知ってるようで知らない種類別の違いとは?

皆さんは『豆腐』と聞いて、いくつの種類を思い出せますか?先日、TV番組で「激ウマ、“第3の豆腐”!」として、充填豆腐というものが紹介されていました。

初めて聞く名前の豆腐に興味をひかれ、番組を見ているうちに、「“第3の”ということは、第1と第2は、木綿と絹ごしか。でも、あとはどんな種類があるんだっけ?」と、疑問が沸き、調べてみることにしました。

頻繁に食卓にのぼる食材であるにもかかわらず、豆腐については意外と知らないものです。そこで、一般的な豆腐の種類と特徴について、さらに豆腐の加工品についても徹底的に調べてみました。


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一般的な豆腐、5種類を紹介!

豆腐は、地方や製法によって違いが生まれるため、実にたくさんの種類が存在します。ここではその中でも、最もポピュラーな5種類の豆腐と、その特徴を見ていきましょう。

  • おぼろ豆腐(寄せ豆腐)

おぼろ豆腐は、『すべての豆腐の基本・原点となるもの』と言われています。木綿豆腐を作る過程の途中、凝固した段階で取り出した豆腐が、おぼろ豆腐(寄せ豆腐ともいう)です。

木綿豆腐と違い、最後の段階で圧搾をしないため、甘みが強く濃厚な味わいを楽しめるのが特徴です。温めることで、豊かな風味が出るので、冷奴はもちろん温奴もおすすめです。塩やオリーブオイルとも相性抜群です。

  • 木綿豆腐

木綿豆腐は、昔からある最もポピュラーな豆腐です。作る過程の最後に、枠に入れ水分を絞って形成します。やや硬めで、凝縮された大豆の味を楽しめるのが特徴です。

崩れにくさとしっかりとした大豆の味を生かして、豆腐ステーキやチャンプルなどの料理に向いています。

  • 絹ごし豆腐

絹ごし豆腐は、木綿豆腐と並んで、広く一般的に知られている豆腐です。濃い豆乳を凝固剤で固め、圧搾しないまま成型するので、水分を多く含んでいるのが特徴です。

そのため、きめ細かくなめらかな舌触りを楽しめる豆腐です。柔らかくふわっとした食感を活かし、お味噌汁や麻婆豆腐などに使われます。

  • ソフト豆腐

あまり聞きなれない種類の豆腐ですが、実は、木綿豆腐の一種です。型に流す際に、豆腐を潰さずに流し込むことで、木綿よりも柔らかさのある仕上がりになります。

しっかりとした食感がありつつ柔らかいという、木綿と絹ごしの間のような食感が特徴の豆腐です。味が染みやすく形は崩れにくいので、鍋物などにピッタリです。

  • 充填豆腐

あまり聞きなじみがありませんが、実は身近な存在の豆腐です。「充填(じゅうてん)」とは、隙間なく詰めるというニュアンス。その意味の通り、水の入っていないパックに豆腐が詰まっている状態で売られています。

スーパーなどで、よく3個セットで売られるのを見かけるかと思います。それが「充填豆腐」です。

材料を直接パックに入れ、密閉した後に加熱殺菌するため、他の種類の豆腐より消味期限が長いのが特徴。絹ごしに似た柔らかさで、パックごと温めて食べると、ふわトロ食感を楽しめます。

豆腐の加工品って、どんな種類があるの?

豆腐はそのまま食べるのも良いですが、出来上がった豆腐に手を加えた加工品も美味しいものです。ここでは、食卓でよく見かける豆腐の加工品を、4種類ご紹介しますね。

  • 焼き豆腐

焼き豆腐は、木綿豆腐を水切りして焼き目を付けたものです。形が崩れにくく、味が染みやすいのが特徴です。すき焼きや煮物でよく使われます。

  • 油揚げ(薄揚げ)

油揚げは、豆腐を圧縮して薄切りしたものを、油でしっかりと揚げたものです。出汁を吸いやすく、油揚げからも旨みが出るため、みそ汁や総菜などに広く用いられます。

  • 生揚げ(厚揚げ)

木綿豆腐を水切りしてから、油で揚げたものです。中まで揚がっている油揚げと比べ、生揚げは表面だけが油で揚がっていて、中は豆腐のままなのが特徴。

豆腐の味わいを残しつつ、香ばしさがあります。煮物やおでんに使われるのはもちろん、そのまま焼いて薬味と醤油で食べるのも美味しいです。

  • がんもどき

がんもどきは、豆腐を潰して山芋を加え、ニンジンやゴボウなどの細かくした野菜を混ぜ、油で揚げたものです。おでんや煮物に欠かせない存在です。

関東では「がんもどき」という名前ですが、関西では「ひりょうず」「ひろうす」などと呼ばれています。地方により、色々な種類の呼び名があるのも特徴の一つです。

まとめ

日本の食卓に欠かせない、身近な食材である豆腐。この記事では、意外と知られていない豆腐の種類と特徴がわかりました。

ヘルシーで、ダイエットや健康にも良い食材である豆腐。それぞれの特徴を楽しみつつ、日本の伝統食である豆腐の奥深さを堪能してみてください!

 


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