カーテンレールを取り付けたい!天井設置は賃貸ではNG?

つい最近、実家を出て一人暮らしを始めた、若手社員のM子ちゃん。少しずつ家具などを買い足しながら、理想のインテリア作りに余念がありません。

昼休みになると、いろいろ相談をしてくるのですが、今回はカーテンレールを天井に取り付けたい、と言い出しました。なんでも、リビングとダイニングをカーテンで仕切りたいのだとか。

なんだか天井にわざわざ取り付けるのは大変そう。それに賃貸なのに勝手にそんなことしていいものなのか?大家さんの了解がいるのでは?よくわからないので、みんなでググってみることにしました。



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賃貸住宅の天井構造

マンションなどの集合住宅の天井の構造は、大きく分けて二通りあります。直張り天井と二重天井です。

直張りは、文字通り、上階のコンクリートの床の下に、じかにクロスやボードを張ったもの。二重は、上階の床にボルトを打ち込んで、軽量鉄骨などの骨組みを吊り下げ、さらにクロスやボードを貼って仕上げたもので、通常ケーブルやダクトなどが内臓されています。

そこで、M子ちゃんのいうカーテンレールなのですが、まず直張りコンクリートのため、取り付けることはできません。ボルトを打ち込めないからです。

次に二重ですが、これはいわゆる天井を吊った状態なので、あまり強度がありません。電灯などの軽いものなら大丈夫ですが、少しブ厚いカーテンだと、アンカーで固定しても外れてしまう可能性があります。

特にカーテンは横に引いて動かすものなので、天井にかかる負荷が静止物より大きくなってしまいます。最悪、損傷してしまうことも考えられますので、オススメはできません。

さらにM子ちゃんの場合、賃貸に住んでいるわけですから、首尾よくカーテンレールを取り付けたとしても、天井に穴をあけてしまうことになります。

賃貸の退去時は、部屋を借りた当初の状態に戻さなければなりません。もし天井のクロスや石膏ボードに穴が開いていたら、そこは修繕費を支払わなければならなくなります。費用は、賃貸住宅の構造にもよりますが、だいたい2万~5万円といったところです。

いずれにせよ、賃貸物件であまりキズをつけるような改装は、避けたほうがいいでしょう。

オススメのカーテンレール

ではM子ちゃんは、カーテンの仕切りを諦めなくてはいけないのでしょうか?いいえ、そうではありません。建物にキズをつけず、カーテンをつける方法はあるのです。突っ張りタイプのカーテンレールを使えばいいのです。

これなら壁と壁を支えにして取り付けるだけでOK。とてもお手軽で、取り外しも楽ちんです。以下、オススメのカーテンレールを挙げてみました。

窓美人・トレノ

伸縮式、かつ、突っ張りタイプのカーテンレールです。サイズは、52~80cm、78~130cm、124~220cmの3種類。一番長いものは、耐荷重8キロまでOK。ちょっとした洗濯物もかけることができます。

びっくりカーテン・スチュアート

ポール型の突っ張りカーテンレールです。両端が末広がりの装飾キャップになっているので、ハトメやタブのカーテンをかければ、カフェのようにお洒落な仕上がりに。もちろんカーテンリング付きなので、普通のカーテンでもOKです。

山善・突っ張りカーテンレールセットWJC-723RM

ポールの支柱を立てて、そこにカーテンレールを固定するタイプです。幅は90~230cmまで伸縮可能で、この幅内でお好きなところにポールを立ててカーテンを取り付けることができます。広い部屋の一部を仕切りたいときに、便利です。カーテンリングとミニフック付き

おわりに

天井との間に隙間ができるのが嫌だ!直接カーテンレールをつけたい!とダダをこねていたM子ちゃんですが、突っ張りカーテンレールのスグレモノを見て、ちょっと考えを変えたようです。

まあ、M子ちゃんが今の賃貸に20年も30年も住むのは考えられないし、やはりここは無傷で住み続けるのが無難でしょうね。それよりも、お部屋に合う素敵なカーテンを探してください。


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