やる気スイッチの入れ方。とにかく動いて脳を活性化させよう!

3学期の期末テストが2週間後に控えている中学2年生の息子、そろそろやる気を出して欲しいのに・・・。実は、2年生になってから成績が下がる一方なんです。

そうは言っても、うるさく言っても余計にやる気を無くして逆効果になるので、加減が難しい所ですよね。やる気スイッチさえ入れば、短いながらも集中できるようなのですが、やる気スイッチを押すところまでに辿り着かせるまでが大変です。

無理なくその気にさせられる、やる気スイッチの入れ方について調べてみました。


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やる気スイッチはどこにあるの?

やる気スイッチは、当たり前ですが目に見えるようなボタンがある訳ではありません。

やる気と脳は密接な関係があって、「やる気が湧いている状態」というのは、脳の奥にある線条体という部分が活性化することで次の行動につながる、と言われています。

つまり、やる気スイッチとは脳の線条体を活性化させる、ということになります。

やる気スイッチはどうすれば入るの?

やる気スイッチ、つまり線条体を活性化させることができると、無意識で行動できるようになると言われています。

やる気スイッチと表現していますが、線条体は行動と快感を結び付ける部分です。しかし、その特性を生かすとみるみるやる気が湧いてくるようになるんですよ。その方法とは、 

  • 関係ないことでもとにかく行動してみる
  • 行動した見返りや快感がイメージできるようにする

以上のように、行動側から線条体を活性化させる方法と、快感側から線条体を活性化させる方法の2つのアプローチがあります。

とはいえ、やる気を起こさせるために皆が同じことをしたり、同じことをイメージすることで成功するのかと言うと違います。人それぞれに、やる気スイッチは千差万別です。

それでは、どうやってやる気スイッチを入れているのか、詳しく具体例を見ていきましょう。

やる気スイッチの入れ方

人によって、やる気スイッチの入れ方があります。そういえば、あの時自然と行動に移すことができたな、と思うことがやる気スイッチかもしれません。どんな方法でスイッチを入れているのか見ていきましょう。

とにかく行動、身体を動かしてみる

脳には、外部からの刺激が無ければ省エネで活動する機能が備わっています。まさしくやる気が出ない時には、脳に刺激が足りない状態です。起爆剤となるような刺激を与えるには、行動することがカギとなります。

例えば、以下のような行動をしているうちに何だかやる気になってきた、またはそのまま没頭していたという経験がありますよね。

  • お気に入りの曲を聴く
  • 部屋の片付けをする
  • 楽器を弾く

何だかやる気の起きない状態でもこれらの行動をすることによって、状況が変化したり体への刺激で感情に変化が起こるからなんです。

お気に入りの曲を聞いているうちにご機嫌になり気持ちが乗ってくる、部屋の片づけをしているうちにだんだん部屋がきれいになってきて、他のこともしてみようかとやる気が出てくる、楽器を弾くうちに運動と感情の両方を刺激されてやる気スイッチが入る、というようになります。

本来しなければならない作業とは関係ない行動でも、自分にとってプラスになる変化を感じることで脳が勝手にやる気になってしまうんですね。

やる気スイッチは押してから10分で起動する

やる気スイッチを押してすぐにがむしゃらに何かができるようになる、という訳ではありません。

片づけをしているうちに気分が乗ってきてやる気が出てきた、気が付いたらあれもこれもやっていた、という現象は精神医学的に言うと作業興奮という状況になります。

この時の脳は行動の刺激によって活性化され、興奮状態にあります。この状態を作り出すには、脳への刺激が10分ぐらいは必要だと言われています。

ポイントは、やる気が出ないからやる気が出るまで待つという気持ちでなく、10分程度は気持ちに流されないようにしてとにかく体を動かしてみることが重要です。

やる気が途切れたら休憩を

やる気スイッチが入った後の集中力も人によって違います。脳の興奮状態が長く続けば、疲れが出てきます。疲れを感じた時は、休憩を挟んでみましょう。

気分転換におすすめなのは、眠気を感じたら15分ほどの仮眠をすることです。脳にとっては睡眠が一番の休息になります。また、眠気の無い時の息抜きには外に出て散歩をするのもおすすめですよ。

まとめ

人の心と脳って、行動によってスイッチが押されるんですね・・・。やる気スイッチの入れ方は人によって違うので、経験した中で自分にしっくりくるものを思い浮かべてみるといいですね。

そういえば、息子は最近音楽を聴きながら勉強していることが多いです。親とすれば、「ながら勉強」は頭に定着しないんじゃないかと思っていましたが、やる気スイッチになっているのかもしれませんね。

そうやって思い出してみると、私が中学生の時のテスト前のルーティーンが「勉強机の整頓」でした。これもやる気スイッチだったんだ!と気が付いて納得です。

自分に合ったやる気スイッチが見つかるといいですね♪


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