水泳の効果!脳を活性化させる5つのメリットとは?

2か月前、増加した体重を気にしだした20歳の娘。毎朝、YouTubeの動画を見ながらトレーニングするのが日課となり、目に見えて体が締まってきました。

さて、今後の娘の次の課題は、皮下脂肪を燃焼させること!

そのためには有酸素運動がいいと知り、小学校時代にスイミングスクールに通っていた経緯もあってかプールで水泳してきた様子です。娘曰く「やっぱり、水泳っていい!」とのこと。

家を出ていく前と帰宅した後の顔つきが全然違うんです。優しい顔というか、リラックスして力みが抜けた顔というか。ひょっとして、水泳にはダイエット以外にも良い効果があるのかもしれません。

今回は、水泳の効果について深堀りしてみましたよ!


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水泳は脳に良い効果がある?!

子供の習い事で人気のスイミングスクールですが、体を丈夫にするためや泳げるようになるため、大人の場合は健康維持やダイエットのためなどフィジカルの面が目的となっていることが多いですよね。

しかし、実は水泳は脳の発達にも良い影響を与えることがわかってきています。体を鍛えて健康になるだけでなく、水泳には脳の発達を促す効果が5つあります。

水の中の感覚が脳を刺激する!

普段、私たちは陸の上で過ごすことが大半なため、水泳をする時に水中で受け取る感覚は陸での感覚とは全く違ったものになります。陸の空気の中での感覚と、水の中での感覚の差が脳の発達に良い効果をもたらします。

水泳によって、私たちはこんな感覚を感じ取っています。

  • 水中で浮く、沈む、無重力の感覚
  • 皮膚が感じる水の温度や触り心地
  • 水面にできる波や水紋を見る
  • 水の中で動くときに感じる水圧

など、水の中はいつもと違う感覚になります。そうなると、脳はいつも以上に安全な状態にしないといけないと感じるため、様々な刺激に対して敏感になります。

水中にいることだけでも、脳はたくさんの刺激を感じ取ろうとするため活性化すると言われています。

脳全体が連携するため脳が活発化する!

水の中で泳ぐ姿勢は、陸での生活の時と全く違ったものになります。

水中でのバランスをとるために、運動機能を司る小脳を使ってコントロールします。水の中での感覚が末梢神経から大脳新皮質に伝えられ、小脳で平衡感覚を保つ働きをしています。

つまり、水泳によって脳の大きな部分の大脳皮質と小脳が連携して脳全体を活発にすることがわかっています。

また、水泳のようなリズミカルな動きをする有酸素運動は、脳の神経細胞同士がつながりやすくなります。この神経細胞のつなぎ目のことをシナプスといいますが、シナプスの形成により情報伝達のスピードが速くなります。

水泳によってシナプス形成が促され、情報処理能力が上がるということになります。

空間認知能力が発達する!

水中では、自分が浮いた状態で前に進んだり、仰向けの状態で自分がどこに居るのかを把握したりしなければなりません。無重力の状態で上下左右に自由に動くことができるので、自分の位置や手や足の状態などをイメージする力が育ちます。

この能力のことを空間認知能力といって、空間を立体的にイメージする能力です。地図を正確に読んだり、数学の図形問題や機械の設計や図面作りにもいかされる能力になります。

思考力が高まる!

水泳での呼吸は、自分の動作や体の具合などを見極めてタイミングを見つけて行わなければなりません。

陸の時のように自然に息ができる状態とは違うため、水中で苦しくならないように呼吸のタイミングを否が応でも考えるため、思考力が養われると言われています。

リラックス効果がある!

水の柔らかくなめらかな感触や心地よい水温などが、脳内物質のドーパミン、βエンドルフィン、セロトニンなどの分泌を促します。これらの脳内物質は、安らぎや幸福感を感じさせる作用があります。

水泳によってリラックス効果も期待できます。

まとめ

私も小学生の頃には5年間、週2回スイミングスクールに通っていました。

思い返してみれば、確かに呼吸のタイミングを常に考えながら泳いでいたこと、ターンで回る時に自分が必ず前を向くような位置を無意識にできるようになっていたこと、スイミングの帰りの車の中では夕食前だったにもかかわらずうたた寝していたことなど・・・

昭和のスイミングスクールブームで親に勧められて始めた習い事でしたが、水球や海での遠泳、選手としての合宿など苦しい思いもありましたが、色々と刺激的な経験をしたなと思います。

水泳を通して知らないうちに脳内が活発化していたのかも?!と考えれば、今更ながら両親に感謝です。

私も、久しぶりにプールに行ってみようかな、と思います!


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