衣替えはいつ?秋服に変えるタイミングはコレ!
近年の夏って、いつまでが夏なんでしょう?ダラダラと暑さが続くので、秋なのか夏なのか、気が付いたらあっという間に冬になっているような気もします。
朝は涼しいのに昼間は暑い、昨日と今日の気温の差が激しい時もあったり、カレンダー上では衣替えの時期だとしても、中学生の息子の学ランを着させるにはまだ暑いんじゃないかと思う日もあります。
夏から秋にかけての衣替えのタイミングって、なかなか難しいものですね。秋の衣替えはいつするのがいいのでしょうか?目安を詳しく調べてみましたよ。
秋の衣替えのタイミングはいつ?
一般的には、秋の衣替えの時期は10月1日としていることが多いですよね。学生の制服を冬用に変えたり、社会人などのウォームビズもこのタイミングでおこなっています。
とはいえ、体感する暑さ寒さは人それぞれです。季節の変わり目になるこの時期は、特に洋服のさじ加減で体調管理することも多いですよね。
加えて、住む場所によっても気温が違うことや、近年の温暖化傾向で時節柄というものが当てはまらなくなってきています。北海道から沖縄まで、同じ10月1日が秋の衣替えに適したタイミングとはならないため、世間の人は何を基準にして衣替えをしているのでしょう?
実は、秋の衣替えをいつするのかは、気温を目安におこなっていくといいんですよ。
秋の衣替えのピークは9月2週目~10月1週目
生活用品メーカーのライオン株式会社の自社製品と生活の知恵を紹介する「Lidea(リディア)」では、ライオン株式会社のアンケートと気象データを基にして導き出した秋の衣替えのタイミングについて記しています。
アンケート結果では、9月2週目~10月1週目に秋の衣替えをする人が多い、とされています。
また、分析によると、そろそろ長袖の準備をしよう、羽織ものを着ようなど秋の衣替えを意識する時期は、最低気温が20℃を境になっていることがわかりました。
最低気温が20℃を目安に衣替えの準備を
しかし、日本各地の最低気温が20℃になる時は、その場所でも同じではなく約2ヶ月半ほどの差が出てくるんです。
大まかに、全国の最低温度が20℃になる日をまとめてみると、以下のようになります。
- 8月20日以前:
北海道・東北地方北部・福島・栃木・群馬・長野・岐阜などの高地 - 8月21日:
東北地方南部・北関東北部・信越地方・北陸地方・愛知など - 8月31日:
北関東南部・関東地方北部など - 9月11日:
千葉など関東地方南部・静岡・奈良・山陽地方など - 9月21日:
静岡・和歌山・三重・四国地方・九州地方南部など - 10月1日:鹿児島
- 10月21日:奄美大島
- 11月11日:沖縄
こうやって見てみると、日本一律で衣替えの日にちをこの日、と決めるのは難しいものですよね。住んでいる地域の最低気温を確認しながら、大体20℃ぐらいになってきたら秋の衣替えの準備をしていきましょう。
衣替えまでの移行期間を設ける
最低気温が20℃になった時に、そろそろ秋の洋服の準備の心づもりをしていきますが、最近の9月中の昼間は案外気温が高く、暑くなることが多いものです。
気象庁のデータによると、1981年~2010年の9月の最高気温の平均値を見ると、以下のようになります。
- 札幌:22.4℃
- 東京:26.9℃
- 名古屋:28.6℃
- 大阪:29.3℃
- 福岡:28.3℃
最高気温を見ると9月もまだまだ暑いのですが、各地の最低気温は20℃前後、北海道では14℃になっています。また、近年は温暖化の傾向で10月でも25度になることもあります。
気温の寒暖差のある秋は、10月に入ったらきれいさっぱりと夏物を片付けてしまわずに、移行期間を設けて臨機応変に対応します。
大体、10月の3週目ぐらいまでは秋冬の洋服に取り換えたクローゼットに半袖をいくつか残しておき、暑さ対策をしておきます。移行期間の気温の様子を見ながら、1週間ほど気温が安定したと感じたら、夏物はしまうようにします。
まとめ
夏から秋にかけては、朝晩の涼しさと昼間の暑さのギャップで体がついていかない、と感じることも多いです。体調管理にも気を付けないといけない季節の変わり目の服装って、大事だと思います。
そう言えば、息子の中学でも春秋の衣替えには移行期間を設けているので、自分の判断で夏服と冬服を着ながら段々と冬服に変えていっています。
秋の衣替えのタイミングも、きっちりとの「この日に」やってしまおうと決めないで、移行期間を作っておくと普段のコーディネートもしやすいですよね。ぜひ参考にしようと思います。