家具を選ぶ際に重要!木材の種類の見分け方
皆さんは家具を選ぶ際、価格やデザインばかりを重視していませんか?実は、何を隠そう私自身がそうなのですが…。
先日主人とフラっと立ち寄った家具店で、口元に手を当てながら家具を吟味している妙齢の男性が目に留まりました。
何やらその男性が家具店の店員さんと話し込んでいたのでちょっと気になって聞き耳を立ててみたんです。
なんと、驚いたことにその男性が家具に使われている木材の種類について質問しているではないですか!
私は今まで木材の種類にこだわって家具を選んだ経験がなかったのでとても驚きました。
木材の種類に興味を持ったのでさっそく調べてみることにしましたよ!
目次
木の種類は大きく分けて2種類
まず、木の種類は大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類に分けられます。
針葉樹
針葉樹はスギやヒノキなど、まっすぐ伸びる木というのが特徴です。
木の細胞と細胞の間の空気の割合が多いため軽く、柔らかく育つという特徴があります。
広葉樹
広葉樹は、葉が広く平たいサクラやケヤキなどです。
針葉樹に比べて幹が太く、曲がっていることが多くあります。
木の細胞と細胞の間に含まれる空気が少ないために木は重く強度があり、傷がつきにくいという特徴があります。
木材の違いと見分け方
ウォールナット材
針葉樹であるウォールナットは、世界三大銘木の一つとされていて高級木材になります。
しかし実はウォールナットは、私たちにとっても馴染み深いクルミの木なんですね。
表面がツルツルしていて触り心地が良いです。
元来、日本ではとても人気の木材なのですが、最近では海外の方でもウォールナットの人気が高くなっているそうです。
ラバーウッド材
広葉樹のラバーウッドは、加工後の手触りは柔らかくとても滑らかです。
そのため子供用の家具にも多く使われています。
ラバーウッドは見た目も綺麗で手触りも良く、さらに低価格という3拍子揃ったとても魅力的な木材です。
コストパフォーマンスを良くするために、ダイニングテーブルの天板にはウォールナットやオーク材を使い、脚の部分にだけラバーウッドを使っている家具も多々見られます。
少々目が粗い木材です。
アルダー材
広葉樹のアルダー材は柔らかいという特徴があり機械加工がしやすいため、家具だけにとどまらずギターなどの楽器にもよく使われる比較的安いもくざいです。
カントリー調の家具によく使われ、節や木目が強いものが多く、濃い色を塗って目立たなくすることも多いようです。
パイン材
北アメリカに多く生息する針葉樹のパイン材。
パインと聞くと『パイナップルの木』と連想する方も多いと思うのですが、実は松の木になります。
加工しやすく他の木材に比べると安価なため、近年の北欧ブームの影響で人気ランキングの上位にランクインするようになりました。
オーク材
オーク材は、涼しい地域で長い年月を経て成長する広葉樹です。実はどんぐりの木なんです。
オーク材は乾燥に弱いので、夏場にクーラーの風が直接当たる場所や、冬場にストーブの熱気が当たる場所への設置は控えてください。
また、直射日光が当たり続けると変色することがあるのでこちらも注意が必要です。
ウイスキーの樽にも使われいて色はナチュラルでやや渋めです。
アッシュ材
北アメリカ全域に分布される広葉樹。
アッシュ材は、適度に硬く弾力性にも富むという素晴らしい性質から、野球のバットやテニスラケット、スキーの板、ボート用のオールなどのスポーツ用品としてもとても人気があります。
木目の特徴は並行で綺麗なライン。そして白っぽいのが特徴です。
まとめ
いかがでしたか?
木材の種類や、それぞれの素材に適した家具がお分かりいただけましたでしょうか?
木材によって硬さや重さ、値段などの違いがあるので、家具の用途や予算に合わせて木材の種類を選ぶと良さそうですね。
私はさっそく、ラバーウッド材で作られた子供用の家具と、オーク材で作られたダイニングテーブルを新調しようと思います。
大切な家具を長く使い続けるためにも、デザインや価格だけではなく素材も吟味して決めたいですね。