ガムテープの跡がイヤ!上手な取り方は?
最近は大きな台風がたくさんやってきて、まるで日本じゃないみたい。いよいよ亜熱帯になってきたんでしょうか。
こうなってみると改めて感じるのは都市部のひ弱さ。これまでこんな大きな台風に見舞われたことがないから、いろんなことの備えも不十分です。もともと台風が多い地方の家のように頑丈なわけでもありません。
軽いスリッパでも強風にあおられて窓ガラスを割ることがあるとか。テレビでは、盛んに尋常ではない強風で考えられる危険なことにつてい報道しています。古い集合住宅で雨戸のない我が家も気が気ではありませんでした。
「雨戸がないのにスリッパが飛んで来たら窓割れるんだろうな…。」と心配していたところ、テレビで窓ガラスを補強する応急処置が紹介されていました。窓ガラスに養生テープを十字に貼るというもの。
これは良い!と思ったものの、我が家には養生テープのストックがありませんでした。一度テレビで放送されてしまうとあっという間に売り切れてしまうので、完全に出遅れです。
取り急ぎ、我が家にあったガムテープで補強。とりあえずこれで良しと胸をなでおろしたところ、ふと後始末が不安になりました。窓ガラスにガムテープの跡が残ったら大変。果たしてうまく剥がす方法はあるのでしょうか。
なんで剥がしにくくなる?
ガムテープはもともと荷物の梱包がほどけないようにしっかりと粘着するのが目的。簡単にはがせてしまっては困ります。一方、養生テープは仮止めとして使えるように、剥がすことを前提に作られています。
つまり、ガムテープを貼って跡が残ってしまうのは当然。窓ガラスに養生テープを勧めていた訳がよくわかります。
ガムテープの粘着面は弾力がありますが、貼ってからの時間が経つと劣化して、だんだんベトベトした状態になってきます。この状態がさらに進むと固まって、さらに粉状に風化してしまいます。
つまり、貼りたての状態では比較的剥がしやすく、時間が経つにしたがって剥がしにくくなるようです。こうなってしまうと厄介ですね。
跡が残らないガムテープの剥がし方
すでに窓に貼ってしまったガムテープ。キレイに剥がす方法はないのでしょうか。
熱で剥がす
割と手ごろに使える方法です。それほど時間がたっていない場合は、熱を加えることによって固まった粘着部分が溶けてきれいに剥がれるようです。熱いお湯に浸した雑巾を当てたり、ドライヤーで熱風を当てることで簡単に温めることができます。
ただしガラス面は熱を加えすぎると割れる場合もありますので、あまり近づき過ぎずに様子を見ながら注意して行いましょう。
熱を加えた後、ガムテープの角から少し剥がしてみます。ストレスなくきれいに剥がれるようなら、ゆっくり剥がしていきましょう。まだ剥がしくい時は、もう少し暖めてから再度剥がしてみましょう。
専用の剥がし材などを使う
熱だけでは落とせなかった場合、専用の剥がし剤などを使用すると良いでしょう。このタイプの商品はホームセンターなどで手ごろなものを手に入れることができます。粘着部分に浸透させて、時間をおいてからこすり取るものです。
専用のヘラなども市販されているので、一緒に使うとより効果的です。
その他、身近にあるものを使って
身近なものの中にも、便利なものがあります。
ガムテープの粘着面がまだベトついているなら、ハンドクリームやコールドクリームを付けて指でこすると意外と簡単に剥がれます。
また、ジッポオイルもなかなかの優れもの。ガムテープの跡にオイルを垂らして磨けば、たいていの場合はきれいになるようです。但し、ジッポオイルはコンビニでも手に入れられる一方、普段使っている人以外にはなかなか他の用途がないというデメリットもあります。
さいごに
手軽に使えるガムテープ。その反面、跡が残って汚らしくなるのがデメリットでしたが、ちゃんと剥がす方法があるのならこれまで以上に気軽に使うことができます。
これを知ってから家の中のガムテープやシールの跡を探し回っています。キレイに剥がれるのは快感なので。