男の子の名前 !一文字が 良くないと言われる根拠と良くないを良くするには?

子どもの誕生は何ものにも代えがたい喜びですが、それとともにパパやママを悩ませるのが名前の命名ではないでしょうか。

皆さんも知っての通り、子どもの名前に使える漢字は「2999字」あるってことです。この数は2017年9月25日に制定されて常用漢字2136字」、人名用漢字863字」を合わせたものなんですね。

この膨大な数の中から一つだけ選んで名前を付けるなんて・・・責任重大ですよね。私の友人は初孫の名付け親として、“一文字命名”を頼まれて安請け合いしたまではいいのですが人名事典片手に数か月も悩み続けたそうです。

「これぞ!」と思った漢字の意味を調べてみると、縁起が良くなかったり、良くない意味を知ったり「ガッカリ」することの連続で大層疲れたと言ってました。

その友人が言うには、「一文字の名前にも、使わない方がいい漢字というのがあってね。」それを知らないで、そのまま使われていることがよくあるというのです。「気を付けないと後で後悔することになるよ。」と、アドバイスしてくれました。

そう言えば、甥の家族の団子3兄弟はみんな漢字一文字なんですよ。加えて、その子どもたちのパパもお祖父ちゃんも一文字でしてね。これは一つ「調べてみる価値はあるかな」という思いに至りました。

男の子の名前一文字はなぜ良くないの?

確かに歴史上、一文字の名前をもって悪と代表された人物として、渡辺綱(わたなべのつな)が挙げられています。坂田金時の悪友で動物虐殺事件や数々の行いで、悪名髙い人物として語られてきているようなんです。

また、過去に凶悪な犯罪者の名前に漢字一文字の名前が多いからとか、あるいは人間ばかりではなく、植物の漢字一文字も人生に例えられて、枯れたり散ったりなどから長生きできないとか、悪くとらえられてしまいがちなのでしょうね。

そもそも漢字一文字の名前が一般的になったのは、明治のころからと言われているそうです。そこで考えられるのは、現在に至るまで数十億人もの日本人が存在してきている訳です。

それ故、漢字一文字の人がどれだけ不幸な人生を送り、悪行をした人がどれだけいたのでしょうか。と言う問いかけには、確かな数値や根拠があるわけではありませんから、納得できる余地もないと言えますよね。

名前の一文字!良くないを良くするには

では、良くないと言われている名前の漢字一文字を、良くするにはどうすればよいのでしょう。まず名前を漢字一文字にしたいと考えているパパやママのために子どもに良いとされる命名の基本とおすすめのポイントとを調べてみましたのでご紹介しますね。

基本は以下です。

    • 1. 名前に使える漢字かどうか
    • 2. 名前は読みやすい方が良い
    • 3. 漢字の由来をよく考えて選ぶこと

次に男の子の名前漢字一文字に、おすすめしたいポイントをいくつか挙げてみますので、参考にしてくださいね。

その1:名前一文字に珍しい漢字を使って個性を出しましょう。
  印象に残る個性的な漢字を使うと、インパクトを与え覚えてもらいやすい。

その2:名前一文字にかっこいい漢字を使いましょう。
  名字とのバランスを考えた男らしいかっこいい漢字は、大人になっても困らない。

その3:かぶらない珍しい名前を考えてあげましょう。
  一文字の漢字は限られると思いがち、二音や三音にも読める珍しい漢字もある。

例えば、

一文字で二音読みのかっこいい漢字

  • 壮(そう)「士」は武士の意味、強い子に育ってほしい男の子にぴったり
  • 哲(てつ)物事を深く考える印象。二文字でもよく使われ一文字でも人気
  • 悠(はる)ゆったりとした雰囲気。二文字でも読みが複数あり人気の漢字

一文字で三音読みのかっこいい漢字

  • 司(つかさ)よく止め字として使用される「司」一文字でもかっこいい名前
  • 隆(たかし)「りゅう」と読むことも男らしい人に多い印象
  • 樹(いつき)大きな樹木のようにしっかりと自立した大人のイメージ

ほかに一文字の画数でおすすめは、「8画」と「13画」にポイントを置くのも良いようですよ。

8画」はすくすくと、健康に育つようにと願いを込めることができます。
例えば

  • 岳(がく)はスケールの大きな大人になるよう願いを込めて
  • 昇(のぼる)向上心を忘れない男の子にぴったり
  • 歩(あゆむ)すくすく育って一歩ずつしっかりと歩んで行く

そして、漢字一文字「13画」は546の登録があるのですが、この画数の運勢が“大吉”とあって、とても人気なんだそうです。
例えば

  • 慎(しん)つつしむ、謙虚で真っ直ぐな男らしさが伝わってきますね
  • 蒼(そう)蒼い空のように爽やかで、伸びやかさがイメージできます
  • 誠(まこと・せい)誠実を感じ、二文字でも使われることの多い人気の漢字

まとめ

いかがでしたか。男の子の一文字名前について照会しましたが、一文字だからと言って、決して不幸になるなんてことはありません。

漢字の成り立ちや意味には様々な言われがあり、姓名判断の有り様もいろいろですよね、親が使いたい漢字や付けたい名前ならば自信を持ってつけてあげることです。

親の想いや願いは辞書や情報よりも強し、子どもにその思いが伝われば語源など関係なく、きっと良い方向に考えることができるはずです。大切なのは人生に夢や希望の持てる名前を付けてあげることなのではないでしょうか。


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