食事のマナー!和食の魚料理の場合のポイントはコレ♪
私は、箸の使い方にあまり自信がありません。だから、大勢が集まるような会食会に参加する時は、私の箸の使い方を見られているんじゃないかと内心緊張しながら時間を過ごしています。
特に和食での魚料理の時には、私の食べ方が食事のマナーとして正解なのか、その度に不安になることもあったので一度ちゃんと調べておこうと思ってはいたものの、時が過ぎれば忘れてしまっていました。
ここ最近の会食の時には、丸々1匹の焼き魚の料理が出ることはあまりなかったので油断していましたが、私にとっては焼き魚は強敵です。この機会に、和食の食事のマナー、特に魚料理の食べ方についてしっかりと学んでみましたよ。
目次
焼き魚の食事のマナーとは?
和食の中でも、焼き魚をきれいに食べることは難しいものです。最初はきれいに箸を入れたつもりでも、食べ進めていくうちに身がボロボロになって見苦しく なってしまうこともありますよね。
魚をきれいに最後まで頂くこととは、命を大事に感謝することと同じであるとも言われています。とはいえ、なかなかうまく食べることが難しいので嫌煙されがちですが、この機会に和食のマナーをしっかり覚えておきたいものですね。
実は、焼き魚だけではなく煮魚でも、和食の魚料理を食べる時のマナーには同一のルールがあります。ポイントを押さえておけば、手順を混乱せずにスマートに魚をいただくことができます。
では、和食の魚料理を食べる時のマナーを見ていきましょうね。
魚料理をいただく時のポイント
魚料理では、和食のマナーとして押さえておくべきポイントがあります。
- 魚はひっくり返さない
- 魚は頭側から尾へ同一方向に食べる
この2点を守ることで、自然に食べやすい流れでいただくことができるようになっています。マナーとは堅苦しく難しいようですが、食べ物をきれいに自然な流れでいただくことができるように考えられたものなのですね。
では、魚の食べ方を順を追って見ていきましょう。
魚料理の食べ方マナー
基本のマナーのポイントは、「頭側から尾に食べ進める」ということです。
1.ヒレを取り除く
まずは、食べる前に背ヒレや胸ヒレを魚本体から取り除きます。取り除いたヒレは、皿の片隅にまとめて置いておきます。
2.中骨に沿って箸を入れる
魚の中骨に沿ったエラ辺りに箸を差し込み、尾に向かって箸を入れて動かしていく。中骨に沿った魚の背側の身と腹側の身を切り離しておくことで、身がはがしやすく食べやすくするためです。
3.頭の後ろから背側を尾に向かって食べる
魚の頭の後ろ辺りから、中骨より上部分(背側)の身を尾に向かって食べ進めていきます。
4.腹側を頭から尾に向かって食べる
背側の身を食べ終えたら、中骨より下部分(腹側)の身を尾に向かって食べ進めていきます。
5.露になった中骨を本体から外す
魚の中骨が見えた状態になるので、魚はひっくり返さずに頭だけを残して中骨を全て外します。中骨をうまく取り外すために、中骨とした側の身の間に箸を入れて中骨を浮かすようにします。
中骨を取り外す時には、尾の手前で骨を折って中骨全体を外します。外した骨は適宜コンパクトに折って、最初に置いたヒレと一緒にまとめて皿の隅に置いておきます。
6.魚の下側の身を食べる
身を食べる順番は先ほどと同じで、まずは背側を頭から尾に向かって食べ進めたら、次に腹側を頭から尾に向かって食べ進めます。食べ終わったら、小骨などもヒレと中骨と同じところにまとめて置いておく。
ごちそうさまでした!
煮魚も基本は同じ!
煮魚は焼き魚よりも、汁気が多く身が柔らかく崩れやすいです。それと、煮魚の場合は頭の身も食べることができます。美味しい身が詰まっているので是非食べましょうね。
煮魚を食べる時に気を付けたいマナーは、やはり身の軟らかさと汁気の多さに関するものです。身が崩れて小さくなってしまったものは、こまめに集めて食べると煮汁が見苦しくならずにきれいに食べられますよ。
また、煮魚の身を皿から口に運ぶ時に汁気が箸先から落ちるのは、「涙箸」と言ってマナー的にも美しくありません。涙箸を防ぐために、煮汁と皿の境目で汁気を切ってから口に運びましょうね。
まとめ
和食での魚料理のマナーは、思っていたよりも難しくなかった!というのが素直な感想です。手順を知っておけば、別に混乱することもなくてきれいに食べることができそうです。
魚料理のマナーのポイントは、
- 頭から尾へ
- まずは背側、次に腹側
- ひっくり返さない
- 中骨を外す
流れを忘れてしまっても、このキーワードだけでも覚えておけば何となく自然に対応できそうですよね。次回の機会には、ぜひ試してみたいと思います♪