LEDと蛍光灯の違い!実質的にメリットがあるのはどっち?

リビングの蛍光灯が遂にチカチカ点滅しだしたのは、昨日の晩のこと。今日のうちに蛍光灯を買いに行かないと・・・と考えていたのですが、頭をよぎるのがLED照明にしてみようかな、ということなんです。

前回蛍光灯が切れた時も、LEDを買ってみようかなと売り場まで行って悩んだのですが、値段も高かったので買うのを止めて結局いつもの蛍光灯を買った経緯があります。

それに、蛍光灯とLEDの違いがいまいちわからないのも、LEDのメリットを知らないのも二の足を踏む原因なんですよね。だったら、今回はちゃんとLEDと蛍光灯の違いについて確認してから買いに出掛けようと思い、さっそく調べてみましたよ!


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LEDと蛍光灯が光る仕組みとは?

部屋の照明になる、という同じ目的のために使用されるLEDと蛍光灯ですが、光を発する仕組みは全然違います。では、まずは蛍光灯から説明していきますね。

蛍光灯の仕組み

この世の電灯の始祖と言えるのが白熱電球で、今でも現役で使われていますよね。電球内のフィラメントに電気を流すと、フィラメントの中の電子が高速に動き、その時に電子同士がぶつかってできる摩擦によって発光する仕組みになっています。

白熱電球は、電子同士の摩擦によって光を生み出していたのですが、蛍光灯の仕組みは少し違います。

蛍光管の内側には蛍光塗料が塗られていて、管内には水銀ガスが入っています。白熱電球の場合は電子同士をぶつけて発光させていましたが、蛍光灯の場合は電子と水銀ガスをぶつけて発光させます。

水銀ガスは発光の効率がいいとされているのですが、とても強い紫外線を発します。しかし、紫外線は目に見える光ではないため、蛍光管内に塗られた蛍光塗料を介して目に見える光へと変換しています。

つまり、白熱電球や蛍光灯が発光する仕組みとは、電子が何かにぶつかってできるエネルギーと言えます。また、白熱電球が発光と共にを発するのは、電子同士のエネルギーが衝突するからなんですね。

では、LEDだとどのような仕組みで発光するのでしょうか?

LEDの仕組み

LEDが発光する仕組みは、蛍光灯の場合と全く違う方法になります。エネルギーを電子にぶつけることで無理やり発光していたのに対して、LEDの場合は電子の持つエネルギーを引き出して無理なく放出させる方法になるんです。

その仕組みをなかなか説明していくのはなかなか難しいのですが、簡単に言うと、電子(N型半導体)と、電子が流れてくる方向に向かって電子が落ちるための穴を持った半導体(P型半導体)が出会った時、電子が穴と結合してエネルギーを発して光になるという仕組みなんです。

このように、今までにはなかった仕組みで無理なく発光させることができるのがLEDなのですが、なかなか照明には実用化されずにいました。というのも、LEDでは白色光を生み出すことができなかったのが原因です。

しかし、1993年に青色光が発明されると共に、光の色の組み合わせで白色光が作られるようになりました。2000年代以降、現在のようにLED照明が大きく注目され続けているんですよ。

LEDと蛍光灯を比べると?

結局、LEDと蛍光灯、どちらがいいのでしょう?2つを比べてみましたよ。

寿命の違い

  • 蛍光灯:約6,000~12,000時間(1日6時間点灯の場合、1,000日〜2,000日
  • LED:約40,000時間(1日6時間点灯の場合、6,666日〜8,333日

蛍光灯を1日6時間使うとして、約2年8ヶ月~5年5ヶ月の寿命ということになります。一方、LEDだと同じ時間だけ使っていても、18年~22年10か月の寿命になるんです。LEDの寿命は、蛍光灯の約4~6倍ぐらいということになりますね。

とはいえ、実際に10年間LED照明を変えることなく使い続けていることを証明できる人は実はいません。LEDが一般家庭に普及したのが、2009年なのでいち早くLEDに乗り換えた人はそろそろ10年、というところになるんです。

そうはいっても、LEDの技術は年を追うごとに進歩しています。寿命に関しては、LEDの方が長くていいといえますね。

購入金額の違い

価格は、販売店によっても違いはありますが、一般的に見るとLEDの方が高価になります。丸形の30形+32形の場合だと、蛍光灯は約900円、LEDだと約3,500~4,500円となります。

一見、LEDの方が購入する時の出費金額は、蛍光灯よりはるかに高価ですよね。LEDの方が蛍光灯の値段の4~5倍します。

先程の寿命の話題でも、LEDは蛍光灯の4~6倍の寿命があるということになります。LEDひとつが約3,500~4,500円に対して同じ年数だけ蛍光灯を使うことになれば、900円×4~900円×6となり、約3,600~5,400円を費やすこととなります。

長い目で考えてみると、蛍光灯よりもLEDの方が経済的ですよね。

電気代の違い

先程例に出た、丸形の30形+32形の場合で考えてみます。

蛍光灯の消費電力の場合は、28W(30形)+30W(32形)で合計で58Wになります。一方、LEDの場合は14W+14Wで28Wです。1日6時間で1年間、それぞれの照明を使ったとしたら、蛍光灯の方がLEDよりも1,800円ほど高いと言われています。

電気代も、LEDの方がお得なんですね。

まとめ

確かに、今までLEDの値段が蛍光灯に比べてかなり高いと感じていたので、購入に至りませんでした。LEDの方が寿命が長い、と何となくは聞いたこともあったのですが、実際蛍光灯と比べてどれぐらい長いのかいまいち実感がありませんでした。

今回調べてみて、LEDにはこんなにメリットがあったことに驚いています。目先の金額だけに惑わされないで、実質を見ないといけませんね。今日これから、早速LEDを買いに出かけます!


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