飛行機の座席でおすすめはどこの席!窓側よりも通路側が安全?

先日家族とテレビを見ていていた時のこと。飛行機事故の再現ドラマを見終わった時に、中学生の息子がこう言ったんです。

「結局、飛行機の座席で一番安全な場所ってどなんだろう?」と。

確かに!それは知りたい。飛行機事故は、自動車の事故が起こるよりも確率が低いから安心だと言われていますが、万が一空中で何かあった時に命が危険にさらされる確率が高いのも事実なんですよね。

過去の飛行機事故から見て、より安全な座席とはどこなのか?詳しく調べてみることにしました。


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過去の飛行機事故から見て安全な座席はどこになるのか?

飛行機は安全な乗り物だと言われています。米国家運輸安全委員会(NTSB)によると、航空機事故で死亡する確率は0.0009%つまり、1100万人に1人の割合になるとのこと。

毎日飛行機に乗ったとしても、8200年に1度のタイミングで事故が起こるか起こらないかの割合だと言われています。しかし、一度飛行機事故が起これば犠牲者もたくさん出るため、私たちの記憶には悪い記憶が刻まれることになります。

ただ、飛行機事故の原因や種類は様々です。事故の原因や状況によっても衝撃を強く受ける部分は異なるため、近年まで事故と座席の関係性を詳しく分析することはなかったとしています。

しかし、PlaneCrashInfoが1950年~2019年6月に発生した航空事故の数1085件の原因を調査した結果、以下のようなデータが得られました。

飛行機事故はどんな原因で起こったのか?

過去69年の飛行機事故のデータを基にしたPlaneCrashInfoの調査によると、原因の割合は以下のようになります。

原因 割合
パイロットの手順ミス・空間的見当識障・降下速度超過・滑走路逸走・燃料不足など 49%
エンジン故障・機器不具合・構造破壊・設計上の欠陥などのメカニカルな部分 23%
乱気流・ウインドシア・視界不良・落雷など 10%
その他 10%

また、ボーイングによるフライトの中のどこで事故が多いかという調査では、離陸時の事故が20%、着陸時の事故が35%となっています。

このように様々な要因で飛行機事故が起こるのですが、座席表データが入手できたものに関して分析したものがあります。

座席の場所と安全性の関係とは?

アメリカ国家運輸安全委員会(NTSB)のデータを基に、ポピュラーメカニクス誌とタイム誌が調査し分析した結果があります。

座席と生存率について

2007年、ポピュラーメカニクス誌は1971年以降の飛行機事故で座席表の入手できたものを分析し、生存率を割り出しています。結果は、以下のとおり。

■生存率

  • 前部座席(図のオレンジ色の部分):49%
  • 中部座席(図のグリーンの部分):56%
  • 後部座席(図のブルーの部分):69%

分析からは、前の方より後ろの方が生存率が高いので安全ということになりますね。

座席と死亡率について

一方、タイム誌が2015年に調査したのは死亡率です。1985年以降の飛行機事故で、座席表が手に入った17事例を基に分析した結果が以下になります。

■死亡率

  • 前部座席:38%
  • 中部座席:39%
  • 後部座席:32%
  • 後部座席の中心位置:28%

やはり、死亡率も後部座席が一番低くなっています。後部座席の中心部分の場合にはさらに死亡率が低いことから、飛行機事故のデータから分析した観点からは、座席は後部の内側がより安全だということがわかりました。

まとめ

今まで起きた飛行機事故のデータを全て分析したわけではないので、絶対に安心である保証はないのですが、これから飛行機に乗る時には参考にしてみたいと思います。

ただ、飛行機に乗って事故に合う確率も本当に低いんです。飛行機に乗る度に、フライト中の時間を事故の心配で費やすのは疲れてしまいますよね。

乱気流などで普段乗っている乗り物とは違った聞き慣れない音や、急にガタガタと揺れたりマイナスのイメージが湧きおこることもありますが、乱気流で事故が起こることはほとんどありません。ガタガタ道を通っていると思っていれば気も楽になりますね。

気持ちを楽に、そして安全な座席でフライトを楽しむことができるといいですね♪


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