魚の泳ぐ速度とは?ベスト10はコレだ!

私の夫の趣味は、船釣りです。天候の良さそうな日を見極めるため、天気図とにらめっこするのが日課です。主に漁場は日本海で、新潟や富山の港に懇意の漁船がいくつかあるんだとか。

今までにも色々な魚を釣ってきたのですが、冬場は大きなブリをつってきたこともあります。他にも、イカ、サバ、カサゴ、サワラ、タイ、アジ・・・もう忘れましたが、私にはよくわからない名前のもたくさん釣ってきた覚えがあります。

釣りが趣味の夫には申し訳ないのですが、魚にあまり興味のない私でも先日に聞き耳を立てて聞くほど、マグロについて興味深い話題をラジオで聞いたんです。

マグロはとても速い速度で泳ぐ魚の代表と言われていますが、臆病な魚のため少しの刺激で驚いてパニックになり泳ぎ回り、限られたスペースで養殖しようとすると壁に猛スピードで激突して死んでしまうんだとか。

魚の泳ぐスピードってどれぐらいの速度なんでしょう?人間の世界だと車ぐらいのスピードが出るんでしょうか?気になるので調べてみました。


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泳ぐ速度が一番な魚とは?

魚は常に全力で泳いでいる訳ではありません。私たち人間が普段移動する時のように、長時間疲れないように歩いたり、または急いでいる時に走ったり、さらに陸上の大会で全力疾走している時のように魚もまた様々な速度で泳いでいます。

魚は水の中を疲れない程度に泳ぎ続ける時には、スピードを出さずに「巡航速度」で泳いでいます。しかし、獲物を仕留める時や外敵から逃げる時などは必死に速度を上げて「突進速度」で泳ぎます。

泳ぐ速度がびっくりするぐらい早い魚でも、それは突進速度で計測したものになります。速度の計測のために魚を一直線に並ばせて、よーいどんで競わせることは到底無理な話ですし同じ条件で計測している訳ではありませんが、突進速度で一番の速度で泳ぐ魚について調べてみました。

では、魚の中で泳ぐ速度が速いベスト10を紹介していきますね。

10位 イワシクジラ 時速60km

イワシが大好物のクジラです。日本の付近では、北海道や東北の沖合に生息しています。

クジラの中では一番泳ぐ速度が速いと言われています。体形はスマートで尾びれが大きく、体を大きくむちのようにゆすって泳ぎます。クジラの中でもダントツで泳ぐのが早いため、今まで調査することが難しくよくわかっていないことも多い魚なんですよ。

9位 ボーンフィッシュ 時速64km

和名はソトイワシで、暖かい海に生息していて、日本の付近では沖縄の海にもいます。釣り人に人気の魚ですが、小骨が多いため食用としては市場で流通していません。

8位 ヨシキリザメ 時速69km

英名ブルーシャーク、流線型の体と鮮やかな色から「世界で最も美しいサメ」と言われています。海の中では鮮やかなインディゴブルーの背中は、海から引き上げるとグレーに変わるため海の中でしか見ることができない美しさを持っていると言われているんですよ。

優雅に泳ぐヨシキリザメの姿です。美しい姿ですが、人を襲うこともある凶暴な魚です。

7位 ソウダガツオ 時速74km

日本各地の沿岸に生息しています。体長は、30~60cmほどで海面近くを群れになって泳ぐ魚です。足が早い(腐りやすい)魚の代表格です。

6位 カマスサワラ 時速78km

日本では南の方に生息しています。口が長く鳥のくちばしのように尖り歯が鋭い魚で、体長2mを超えるものもいる大型魚です。オキザワラや鉄砲サワラとも呼ばれています。

5位 マグロ 時速82km

マグロは時速160kmで泳ぐ、と今までは言われていたのですが、科学の発達に伴い時速82kmの速度で泳ぐことが判明されてきました。水の抵抗をなくすように発達した体は、まさに速く泳ぐためにできたものです。

また、泳ぐことをやめると死んでしまうとも言われていますが、マグロのエラや口は呼吸のために開閉しているものではなく、常に開きっぱなしになっていて口から海水を入れてエラに酸素を送っています。そのため、泳ぎを止めると窒息して死んでしまう、という意味なんですよ。

4位 シャチ 時速89km

海の生態系の頂点に立つ魚とも言われています。とにかく体が大きく体長は5~7mありますが、餌を求めて1日100kmほどを泳ぐことができると言われているんですよ。

知能も高く、群れを作って追い込み漁をしたり仲間同士で会話をして社会的な生活を好む生き物なんです。体のつくりもワニのような骨格をしていて、激しい衝突にも耐えられるように作られています。自動車事故並みの衝撃があるとも言われています。

3位 マカジキ 時速90km

体長3.5m 体重200kgの大型魚です。上顎がまっすぐ細く角のように伸びていて、時に船底に突き刺さるほど突進してくる場合もあります。しかし、本来は、餌となる魚の群れに突進して角でかき回して漁を行うためにあると言われているんですよ。

2位 メカジキ 時速120km

関東圏ではマカジキをオ(男)カジキと呼ぶことから、より大きく曲線的な姿が女性的であることから、メ(女)カジキと呼ばれるようになったとか。カジキの種類は気性が荒いのですが、メカジキは特に獰猛です。

メカジキだけでなくカジキ類の泳ぐ速度がとても速い理由には、角のような口の根元にを生成する腺があり、水の抵抗をなくすよう油によって体をコーティングしているからだ、と言われているんですよ。

1位 バショウカジキ 時速125km

ヘミングウェイの「老人と海」に出てくる魚がバショウカジキです。

扇のように大きな背びれが特徴のバショウカジキは、普段は背びれをたたんでいるのですが獲物を追う時などに背びれを広げ、急旋回したり急停止したりします。

バショウカジキが魚の群れを追いかけている映像です。旋回する姿がよくわかりますね。

まとめ

ベスト10のイワシクジラでも、本気を出したら時速60kmのスピードが出るんですね。私たちが、市道を自動車で走っていれば軽く追い抜かれる速度ですよね。マグロだと、高速道路で運転していて同じぐらいの速度になりますし、メカジキやバショウカジキになると、自動車では追いつけない速さになります。

ちなみに人間が水の中で泳ぐ速度って、時速7.2kmなんです。サバだって時速30kmです。海の中では、魚にはとてもとてもかないませんね。泳ぐ速度の速い魚が何か障害物にぶつかった時には、自動車事故並みの状態になるのもわかりますね。

自動車のようにエンジンが付いている訳じゃないのに、魚ってすごい!時速100km越えでぶつかってこられたら、たまったものじゃありませんね・・・。


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