ホームベーカリーの食パンが膨らまない原因3つはコレ!
以前は、気が向いたらホームベーカリーで食パンを作ってみたりもしたのです。前までは、我が家ではホームベーカリーも結構稼動していたんですが、小麦粉の価格が値上がりした数年前からホームベーカリーはすっかりお蔵入りしてました。
それが、急にホームベーカリーの存在を思い出して、そうしたらもう、出来立ての食パンの美味しさが懐かしくて再び食パンを焼いてみようと思ったんです。
翌日の朝食用にと、久しぶりにホームベーカリーの釜に材料を入れて寝る前にセットしておいたのですが、朝の目覚めと共に鼻をくすぐる焼き立ての食パンのいい香りとは裏腹に、ホームベーカリーの中にあったのは膨らまない食パン。
何で?どうして膨らまないの?慌ててご飯を早炊きでセットして、どうにか朝食は間に合ったものの食パンが膨らまないなんて!
ホームベーカリーで食パンが膨らまない原因について調べてみましたよ。
ホームベーカリーの食パンが膨らまない原因
ホームベーカリーの指示書やレシピ通りの材料で食パンを作っても、うまく膨らまずに焼き上がってしまう場合があります。どんな時に膨らまない食パンになってしまいやすいのか、原因を見ていきましょうね。
イースト菌が原因
イースト菌が古くなっていると、発酵しなくなります。食パン作りで使用するドライイーストは、イースト菌を乾燥させ休眠状態にしています。真空で保存している状態なので、開封した途端にイースト菌の寿命が減っていきます。
冷蔵庫で保存してあっても、イースト菌は大体6ヶ月ほどで発酵しなくなっています。最短で1ヶ月ほどで膨らまなくなることもあるほどデリケートなものなんですね。
また、イースト菌は水分と塩分に弱く死滅してしまうと、発酵能力が無くなります。ホームベーカリーに材料を入れる時には、イースト菌は水や塩とは混ざらないようにしましょう。
小麦粉が原因
食パンがふわふわに柔らかく膨らむのは、イースト菌の発酵によって小麦粉のグルテンが立体網目構造にパン生地を支えているからこそ成せる技なんです。小麦粉の賞味期限は、6ヶ月~1年ほどと言われています。
小麦粉が古くなると、酸化しグルテンの性質が劣化します。そのため、生地が発酵したにもかかわらず支えきれずしぼんでしまうんですね。
他にも、小麦粉の種類にも膨らまない原因がある場合があります。グルテンが生成されにくい全粒粉を使うと、食パンが膨らみにくくなることがあります。どうしても全粒粉の食パンを作りたい時には、グルテン粉を足して作るという人もいますよ。
また、国産小麦粉を使う場合には、輸入小麦粉よりもグルテンの量が少ないので、水の量が同じでも膨らまないということがあります。水の量を15mlほど減らしてみてくださいね。
発酵温度が原因
特に温度の高い夏場に多いのですが、ホームベーカリーを予約タイマーにして常温に置いておくうちに発酵がどんどん進んでしまい、過発酵になってしまうことがあります。
食パンがきれいに膨らむためには、発酵の度合いも関係しています。過剰に発酵してしまうと、大きく膨らむどころかぺしゃんこにつぶれてしまうんです。
過発酵にならないよう、夏場には生地を混ぜる時まで材料は冷蔵庫の野菜室で冷やしておくと適度に冷えるのでおすすめです。水や牛乳も冷たいものを使い、ホームベーカリーは涼しい場所に置くようにします。
まとめ
調べているうちに、私がホームベーカリーで作った食パンがどうして膨らまなかったのか、原因がわかった気がします。恐らく、イースト菌が古かったんです。
お恥ずかしい話ですが、1年前から冷蔵庫にあるイースト菌を使ったことを思い出しました。それじゃあ、食パンも膨らまないよね・・・。一件落着です。
明日の朝起きた時にフワフワの食パンができているように、今夜もリベンジします!新しいイースト菌を買うついでに、小麦粉もなくなりそうだったから買って来ようと思います。