カメレオンの飼育方法って難しい?環境管理がカギ!
先日、友人の家に遊びに行ったんです。今回、友人宅に行った目的とは、実は友人のペットを見てみたかったから。
前回、我が家に来てくれた時には、うちのアクアリウムに興味津々でした。話をするうちに、友人はカメレオンを飼ってるんだ、と言ったんです。
実は私、実物のカメレオンを一度も見たことがありません。というより、友人がカメレオンが好きだったということに、まず驚きました。
だって、どうやって飼育してるのよ?
身近に、カメレオンを飼ってる人って聞いたことがないんだもの。未知の世界、未知の生活。じっとカメレオンを見ていると、おとなしいし案外かわいい。
カメレオンの飼育方法を友人に聞いてみました。
カメレオンってどんな生き物?
カメレオンは、爬虫類、特にトカゲの部類に近い生き物です。その生態は独特で、他の生物には類を見ない発達をしています。
俳優に、どんな役柄でもその人間になり切る「カメレオン俳優」と呼ばれる人がいます。これは、カメレオンの特徴を例えた言葉で体の色が、環境や感情によって変化する様子を表しているんですね。
他にも、両目を個別に動かすことができ、視界がとても広いんですよ。
長く伸ばした舌で、虫を早業で捕まえる仕草は、本当に独特ですよね。野生のカメレオンは森林に生息し、樹木の上が生活の場になっています。
性格は、穏やかでのんびりしています。朝になれば陽の光で体を温め、ゆっくりと獲物を探しに出かけ、お腹が満たされれば木陰で休む、という生活をしています。
ユニークな見た目に穏やかな性格、ペットとしての需要は高いんです。しかし、カメレオンの飼育には注意することが多い、と聞きます。
どんなことに注意して飼育するといいのか詳しく見てみましょうね。
飼育の注意点
カメレオンは、生きた昆虫や動物を餌としています。植物を食べる種類のものもいるのですが、ほとんどは動く生き物を好んで食べます。
目がとてもいいため、動きのない獲物には興味を示さないんです。それに加えて、飽き性ときたものだから餌の調達が大変なんです。
水分補給に関しても、動いていないと水と認識できずに飲みません。
生活環境を整えるのも必須です。ペットとして飼えるものは、マダガスカルのカメレオンです。
寒さに弱いのはもちろんですが、高温にも弱い種類のカメレオンもいます。熱帯性の動物なので、湿度も必要です。
環境や餌の管理が難しいことから、飼育が難しい、といわれる所以なんですね。
カメレオンの飼育環境を整える
過去に飼育が難しい、と言われていたのはカメレオンが未知の動物だった時の話。今では、飼育法が確立されてきているので設備を整えれば、難しくなくなってきていますよ。
カメレオンの棲み処作り
用意するもの
- ゲージ
- 給水機
- 木・観葉植物
- 紫外線ライト
- 霧吹き
- ヒーター
- 餌
カメレオンは木の上で生活する動物です。高さや広さも必要になります。最低でも、幅60cm×奥行60cm×高さ60cmほどのゲージを用意します。
カメレオン用の給水機を使います。雫になって落ちるドリップタイプがおすすめです。カメレオンは、水不足が大敵です。給水機は、重要な命綱になりますよ。
ゲージでの生活の場になります。地面ではなく、木の上を伝って移動をするので、必需品です。自然に近い環境に整えるため、観葉植物の緑も必要ですね。
紫外線を浴びないと、弱って病気になってしまいます。カルシウムが不足する「くる病」の予防のために紫外線ライトを照射してあげます。
熱帯性気候が原産のカメレオンは、湿度が高めでないと過ごせません。朝晩、霧吹きをかけてゲージ内の湿度を確保しましょう。
熱帯性の動物なので、ヒーターで温度管理をします。しかし、熱すぎると弱ってしまうため、注意が必要ですよ。温度の目安は、日中は22℃~30℃、夜間は15℃~22℃にして管理しましょう。
生きている昆虫を餌としています。コオロギを餌にすることが多く、生きている状態を維持するために、コオロギを繁殖させつつ、カメレオンも飼育する人もいます。ペットショップで定期的に購入する方法もありますよ。
カメレオンはデリケートな動物です。
同じゲージに、カメレオンを2匹飼うことはできない、と言われているほどなんです。視界が広いので、多くのものが目に入り自分以外の存在が気になってしまうんです。
ゲージには、必ずカメレオン1匹で飼うようにしましょうね。
まとめ
カメレオンを飼育するには、まずは初期設定が重要なんですね。住みやすい環境が、日本の気候と違うため揃えないといけないものもありますね。
子供も大人も、カメレオンの佇まいには引き込まれてしまいますよね。眺めているだけでも、癒しとワクワクでいっぱいになるんですよね。
さすがに我が家では、熱帯魚の水槽の管理もあるので、カメレオンは買えませんが、とても興味深い動物です。私の中では、余裕ができたら、飼ってみたい動物ナンバーワンです♪