言葉の力!言霊は心理的に実証されているってホント?

口に出した言葉は本当になる」と、幼い頃から母親に言われて育ちました。

だから、人へ発する言葉には気を付けなくちゃいけないし、一度口に出した言葉で取り返しのつかないこととなってしまう、ということを教わった気がします。

日本には古来から、言霊という不思議な力が存在していると言われています。私の母が言いたかったのも言霊だったんだと思います。

だからと言って、発する言葉に気を付けなければならないことと、言葉に特別な力が宿っていることとは別問題だと思って過ごしてきました。そんな気もするんだけど、でもその根拠って何なの?という半信半疑の気持ちでいました。

最近になり、ふと目に入った記事に言霊のことについて書いてありました。とても興味深い!

言葉には特別な力があるの?言霊って本当にあるの?詳しく調べてみました。


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言霊とは?

「言霊」という言葉をWikipediaで調べてみると、

言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。

としています。

古代より、発する言葉には特別な力があって現実の世の出来ごとに影響が及ぼされる、と信じられていました。良い言葉には良い出来事が、不吉な言葉には不吉な出来事が結果として現れるなど、一見すると迷信や非科学的な話のように思えてしまいますよね。

しかし、言霊が現実の世界で引き起こす物事は、心理学的には実証されていることだと言われています。

言霊を心理学的に実証されている!

言霊は、心理学でいうところの「認知的不協和」に当てはまります。認知的不協和とは、思っている事とつじつまの合わない行動をした時の落差に落ち着かない気持ちになることを言います。

例えば、

  • 試験勉強をしなければならないのに、②友達と遊びに出掛けてしまう
  • ①痩せるためにダイエットしたいのに、②食べ過ぎてしまう

①と②では全く違う矛盾した関係なので、私たちは居心地が悪く感じるようになります。そうなると最終的にはどちらかを選択して、つじつまを合わせて矛盾を解消しようとします。

ポジティブな言葉なのかネガティブな言葉なのか、その時に口に出した言葉とじつまの合うように心がどちらかに傾いて行動をしようとします。つまり言霊も同じ理論で、「言ったことが現実になる」ということが起こっても心理学的には不思議ではないことになります。

前向きな言葉であれば、その言葉に伴い良い結果に向かって行動するようになるため、言ったことが現実になるという訳です。昔の人が言葉が特別なもので言霊と言い表したのは、経験を通しながら人の心がどういうものなのか無意識に知っていたからなんですね。

前向きな言葉を使おう!

自分の発した言葉によって、自らの心は影響されることになります。さらに言うと、言葉によって人生が左右されていると言っても過言ではないということになります。

言霊の通り、前向きな言葉によって脳がポジティブなものを選択できるようになるには、普段から使う言葉をポジティブに変えてみることが重要です。

思わず後ろ向きな言葉を発してしまった時、まず初めにその言葉を聞くのは誰でもない自分自身です。マイナスイメージのある言葉もポジティブに変換させてみましょう。

例えば、このように言葉を返還させてみると・・・

  • 頑固 → 意志が固い、自分の意思を持っている
  • 諦めが悪い → 粘り強い、失敗してもくじけない
  • 態度が横柄 → 物怖じしない
  • おしゃべり → 社交的、話し上手
  • 行き当たりばったり → 臨機応変、対応力がある

このように、ネガティブな言葉が前向きな誉め言葉に変わります。

自分自身だけではなく、相手に発せられた言葉にも言霊があります。受け取る側にも影響のある言葉には気を付けないといけませんよね。

まとめ

言霊は、自分にとってプラスにもマイナスにも影響を与えます。誰かを攻撃するつもりで放ったマイナスの言葉も、結局自分が聞いているのと同じこと。そのまま跳ね返ってくることもあるので要注意です。

何の気なしに言ってしまった言葉に後悔したこともありましたが、よく考えて言葉を使うことが自分の人生をより良いものになることにつながっているんだな、と感じました。

これから言葉遣いには気を付けようと思います。


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