絨毯とフローリングのカビ退治は?簡単で効果的な方法とは!
先日久しぶりに大掃除的に部屋の掃除をしました。リビングにある一畳サイズの絨毯をどけたところ、下のフローリングになんと黒カビが!もしやと思ってよく見たら、絨毯にも!
幸い絨毯は小さめサイズで洗剤を使い、水洗いなどでカビ退治がでそうですが、フローリングはどうすれば?浴室用の塩素系洗剤だと色落ちしそう。。。
そこで、絨毯とフローリングのカビ取り方法について、色々と調べてみました。
目次
絨毯のカビ取り方法
まずは、絨毯のカビ取りから。
取り外して丸洗いが出来るものと出来ないもの別に、方法があります。
丸洗いNG、取り外しNGの絨毯
- 消毒用のエタノールを使う
- 酵素系漂白洗剤を使う
雑巾にエタノールを含ませて、絨毯のカビ部分を擦ります。この時、カビの胞子を広げないように、擦る範囲をピンポイントに絞ります。
水で濡らした雑巾を固く絞り、エタノールで消毒した部分を拭き取ります。
エタノール消毒だけでは、カビの黒い色は落とせません。塩素系漂白洗剤だと絨毯が色落ちするので、酵素系漂白剤を使います。
漂白剤の表示どおりに希釈して、雑巾に含ませカビ部分を叩きます。その後、固く絞った雑巾で、漂白剤を
残さないように拭き取ります。拭き残しがあると、色落ちがすすんでしまうことに。
丸洗いOK、取り外しOKの絨毯
水洗いOKなものなら、大型コインランドリーを使う方法も。
家で酵素系漂白剤でカビを叩いたあと、コインランドリーで洗浄と乾燥をかけます。
漂白剤の拭き残しの心配も無く、天日干しよりふっくらな仕上がりに乾燥してくれ、カビ以外の除菌やダニにも効果的です。
フローリングのカビ取り方法
フローリングのカビを取り除くのは、どうやら簡単ではないようです。軽度のカビから奥まで根の張った重症のものまで、段階を追ってみてみます。
拭けば取れる軽度なカビに
掃除機は、吸ったカビの胞子を掃除機の排気口から拡散させるのでNG、
浴室用の塩素系漂白剤もフローリングが色落ちするので使いません。
- 消毒用アルコールを対水で、8:1の割合で希釈し、雑巾を浸して絞り、落ちしないかパッチテストをした後に、フローリングのカビ部分を雑巾で擦り落とす。
- 取れない場合は、ワックスをはがして、再度アルコール拭きする。(ワックスの下にカビが浸透しているため。)
- それでも取れない時は、メラミンスポンジで擦する。
アルコールやスポンジがダメな中度のカビに
ワックスを落としたカビた部分に、フローリング木材に使えるカビ取りスプレー(洗剤)を吹きかけます。
- ビーワンコーポレーションの「カビ対策プロシリーズ:ソフト除去スプレー」
- 純閃堂の「カビブレイク液スプレータイプ」
などが木材に使えるカビ取り剤としてあるようです。
専用スプレーが効かない重症のカビに
フローリングは、薄い板が何層も重ねて貼り合わせした合板です。カビが層の奥まで浸透していると、スプレーでも効きません。
貼り合わせの接着剤が、スプレー剤をブロックしてしまうためです。また、特殊防水加工されたフローリング材(クリアー塗装)では、尚のこと効かないそう。
アレルギーがあって黒カビをどうしても取り除きたい場合は、部分的にフローリング材をはがして、別の床材に取り替えます。
もちろん、フローリング下に床暖設備がある場合や賃貸物件では出来ません。
こちらの動画は、1:10までは、はがし方の参考に。
特殊な電動カッターを使っていますが、カッターで溝に刃を何度も入れて、はがしている方もいます。
1:10以降からは、新たに取り付ける板のサイズ調整をしています。溝のサネ(凹凸)部分が難しそう。
調整が難しければ、カッターナイフで自在にカットできるフローリング風のクッションフロア材を使う手もあります。
色味や厚みで統一感に欠けますが、カビのアレルギーで苦しむなら、見た目はよしとするのも一法です。
さいごに
絨毯は、酸素系漂白剤を含んだ雑巾でカビをこすり、コインランドリーで丸洗いしてふかふかに乾燥させました。
問題のフローリングは、我が家のカビ具合は幸いにも軽症で、スポンジこすりで何とか落とせました。
友人にカビ騒動を話したら、絨毯+フローリングの組み合わせや、フローリングに直布団(万年床は最悪)は、カビにとってはオアシスなのだと教えてくれました。
すのこの上に布団を敷いても、ずっとそのままであれば、寝汗の湿気で、床もすのこもカビがつくこともあるとか。
こまめにすのこや布団も天日干しして、床の通気性を良くしてあげたり、バスタオルや新聞紙ではなく、除湿シートの上に布団を敷くのが良いそうです。
今後はこまめに絨毯の丸洗いしたり、フローリングとの付き合い方に注意していきたいと思いました。