部屋の埃の原因は?部屋の埃を少なくキープする方法!
先日、姉が我が家に遊びに来て、おしゃべりを楽しんでいた時の事です。時間がたったコーヒーカップに埃が浮いているのに気がつきました。
しまった!と思って新しくコーヒーを淹れ直しながら、
「毎日掃除頑張っているのに、部屋の埃が気になって。さっきのコーヒーもごめんね。なんで掃除しても埃っぽいんだろう。」
と姉に私がこぼすと、姉は一通り部屋を見回し、
「これは埃さん、どうぞ溜まって下さい、って言う環境の部屋だよ。」
と言うのです。
ハウスクリーニングのパートをしている姉の目に、私の部屋はどう映ったのでしょう?お掃除のプロの姉に、部屋の埃の原因とその対策方法をじっくりと教えてもらう事にしました。
埃の原因
埃の原因は、主に2つ。布製品と、紙類の繊維くずが大部分を占めるのだそうです。
- 布製品
- 紙類
タオルや服、布張りのソファーにぬいぐるみ、大型なものでは、布団や絨毯、毛布やカーテンもそうですね。
ティッシュやトイレットペーパー、溜まりがちな新聞雑誌に、学校関係のプリント類。
この他に、ヒトやペットの抜け毛、ダニやその死骸にフンも、埃の原因に。意外にも外から人の上着や髪の毛にくっついて入ってくる砂やチリ、花粉などは、家の中の布、紙類から出る埃に比べてすごく少ないのだそうです。
埃を抑える方法
家の埃の原因が分かったところで、どうやって埃のないクリーンなお部屋にするか、その方法を聞いてみました。
布や紙類を置かない
一番の方法は、埃の原因となる布製品や紙類を置かない事です。
- 乾いた洗濯物を部屋に干したままにせず、クローゼットや衣装用チェストにしまう。
- ラグ類、ぬいぐるみ、膝掛けなど極力置かない。
- ソファーは布張りより革張りを選ぶ。
- 新聞紙や雑誌、プリント類は、放置せず
束ねてこまめに資源ゴミに出す。 - カーテンや布団の大物布製品の扱いは適切に。
以前リビングとその隣の和室のエアコンのフィルターを掃除した時、何故か和室の方のフィルターに、綿埃がびっしり。
隣のリビングはさほどでもないのに、何故?と不思議でした。和室のエアコンの下には、部屋干しの洗濯用ハンガーがあり、外から洗濯物を取り込んだ時に一時的にそこにかけたり、部屋干しして乾いているのに面倒だからとそのままのタオルなどが沢山ぶら下がっていたのです。
つまり、洗濯物から出た埃が多かったから、和室のエアコンの綿埃がより凄かったのだと合点がいきました。
風呂場の脱衣所の天井にある換気口や、トイレの換気口も埃っぽかったのは、脱衣所のタオル類がケースや引き出しに収納されず、棚に重ね置きだったり、
トイレはトイレットペーパーを子どもがガラガラと引き出すたびに、繊維くずがモアモアと舞い上がっていたのでしょう。
座るたびに、布が擦れて、繊維くずが発生するそうです。
カーテンは埃がついたまま開け閉めすれば、埃を部屋に拡散する様なもの。定期的なお洗濯を心がけます。布団は天日干しの際、叩かずに表面の汚れをさっと取り除く程度に留めます。
叩くと布団の中の繊維がちぎれて、綿埃の原因となります。中のダニなどが気になる場合は、ふとんクリーナーがお勧めです。
拭き掃除の後の掃除機
掃除する場所や時間帯、掃除のやり方に注意すると、効果的に埃を減らせる様です。
- 場所
- 時間帯
- やり方
- エアコンフィルター、高い棚など、高い位置にある埃をハンディモップで絡め取る。
- 床や先述した埃が溜まりやすい場所にモップがけ(乾拭き)をする。
- 水拭き掃除をする。特に埃が溜まりやすい箇所は、バケツに洗濯用柔軟剤を数滴垂らした水に、雑巾を浸し固く絞って水拭きをする。
- 掃除機をかける。
部屋の隅っこ、テレビの裏側、ベッド下、コードの配線がスパゲティ状態の場所、PC周りなどの埃が溜まりやすい場所は、見て見ぬ振りせずに、ハンディモップをこまめにかけましょう。家電製品周りは、静電気で埃が集まりやすい様です。
「人が動かない=埃が立たない」という事。つまり、朝一番や、留守で人がいなかった帰宅直後などが、埃が床に落ちきった状態で、掃除し易い時間帯の様です。
埃に気がついたら、その場で気になる部分をこまめに掃除するのが一番でしょう。ですがいざ、お部屋を全体的に掃除、となれば、先ずは上から下への掃除が鉄則。
手順はこんな具合です。
ハタキで叩くと舞い上がって、床に落ちきるまで時間がかかってしまいます。
隅に溜まった埃を放置して、床掃除をしても、隅からまた埃が拡散してしまいます。
柔軟剤が静電気を防いでくれるため、拭いた後は、綿埃がつきにくくなるそうです。
拭き掃除で埃をあらかた取った後なので、掃除機をかけても、排気口から床の埃が飛び散る心配がありません。
換気
換気をして空気の入れ替えをこまめにします。マンションは気密性が高い分、空気がこもりがち。空気の入り口と、空気が部屋を通って抜ける出口の2箇所を設けます。
まとめ
「なるほど、この洗濯物だったわけね。」
と部屋干し用ハンガーに干しっぱなしになったタオルや洋服を見て私も納得。早速、この日から、干しっぱなしやめて、洗濯物はクローゼットにしまう様に家族みんなが気をつけ始めました。
フローリングの毎日の水拭きは、ずぼらな私には無理かも、と弱音を吐いたら、
「床の水拭き掃除は週一回のペースで始めてみたら?無理しないで。フローリングはコーティングされていない繋ぎ目部分から水が染み込まない様に、雑巾は固く絞ってね。」
とアドバイスしてくれた姉。先ずは出来るところから少しずつ埃対策していこうと思いました。