古文の助動詞の意味はどうやって覚える?こんな覚え方なら楽にできる!
私は古典が大好き。
枕草子、徒然草、源氏物語など、
名作と呼ばれるものは、
ほとんど読んでいます。
特に好きなのは源氏物語です。
絶世の美男である光源氏が、
もしも現代にいたら、
どんなイケメンだったのか?
想像するともう楽しくて、
しかたありません。
古典には過去の人の考えや知恵が、
たくさん詰まっています。
それを原文で読めたら、
もっと理解や共感できるのになと、
思います。
でも悲しいことに古文は原文では、
読めません。
現代語訳が付いているものでないと、
読めないのです。
それは古文の助動詞の意味が、
よくわからないからです。
古文には助動詞が28種類あって、
それぞれ意味があります。
たとえば推量の助動詞「む」「むず」には、
推量、意志、勧誘、適当、仮定、婉曲と、
意味が6つもあって覚えきれません。
うーんどうしたらいいかしら?
そういえば姪が学校の授業の中で、
古典が一番好きといっていたのを、
思い出しました。
そこで、姪のA子に頼んで、
助動詞の意味の覚え方を、
教えてもらうことにしました。
私「A子ちゃん、古典得意ってきいたけど、
どうやって古文の助動詞の意味を覚えるの?」
姪「古文の助動詞の意味の覚え方?
私のやり方でよかったら紹介するわ。
参考にして。」
A子は早速覚え方を教えてくれました。
語呂合わせで覚える
たとえば推量の助動詞「む」「むず」は、
推量、意志、勧誘、適当、仮定、婉曲と、
6種類あります。
語呂合わせをすると覚えやすいので、
頭の文字を一文字ずつとって、
「すいかかえて」と覚えます。
同じように推量の「べし」も、
推量、意志、可能、当然、命令・義務、適当と、
6種類あります。
こちらも語呂合わせで、
「すいかとめて」と覚えると覚えやすいです。
また同じく推量の「らむ」は、
現在の推量(~しているだろう)、
現在の原因推量(どうして~だろう)、
伝聞(~とかいう)、婉曲(~ような)と4つあります。
これも語呂合わせで、
「らむちゃん現在はスゲエデ」と覚えます。
これはあくまでも一例なので、
覚えやすい語呂合わせをつくってみると、
楽しく覚えられます。
声に出して覚える
もう一つは、声に出して覚える方法です。
リズムよく声を出して助動詞の活用を覚えて、
そのあとから意味を勉強すると、
さらに覚えやすくなります。
過去の助動詞「けり」を覚えるときは
「けり、けら、○(まる)、けり、
けら、けれ、○(まる)」と口に出します。
(○は無いという意味です。)
そのあと助動詞「けり」の意味の、
「過去」(~た)と「詠嘆」(~たのだなあ)を覚えます。
五感を使って覚えると、
脳に印象を深く刻むことができ、
暗記がしやすくなります。
読むことで視覚を使い、
話すことでさらに聴覚を使うことが
できます。
特に、話す行為は、
非常に脳を使う動作なので、
脳に深く刻み込み、
暗記がしやすくなります。
まとめ
姪は古文の授業中に、
助動詞の活用表を常に手元に置き、
こまめに見て覚えていたそうです。
また時間があれば、
声に出して活用や意味を、
覚えていたそうです。
そうした努力が実り、
いまはほとんどの古典を、
原文で読めるそうです。
わたしは姪に教えてもらった方法で、
助動詞の意味を覚えるようにしました。
以前よりは、古文の理解が進んで
かなり原文で読めるようになってきました。
原文を読むことで、さらに
古典の奥深い世界を感じています。