マット運動の技伝授!中学生は知らなきゃ損!?

マット運動は小学校でも体育で習います。でも、中学生になると難易度も上がり、いくつか技を組み合わせていくなどとても難しくなってきます

小学校の時に上手くいかなかった経験があると苦手意識が強くなり、運動は好きだけど、マット運動は苦手…という子も多いのではないでしょうか?

今回は、中学校で行うマット運動の技をいくつか紹介していきたいとおもいます。


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技の系統別一覧

マット運動には、非日常的な動きを体感することで、体の動かし方を理解するという狙いがあります。またその為に練習を工夫し、課題をクリアした時の達成感を味わうという事も目的に含まれています。

技を系統別にしてみると、大きく分けて主に4つの系統に分けられます。
4つの系統と、主な技をいくつか挙げてみました。

前転系

  • 前転
  • 開脚前転
  • 跳び前転
  • 伸膝(しんしつ)前転

後転系

  • 後転
  • 開脚後転
  • 伸膝後転

倒立系

  • 倒立
  • ヘッドスプリング
  • 倒立前転
  • 後転倒立

回転系

  • 側方倒立回転
  • ロンダート
  • 前方倒立回転
  • 前方倒立回転跳び

中学では、これらの技を組み合わせて披露し、テストを行います。

各系統の技のコツとは?

学校で習う技には、どの技にも身に着つけたい力があります。それは、踏み出す感覚、腕を支持する感覚、回転する感覚です。

さらにそれぞれの感覚にも、両足を揃えて踏み切る力や腕を突き放す支持力、回転力を利用する力など、様々な力を身に着ける狙いがあります。

系統別に見て苦手な傾向が分かれば、自分が苦手とする感覚が見えてきます。そうすることで練習の仕方も考えやすくなってくるでしょう。

では、それぞれの系統の技をピックアップしてポイントを紹介していきます。

前転系:開脚前転

開脚前転はその名の通り、前転しながら脚を開いて立ち上がる技です。開脚前転では、回転の勢いや脚を開くタイミングに注意します。
脚は床に着きそうになった時素早く開きます。回転中には開きません。

普通の前転よりも回転に勢いをつけることがポイントです。

脚の開きが足りなかったり、回転の勢いが足りないと起き上がれません。

後転系:伸膝後転

開脚とは反対で膝を閉じ、さらに膝を伸ばしたまま後転します。膝が曲がってしまうことが多いと思いますが、原因は主に前屈の柔軟性不足です。脚を伸ばして後転する時、柔軟性がないと太ももの後ろが痛くなり膝が曲がってしまうのです。

柔軟性はすぐに身につくものではないので、毎日少しづつ柔軟運動を行うといいでしょう。体の柔軟性はケガの予防にもなりますから、やっておいて損はありません。

しっかり前屈すること、手を遠くに着くこと、後転は勢いつけ、しっかりと手で押して起き上がるのがポイントです。

それぞれの動作のポイントを押さえて練習しましょう。無理に起き上がろうとするとケガにつながります

倒立系:倒立前転

数秒間倒立した後に前転して立ち上がります。まず倒立で大切なのは手をつく位置と視線を少し遠めにすることです。初めはテープで目印をつけると練習しやすいかもしれません。

棒になった自分が、天井から吊るされているイメージで倒立します。目線は手と手の間です。

足を振り上げる勢いが弱ければ上がらず、強ければ倒れてしまいますから、練習でこの力加減を見極める必要があります。倒立したら両脚を揃えてつま先もしっかり伸ばします

倒立ができたら前転です。おへそを見ながら前転するのですが、肘を曲げるという意識よりも、視線はおへそのまま、あごを引いて頭から丸くなるようにイメージします。

回転系:側方倒立回転

言葉は難しいですが、要は側転です。側転は、非日常的な運動感覚が必要です。側転の基礎は倒立なので、前述の倒立のコツをつかんでおくと良いでしょう。

ポイントは横向きに回ろうとしないことです。横向きに回ろうとすると、手をつくときに不安定な姿勢になってしまします。進む方向へ体を向け、そして手を横向きにおいて立ち上がるというイメージでやってみましょう。前なにる脚もしっかりと進行方向に向けます。

手もしっかりと伸ばし、いよいよ側転です。手足がつく順番は手→手→足→足です。後ろになった脚は思い切り蹴り上げましょう。手は着いたらすぐに離します。両手が付いている状態ではきれいな側転にはなりません。

回転時のポイントは手足は一直線上に着くということです。マットの真ん中に1本テープを貼り、その線上に手足をつくように練習するのも良いでしょう。

最後に

マット運動ではどの技にも「基本」があります。まずはその基本をしっかりと身につけて、ケガのないように練習していきましょう。

マット運動を通して、今、自分の体がどういう動きをしているのか、目線や手先、足先はどうかなど意識できるようになると、日常生活においても自分の姿勢を客観的に見つめなおすことが出来るようになるのではないでしょうか?


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