お金の単位 に千円を使うのはなぜ?ラクラク 読み方 とそのコツは!

お金の単位って、読みづらい!1万円で良いものを、何で10千円と書いて1万円と読ませているのか意味わかんない!?」と言って聞いてきたのは今年中学生になったばかりの双子の甥と姪です。

私とて学生の時代はあるある摩訶不思議な疑問の一つでしたよ。データとか資料で読む際、何度もつまづいてしまったことを思い出しましたね。

社会人になって仕事をすると数字とは毎日が背中合わせ、桁を省略する表現方法は、社内の昇格テスト資格試験に良く出されるとか、否応なしに学ばされましたのでね。

それで二人には解らないを解らないで終わらせないことに。読み方とそのコツ改めて調べてみようと思いたったんです。


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「1万円」じゃなくて「10千円」と表記する理由は何故なの!

まずは、会社で使う数字の単位は「万円」でなく、なぜ「千円」なのでしょうか?

例えば、英語は“thousand(1,000)、million(1,000,000)、billion(1,000,000,000)”のように、3桁で単位を区切ります。でも日本での単位は“一万、十万、百万、千万、一億、”と言う具合に4桁で区切って表現されます。

国際的な商取引が展開される今日では、単位一つでもルールに大きな違いがあると。会社ごとに方法が違うことになって事がスムーズに運ばなくなります。面倒なことになったらお互い困ることになるので、数字の読み方をどちらかに合わせなければなりませんね。

それで日本は、英語圏の数字の読み方に合わせる方式を選択したということのようなんです。法的にも会社法の規定に基づいた会社計算規則というのがありますが、そこには「~千円」「~百万円」という表記方法をするように法務省が定めているんですね。

会社計算規則では、第五十七条 「計算関係書類に係る事項の金額は、一円単位、千円単位又は百万円単位をもって表示するものとする」と、あるんです。

読み方のコツを学んで覚えよう!

会社に勤務していた頃、決算書や社内レポートが回覧されて、表の一覧に数字の単位があると、一瞬目が点になった覚えがあります。そんな時、先輩から読み方にはコツがあるよと教えられたことがあります。下記にあげたケタ数を例に説明してみるので、参考にしてね。

覚えるステップとして、先輩が言っていてのは「100,000=10万であり1,000,000=100万だから、まずは桁数が6ケタは十万7ケタは百万という、数字6ケタと数字7ケタに慣れることだね。暗記するのが一番の近道かな。」と言っていましたよ。

ヒント:カンマの数

次に大切なのは、簡単ですがカンマは3ケタ単位で増えることです。これ常識ですよね。

だから“6ケタはカンマが1つで十万”、“7ケタはカンマが2つで百万”ですよ。

このことも感を働かせて、桁数とカンマの数でピンとくるまで慣れましょう。

ヒント:単位を変える

そして6ケタと7ケタに慣れたら今度は下3ケタ(000)を取って、千とか百に単位を変えてみますよ。

すると、100,000100千10万1,000,0001,000千100万と言う具合。

だんだん慣れるに従って、直感でも読めるようになるはずです。

さらにここでは、千円、百万円単位の数字と3桁区切りの読み方を一覧表にしてみたので、参考にしてみてくださいね。

千円単位

単位(千円)         読み方
1千円 →           千円
10千円 →           1万円
100千円 →          10万円
1,000千円 →         100万円
10,000千円 →         1,000万円
100,000千円 →        1億円

百万円単位

単位(百万円)        読み方
1百万円 →          100万円
10百万円 →         1,000万円
100百万円 →         1億円
1,000百万円 →        10億円
10,000百万円 →       100億円
100,000百万円 →      1,000億円

終わりに

甥「そっか~!アメリカの表記である3ケタごとにカンマを入れる数え方と一致させるためだったんだね。つまり、日本円の~千円の単位と、アメリカ式の3ケタごとの数え方がぴったりだった。それで今のように使われているって訳なんだね。」

私「そうそう、これが金額の単位に「~千円」を使う理由だということだったんだね。」

姪「会計数字に慣れていれば、社会人になって恥をかくことはなくなるって事か!良くわかりました。」


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