音楽は楽しい!クラシック音楽クイズ
クラシック音楽というと何かとっつきにくいな
と思っていいる人、いませんか?
ドレスやスーツに身をつつんだ人々で
埋め尽くされた大ホール。
針一つ落ちても響くような中での
オーケストラの演奏。
眉間にしわを寄せ、あるいは恍惚とした中で
その旋律に酔う。
それとも最新のオーディオ設備で聞く
CDでしょうか。
学校の特別授業で芸術鑑賞と称して
無理やり連れていかれ、ものすご~く
退屈な時間を過ごしたなんて経験も。
切符が2枚あるんだけどと誘われても、
ちょっと二の足を踏んじゃうのがこの分野。
でもこの頃は、日本人演奏家の海外での活躍が
ニュースとなって聞くことも多くなりました。
高校の吹奏楽部が人気を博したり、
地元地域の楽団ができて
コンサートを開催したり。
目に見えて老若男女、ファンが
増えているのを感じます。
さらに一般ピ-プルには難しそうな
専門的な知識を、漫画やその映画化のヒットが
一挙に身近なものにしてくれました。
ということで、教養としての身に着けるのも
悪くないかなと考えて、今回はクイズ形式で
クラシック音楽について学んじゃおうという趣向です。
ええ、そんなの知らないよう、というあなた。
大丈夫!
安心してください!
交響曲が何番とか、「アンダンテ」って
どういう意味とか、出ません。
ちょっとした雑学。
そう思ってチャレンジしてみてください。
全部で5問です。
問題!
- つぎの3つのうち「クラシック音楽」ではないものはどれ?
- 次の3人のうちかつらじゃないのは誰?
- 次の3人のうち現在使用されている国歌を作曲した人は誰?
- ディズーニーの長編アニメーション『ファンタジア』では
たくさんのクラシック音楽が使われています。
では、次の3人のうち反対に使われていない作曲家は誰? - 次の3人のうちの1人は世界初のレコーディングをした音楽家です。
それは誰?
a. 「鱒」 b.「春一番」 c. 「英雄」
答え:b. 「春一番」
もちろんこれは、今は懐かしいキャンディーズの歌です。
「鱒」はシューベルトのピアノ五重奏曲。
「英雄」はベートーヴェンの交響曲第3番です。
a. ベートーヴェン b. モーツァアルト c. ハイドン
答え:a. ベートーヴェン
一般に衛生状態の良くなかった時代の、シラミやノミ対策として
かぶられていたかつら。
地毛は短く切ってその上にかぶっていたそうで、
起源は何と古代エジプト時代。
彼らは縮れ毛のコンプレックスからだそうで
驚きです。
男性ならば禿隠しや薄毛隠し、女性は専ら
おしゃれのためということで、
実用+ファッションの面もあったんですね。
王室宮廷から始まった流行は
公式の場での着用となっていきました。
貴族などをパトロンとしたハイドンや
モーツァルトはかぶっていましたが、
ベートーヴェンの時代になると市民階級が台頭。
彼は音楽をパトロンのためのものとは考えず
芸術の域にまで高めます。
おもねってかつらなんかつけたりしません。
それがベートーヴェン、さすが!
a. ハイドン b. チャイコフスキー c. シューベルト
答え:a. ハイドン
ドイツ連邦共和国の国歌「ドイツの歌」あるいは「ドイツ人の歌」です。
1792年に神聖ローマ皇帝フランツ2世への
讃歌として作られた、弦楽四重奏曲第77番第2楽章
「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律がもと。
なお、オーストリアの国歌「山岳の国、大河の国」が
モーツァルトの作曲という説がありますが、
こちらは疑わしいそうです。
a. ベートーヴェン b. ショパン c. バッハ
答え:b. ショパン
バッハはトッカータとフーガニ短調、ベートーヴェンは田園交響曲が
使われています。
他には、チャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」、
デュカスの「魔法使いの弟子」、ストラヴィンスキーの「春の祭典」。
ポンキエッリの「時の踊り」、ムソルグスキーの「禿山の一夜」、
シューベルトの「アヴェ・マリア」がそれぞれ編曲の形で使用されています。
a. ムソルグスキー b. チャイコフスキー c. ブラームス
答え:c. ブラームス
1889年12月2日、エジソンの依頼を受け自分の
「ハンガリー舞曲第1番」と他1曲を
自ら演奏し録音しています(蓄音機)。
さいごに
どうでしたか?
クラシック音楽について精通していた人にとっては
こんなの常識、というものばかりだったかもしれません。
ごめんなさい。
でも、それほどではなかった人にとっては楽しめたと思います。
個性豊かな音楽家たちと、その時代について
思いをはせるのは心躍るものがあります。
今度クラシック音楽を聞く機会がありましたら
ちょっと思い出してみてください。