電池の種類!アルカリとマンガンってどう違うの?

今朝、寝起きの高校生の娘が「昨日の夜から電子辞書の電池切れマークが出てるんだけど、電池ある?」と聞いてきたので、電子辞書の電池を入れるところのふたを開けてみたんです。

電池は単3が2つが必要らしく、電池のストック場所を探してみたところ、ありました!残り単3電池3つ。もう一つは、目覚まし時計の電池を変えようと思ったので、ギリギリセーフでした。

ストック買っておかないと、と思いながら娘に電池を2つ手渡した後に、娘が「これってアルカリ電池だよね?アルカリ電池じゃないとダメみたいだよ」と。そういえば、電池の種類ってマンガン電池とアルカリ電池がありますよね。

電池の種類のアルカリとマンガンの違いって何なんでしょう?朝から気になるので、調べてみました。


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アルカリ電池とマンガン電池の違い

電池にはアルカリとマンガンがありますが、普段気にせずに買って使っていることが多いですよね。しかし、電池の種類によって違いがあるので、使い分けした方がいいこともあるんですよ。

マンガン電池

マンガン電池の仕組みは、プラス極側に二酸化マンガン、マイナス極側に亜鉛を用いて塩化亜鉛を電解液にしている電池です。二酸化マンガンと亜鉛を反応させているので、マンガン電池と呼ばれています。

マンガン電池はパワーが弱く、休ませながら使うことで電圧が回復する特徴があります。小さな電力で動かすことができる機器に向いている電池です。例えば、小さな電力で長時間動かし続ける時計や、スイッチで電力を切り替えるテレビなどのリモコン、懐中電灯などはマンガン電池が適しています。

また、マンガン電池には赤い色の物と黒い色のものがありますが、黒の方が電池の容量が赤よりも多く、長持ちと言われています。

アルカリ電池

アルカリ電池の仕組みは、プラス極側に二酸化マンガン、マイナス極側に亜鉛を用いて水酸化カリウムを電解液にしている電池です。二酸化マンガンと亜鉛を反応させているのでマンガン電池と同じですが、電解質がアルカリ性であることからアルカリ電池と呼ばれています。

アルカリ電池はパワーが強く、長持ちする特徴があります。瞬間的に大きな電力を要する機器に向いている電池で、電動歯ブラシやデジタルカメラ、ICレコーダー、モーターの付いたおもちゃなどに適しています。

アルカリとマンガンは一緒に使っていいの?

アルカリ電池とマンガン電池は、それぞれの特徴から適した機器がありますが、どちらでも差し支えない場合に電池が2本必要だったら、アルカリとマンガンを1本ずつなど混ぜて使ってもいいものなのでしょうか?

実は、アルカリ電池とマンガン電池を一緒に使うことで、破裂や発熱、液漏れの原因になってしまう恐れがあるんです。また、アルカリ電池を2本使う時にも同じ銘柄の物でないと、電池容量の違いから過放電してガスが発生、液漏れ、破裂や発熱する危険があります。

さらに、同じ銘柄の電池の場合では、電池を変える時にどちらかだけを新品のものに変えることで、使いかけの電池との容量の差で液漏れする原因になりかねません。電池を変える場合には、使用している全部の電池を取り換えるようにしましょう。

まとめ

今朝の電子辞書に適した電池はアルカリ電池と表記があったので、マンガン電池を入れなくてよかったです。でも、目覚まし時計はマンガン電池の方がよかったんですね・・・。

よくよく調べてみたら、マンガン電池を入れるように表記してあるものにはアルカリ電池は使わないようにしないといけません。というのも、元々微量の電流で事足りる機器に電力の強いアルカリ電池を使うと、過放電を起こし液漏れしてしまう可能性があるとのことなんです。

電池も使用上の注意に気を配って使わないといけませんね。今回調べてみて、これからはちゃんとよく確かめてから電池を変えるようにします。


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