通信教育で取る資格!主婦向けモノの注意点と注目資格5選!
未就学児とママ達が集う親子遊び場での事です。
遊ぶ子供を見守りながら、あるママが
「子供が入園したら、働こうと思って。今から資格とか通信教育で準備しておこうかな。主婦向けにお勧めのってある?」
と聞いてきました。私も出産退職して、子育てが一段落したら仕事したいなぁと思っていたので、通信教育で取得出来る資格は興味津々。
ですが、先輩ママが
「主婦向けの資格はコレ!とか言う情報はネット上でよく見るよね。でも、その通信教育の講座、申込む前に良く吟味しないとね。」
と渋いお顔。資格も注意して選ぶ必要がありそうです。そこで、先輩ママから通信教育で取る主婦向け資格の注意点と、注目の資格を5つ教えて貰う事にしました。
目次
通信教育の「主婦向け資格」の注意点とは?
先輩ママ曰く、資格取得のため安易に通信教育の講座に飛びつくのは禁物だそう。
大事なのは、資格取得の目的をはっきりさせて、費用や時間などの費用対効果をしっかりと吟味する事。
趣味や自己啓発的な教養の為の資格なら、金銭的に許す範囲で取得を目指してもOKです。
が、仕事で稼ぐための資格なら、それが有用かどうかが大事。簡単に取得できる資格は、他の主婦も取れるわけで、仕事上の武器になりにくいと言えます。
主婦向けに人気の通信教育で取得できる資格とは?
では具体的にどんな資格が主婦に人気なのでしょう?
- 医療事務、調剤薬局事務
- 介護事務
- 歯科助手
- ネイルアートデザイナーなどのネイリスト関係
- TOEIC、英検
病院や薬局で治療費や薬代を集計し、国や患者に請求する仕事。病院窓口での会計や案内などを担当します。
介護施設での受付業務や介護報酬請求などの事務手続きをします。
歯科医院で、受付や会計、診療報酬請求や道具の洗浄や掃除などの雑務をこなします。
ネイリストに必要な知識や技術を習得します。
英語力の物差しとして有名ですね。
通信教育で取得したその資格はどこまで使える?
先輩ママが強調したいのが、「簡単に取れる資格は、みんな持ってるから評価されない。」と言うこと。上記の資格は民間認定の資格であり、国家資格ではありません。
- ネイル関係の資格
- 医療、薬局事務の資格
- 歯科助手の資格
- 英語の資格
自宅でネイルサロンを開いて収入を、と夢見たとします。
資格である程度は顧客の信頼を得られても、実際は腕や接客スキルがモノを言う世界。
開業にあたり設備も道具もお金がかかります。対して、収入はと言えば、お友達価格で地道にコツコツと、と言った具合だそう。
応募する段階で皆持ってるくらいで、採用の決め手になるのは、経験です。
笑顔の素敵な容姿が採用の決め手。資格はあまり評価されません。
歯科助手は口に手を入れたり医療行為ができませんから、当然お給料も歯科衛生士とは格差があります。
試験対策の英語と現場では勝手が違います。
「TOEICが使えない」という趣旨ではなく、試験レベルが必要最低限であり、もっと上のレベルで自由自在に使える英語力が職場では求められます。
通信教育で取得!仕事に生かせる注目資格5選
先輩ママが「収入を得る」目的で、通信教育で取得しようと思っている注目の資格を5つ紹介してくれました。
主婦ならではの空き時間を使い、コツコツと勉強するつもりだそう。
登録販売者
副作用の少ない一般的な風邪薬などを販売する場合、店舗に登録販売者を置くことが義務付けられています。
薬剤師に代わる資格者として、薬類を販売したいコンビニやスーパー、ホームセンターなどでの求人が多い点が仕事に繋がる魅力。
試験合格率は60%。3ヶ月程度の通信教育か独学で準備ができます。
保育士
保育士不足の昨今、有資格者が職に困ることはありません。人材派遣型の保育士など、自分の生活スタイルにあった働き方もできるようになってきているそう。
専門の学校や大学卒以外の主婦でも、通信教育で勉強し「保育士試験」に合格すれば資格が取得できます。
合格率は15%の難関資格ですが、ひと様の大切な子供をお預かりする責任を考えれば、ハードルは高くて当然かもしれません。
宅地建物取引士(旧名称:宅地建物取引主任者)
不動産の賃貸や売買で当事者への説明責任を担う取引士。事務所に取引士は〇人以上置くことが決められているので、不動産業界では有資格者は有難い人材と言えます。
通信教育で宣伝される資格の一つですが、合格率16%と簡単ではありません。コツコツと法律関係の勉強が好きな主婦の方には、向いているかもしれませんね。
簿記2級
会社の経理で活躍できます。民間資格ですが、2級以上持っていると企業での評価は高いのだそう。併せて、上の宅建など法律関係の国家資格を持っていると評価もUPされるとか。
ありすぎる市販の問題集などを前に、独学で手さぐりでの勉強に不安な方は、通信教育を利用するのも手です。
介護福祉士
介護職の中でも、上位の資格。介護福祉士からケアマネの資格にステップアップも図れるとか。
資格者は、お給料面で優遇されたり、責任あるポジションになれたりするそうです。
介護施設での実務を3年経験することで受験できますから、パートなどで経験日数を重ね、通信教育で試験準備を進める方法もあります。
さいごに
先輩ママが紹介してくれた5つの資格は、4つが国家資格。残りの簿記は民間資格ではありますが、かなり評価の高い資格。仕事に直結するなら国家資格はポイントが高いですね。
通信教育のCMを見ていると、資格取得後は輝かしい未来があるような気になりますが、その資格自体が採用する側が本当に欲しいモノかどうか、見極めなければなりません。
ニーズがあっての資格。自己満足ではいけないのですよね。「みんなが持っている資格は、武器にならない。」の先輩ママの言葉にはっとしました。
出産退職する前までは、法律関係の事務仕事をしていました。不動産の権利関係など、面白かったような。空き時間をあてて、宅建にチャレンジしてみようかなぁと思います。