耳が痛い!ストレスからめまい?!原因はこれだった!
「耳が痛い」という娘。偏頭痛の前触れに、耳の奥が痛くなることがあるようなんです。たまに、めまいのようにくらくらする時もあるので心配になります。
普段から、娘は耳に関しては人よりは敏感なのかなと感じることがあります。小さなころからピアノを習っていた娘は、絶対音感を持っているためか、日常で気持ちの悪さを感じる音が多いらしいんです。凡人の私にはまったくわからない世界ですが・・・。
先日も耳が痛い、というので耳鼻科で診察を受けてきたんです。原因はよくわからなかったようなのですが、数日処方された薬を飲んで様子を見ていたところ治ってしまいました。
一体何だったんだろう?というスッキリしない気持ちはあったのですが、思い当たることとは娘が忙しい時や休めていない時に大体耳の症状が出るんです。
診察の時に聞いたお医者さんの話だと、耳が痛いのやめまいはストレスが原因の可能性もある、とのこと。病院で聞いた話をまとめてみました。
耳が痛いのはどんな病気?
耳が痛いと感じる時には、耳自体に異常がある場合とその周辺で痛みが起こり耳にも影響が出る場合があるとのことで、耳が痛い時には、主に以下のような病気の可能性があるようです。
- 中耳炎
ウイルスや細菌に感染し、中耳が炎症を起こして膿が溜まっている状態です。 - 外耳炎
耳の入り口付近に傷ができ、細菌に感染して炎症を起こします。 - 耳管狭窄症
飛行機に乗った時など、気圧の変化で鼓膜が内側に引っ張られ痛みが起こります。 - 咽頭炎
ウイルスや細菌に感染し、喉に炎症を起こし耳の奥の方まで痛みが広がるようになります。 - おたふく風邪
おたふく風邪のウイルスに感染し、耳下腺が腫れるため耳にも痛みが広がります。
耳が痛い時には、細菌やウイルスに感染し耳や耳の付近が炎症を起こしていることが多いんですね。しかし、耳が痛いと感じていなくても耳の異常が原因となり、「めまい」の症状が起こる場合もあるので要注意、とお医者さんに言われました。
めまいの原因は80%以上が耳から
自分がぐるぐる回っているように感じる、気が遠くなる感じがする、フワフワして平衡感覚が感じられなくなるなど、めまいには様々な症状があります。実は、めまいの約80%以上は耳の異常によるものだと言われています。
めまいは何らかの原因の二次的症状として起こることが多いため、原因となっていることを見つけて治療していくことが重要となるとのことなんです。耳が原因で起こるめまいには以下のようなものがあります。
内耳の異常によるめまい
耳の鼓膜の奥にある内耳に異常があると、ぐるぐると回るような回転性のめまいを起こすことがあります。
- 良性発作性頭位めまい症
内耳には前庭という部分があり、加速度を感じさせる感覚細胞があります。この感覚細胞に隣り合わせるようにあるのが数百個ある耳石で、人が動いた時に感覚細胞を刺激して加速度を伝える重要な役割をしているんです。
そのうちのいくつかの耳石が剥がれてしまうと、リンパ液で満たされた三半規管に入り込みリンパ液をかき回すことで、脳が間違ったバランス情報を感知して今の体勢とは異なった指令を出してしまい、めまいを感じるようになるとのこと。
耳石の移動が原因なので寝起きなどに起きやすく、めまいを感じた時に頭の向きや姿勢などを変えて耳石が三半規管から追い出されると、数十秒ほどでめまいは消失します。
しかし、1時間や2時間もめまいが続くような場合にはメニエール病の可能性もあります。
- メニエール病
内耳はリンパ液で満たされている状態なのですが、リンパ液が多くなりすぎて水膨れのようになると、激しい回転性のめまいや吐き気、難聴耳鳴りなどを繰り返すようになると言われています。
めまいの起こる発作時間は数十分~数時間と長く、吐き気や耳鳴りや難聴も併発します。発作が治まると難聴は改善されますが、不定期にめまいを繰り返すうちに難聴もひどくなっていくのが特徴のようです。
メニエール病の原因は、内耳のリンパ液が増えてむくんでしまうため、平衡感覚や聞こえの障害が出るとされています。しかし、どうして内耳がむくんでしまうのかは、今だ原因不明だとされているようなんですよ。
しかし、耳が原因でめまいや難聴を引き起こすきっかけがストレスだとされる一説もあるんだそう。
めまいを伴う耳の病気はストレスが原因?!
耳の内部は、頭のほんの少しのスペースに収まるほどとても小さいにもかかわらず、とても複雑で精密に作られています。
めまいや難聴などの症状を引き起こす「良性発作性頭位めまい症」や「メニエール病」がどのように内耳に影響を与え発症するのかは、よくわからない部分もあります。しかし、脳の自律神経の機能が低下することで発症することが研究によりわかってきているとのことなんです。
自律神経とは、睡眠不足や過労・ストレスによって大きく影響を受けます。常にストレスにさらされている状態が続けば、リラックスモードの副交感神経へチェンジすることができずに脳は常に戦闘モードの興奮状態となってしまうんです。
脳で自律神経の交換作業ができなくなり、興奮状態の交感神経だけが優位になり続けると、その状態が当たり前となるので頑張って保とうと働きかけます。とはいえ、いつまでもそれが続くことはできず破綻してしまいます。
頑張り続けた自律神経が破綻した状態に引き起こされるのが、耳の異常になるんですね。ストレスを受けるうちに、リラックスすることを忘れてしまった脳が引き起こす病気と言われているんですよ。
まとめ
今回の受診や娘の症状に思い当たることがいくつかありました。
今朝もそうでしたが、布団から起き上がる時にめまいがする、と言います。そしてそのまま起き上がって立ち「フラフラする」と言いながらトイレの方へ歩いて行きますが、トイレから出てきた時はめまいも治まって何ともない様子なんです。
休日に昼寝して起き上がった時もそう。娘の場合、「良性発作性頭位めまい症」ではないかと思います。ストレスのある時は特に症状が出るのかな、とも感じます。
今度症状が出る時に、改めて耳鼻科に行ってみようと思います。しっかり調べてもらって安心して過ごせるのも、ストレス緩和になりますよね。
また、情報だけで判断せずに、きちんと病院で診てもらって原因を見つけるようにしましょう。耳はとても繊細な部分です。ストレスと関係なく異常がある時は、すぐに病院に行ってみてもらいましょうね!