美容師の給料が安い理由!ブラックスパイラルと3つの業界事情

美容師さんっていうと、なんとなく華やかで
素敵な印象がありますね。

ですが、美容師の知人によると華やかさ
なにそれ美味しいの?と若干キレ気味
訊き返されました。

どうしたのよ?

「美容師になって、3年になるけど
いまだに、給料が上がらない

このままだと、学生時代のバイト代
崩さなくちゃならないかもしれない。

こんなに、頑張って働いているのに
なんで、美容師ってこんなに薄給なんだよ」

と、愚痴っていました。

美容師は給料が安い、とは聞いていましたが
生活が危ういほどとは思いませんでした。

へこみ気味の知人のためにも、ちょっと
調査をしてみよう、と思います。

今回は、美容師の給料が安すぎる!
どうして、こうなった!?
というのを
調べていきたいと思います。


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美容業界のブラックスパイラル

まず、大前提的にどうして、美容師の
お給料が安いのかは、美容業界に問題が
あるのではないかと、言われます。

お金をかけない人、かける人の落差
激しく、出来高制歩合制を取り入れて
いったものと思われます。

今現代には、基本給もあるでしょうが
昔は、本当に儲からない職業の筆頭だった
のではないかと考えます。

ここ最近は、美容ブームが起こっていますが
それでも、スーパーやコンビニと違って
けして、行きやすい場所ではないです。

そのため、店をやっていくには、低賃金
1人に長時間、お客を担当してもらう
と、いうことになります。

これでは、負担が大きいですね。

なので、こうした美容業界の裏側を知って
しまっている人は、美容業界を敬遠して
しまい、職そのものから離れていきます。

で、さらに1人の負担が増える、と。

これが、美容業界が抱えているとんでもない
ブラックスパイラルと、いうわけです。

多すぎる?美容室が洗顔泡状態

これは、都会の方だと特に際立っている
そうなのですが、美容師の数に対して
美容室、というものが多すぎるのです。

美容師という人自体が減少傾向にある
なのに、美容室というスペース自体は
増大中というから、びっくりですね。

少ないスペースで、始められるからという
理由で、美容室があっちにもこっちにも
で、最終的には顔を洗う洗顔泡のように…。

狭いスペースに美容師ではなく、美容室が
みっちり詰め込まれている、と、こうです。

美容師の数が少ないから、結果としてその
美容室に勤める美容師の負担は、大きくなり
知人同様、パンク寸前になります。

別の知人の話では、経営的に黒字の美容室は
2割あればいい方、とのことでした。

これは、他の美容室にお客を取られて
1日の利益が、減少したせい、ではないかと
言われています。

利益がないものは、給料に反映されません
なので、美容師は給料が低いのでしょう。

アシスタントは安く使われる

知人は、アシスタント歴3年とそれなり
経験はあるようですが、アシスタント
というので、お給料は最低限なのです。

アシスタントは、カットを任せてもらえる
までは、ひたすら補助業務をします。

なので、その分、お店への貢献度の低さから
低賃金労働の対象、これにされるのです。

知人が3年もアシスタントをしているのは
なにも、へただからではないです。

店側の事情で、アシスタントとして
雇った方が安くつくから、です。

それでいて、補助の手があり、スタイリスト
(カット業務をする人)は大助かりです。

これは、見直しポイントであると私は
思いますが、美容室としてはなくては困る
なので、現状はどうしようもないです。

新しい人が入ってきて、アシスタント
してくれるか、アシスタントとして人を
雇ってくれるか、でしょうね。

安い店ができて(増えて)しまった

これが、最後の業界裏事情ですね。

そう、安くて散髪をしてくれる店が
増えているのです。

昔では、考えられませんが、1,000円とかで
カットをしてくれる場所があるそうです。

知人のご主人が散髪してもらいに行った時は
髪を切るついでに、まで切られてしまった
そうで、私は怖くてそんなとこ行けません。

散髪中に耳から血が噴出なんて、ホラーじゃ
ないんだから!と、その話を聞いた時は
突っ込んでしまいました。

えー、ですが、都会の方ではちゃんとした
お店だそうですので、とにかく1,000円
選ぶ人は、多いそうです。

これによって、お客が減り、仕方なく
苦肉の策で、周りの店が価格を下げて
でも、集客は思うようにいかなくて……。

これまた、負の連鎖にはまってしまう
ということ、なのです。

価格を下げると、必然的にお給料にも
響いてきますから、良い傾向とは
言いがたいものがありますね。

まとめ

結局、なにがどうなっているんだよ?
という感じですが、要は美容室が
崖っぷちに立たされているということ。

このまま美容師が減少し、美容室が増え
続ければ、そのうち不満がとして
弾けてしまいかねません。

知人には、アシスタントから上がれば
スタイリストになれれば、給料面が少しは
改善されるだろうと伝えておきました。

なんでも、スタイリストになるには、店の
規定試験をクリアする必要があるそうです。

この間、あと一歩で合格したのにと
悔しがっていましたので、そのこと、希望
潰れてはいないと言っておきました。

「よ、よし、じゃあ、次の試験までに
いっぱい練習して腕上げれば、カット担当
できるかもしれないんだな?

なら、もう少し頑張る!アシスタント
なんて、まだひよっこだもんな!」

そういって、自分を励ましていました。

美容業界は本当に関心のない人は、見向きも
してくれませんから、辛いですよね。

こうした事情がありますので、安いから
というだけでなく、美容師の技術料として
私は、お金を落とすことにしています。

なので、美容室は昔から馴染みの
ある店にずっと通っています。

ご夫婦でやっている、個人経営
美容室で、とてもいい所
気に入っています。

今回、調べたことからこれからも
長く、そのお店とは付き合って
いきたいと思いました。


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