空手の帯の色の意味は?帯に刺繍をする言葉は?

息子には空手をしている友人がたくさんいて、お父さんが空手の道場を開いている友人もいます。息子は小さい頃から空手を習っており、息子の友人は道場で空手の先生をしています。最近友人が怪我をして入院してしまいその間だけ、息子が道場を手伝う事になりました。

そこには外国の方も多く通っています。息子が久しぶりに道場を訪れると、空手の帯に色々な言葉を刺繍している方がいたそうです。昔は言葉を入れるのは、黒帯以外はダメだった気がすると言いだしました。そこで改めて空手の帯の色の意味と、帯に刺繍をする言葉を調べてみました。


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空手の帯の色は何種類くらいあるの?

一般的には白帯、黄帯、橙帯、青帯、緑帯、茶帯、黒帯の順です。この色は協会や連盟、団体によって異なります。そこで主な流派の帯の種類をご紹介します。

<新極真会・極真会館・世界総極真>

無級は白帯
10級は橙帯
9級は橙帯に一本線
8級は青帯
7級は青帯に一本線
6級は黄帯
5級は黄帯に一本線
4級は緑帯
3級は緑帯に一本線
2級は茶帯
1級は茶帯に一本線
初段は黒帯に一本線

<極真館>

無級は白帯
10級は橙帯
9級は小豆帯
8級は水色帯
7級は青帯
6級は黄帯
5級は藤色帯
4級は黄緑帯
3級は緑帯
2級は茶帯
1級は茶帯に銀の線
初段は黒帯に金の線

空手の帯の色の意味は?

空手の帯には色々なカラーがあります。ではこの帯の色にはどんな意味があるかご存じでしょうか。空手の帯の色は階級によって分けられています。そこでそれぞれ帯の色の意味をご紹介します。

  • <白帯>
  • 白くまっさらな状態と言う意味があります。

  • <黄帯>
  • 白に一番近い色で初心を忘れないと言う意味があります。

  • <橙帯>
  • 太陽の様にやる気を出すと言う意味があります。

  • <青帯>
  • 水の様に柔軟な心と動きを持つと言う意味があります。

  • <緑帯>
  • 心を落ち着かせて、精神を集中すると言う意味があります。

  • <茶帯>
  • 空手道の土台ができたと言う意味があります。

  • <黒帯>
  • どんな色にも染まらない不屈の精神と技術が身についたという意味があります。

  • <紅帯>
  • 勲章や称号を表し、空手道に貢献したと言う意味があります。

空手の帯に刺繍をする言葉は?

昔は黒帯のみが刺繍を許可されていました。現在は空手も競技化して、カルチャースクールや、公民館の行事などで空手を学ぶ事ができるようになってきました。外国人の空手入部者も多くなり、空手の世界もグローバル化しています。

色帯でも刺繍を入れる人が増えてきました。そこで空手の帯に刺繍をする言葉をご紹介します。

  • 玲瓏(れいろう)
  • <意味>
    美しく澄み切った様子、また玉のように光り輝くさまをいいます

  • 矜持(きょうじ)
  • <意味>
    自分の能力を信じて抱く誇りのことをいいます

  • 泰然自若(たいぜんじじゃく)
  • <意味>
    落ち着いていてどんなことにも動じないさまをいいます

  • 一撃必殺(いちげきひっさつ)
  • <意味>
    一打で相手を倒すことをいいます

  • 内聖外王(だいせいがいおう)
  • <意味>
    内に聖人、外に王者の徳を兼ね備える者をいいます

  • 温故知新(おんこちしん)
  • <意味>
    昔の事をたずね求めて、そこから新しい知識や見解を導くことをいいます

さいごに

武道は作法や師弟関係、決まりが多くあります。また世界中の方が武道を学びたいと、海外でも人気になっています。そんな武道の中でも空手が2020年東京オリンピックから正式種目にもなりました。今まで頑張って空手を習得していた方や、新たに空手を始めてみたいを思う方もオリンピックは一つの目標となります。

現在では空手の試合で緊張したり、厳しい稽古を乗り切るために空手の帯に刺繍をする方も多くいます。その帯の言葉を胸に刻みながら、毎回厳しい稽古に取り組んでいます。息子の友人の道場の子供達は、帯に刺繍をした言葉の様になりたい、刺繍をした言葉負けないと頑張っているそうです。空手の稽古の励みになる自分の思いを刺繍してください。


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