枕無しは猫背に逆効果?!高さと肩の位置がポイント!

現在高校生の娘が、中学生の時に合唱部として参加した時のこと。ステージの袖から中央に歩く娘の姿を見てすごく違和感を感じました。その違和感、いつも何となく感じていたものでしたが、その時ピンときたんです。

遠くから見える歩く娘の姿勢は、猫背で首と頭が前に出ていたんです。横から見ると、てきめんに頭の位置が前にあることがわかりました。後から知りましたが、このような首の状態を「ストレートネック」と言うんですよね。

猫背やストレートネックは見た目も悪いですが、頭痛や肩こりなどの体調不良が起きてくるとも言われています。

娘の場合、その時のビデオを見せたところ自分の歩く姿にかなりショックを受けたようで、普段から猫背にならないように気を付けるようにはなりました。

さらに最近聞いた話では、猫背には寝る時に枕無しがいいらしい、ということ。実際はどうなのか、調べてみましたよ。


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猫背とストレートネックとは?

スマホを見る時に頭が前に出るような姿勢、パソコンなどのデスクワークで長時間同じ姿勢をしている、読書や料理中の時の姿勢など、前屈みでうつむく姿勢が原因になっていると言われています。

生活習慣で起こる姿勢によって、肩が前に出て背中が丸くなり腹部が前に、頸椎(首と頭をつなぐ骨の連なったもの)の形が崩れて頭が前に出る状態になるのが猫背とストレートネックです。

特に、ストレートネックは現代人に急増していて、肩こり・頭痛・吐き気・めまい・ふらつき・目の奥が痛い・眠りが浅い・疲れが抜けないなど慢性的な症状を引き起こします。 

ストレートネックは近年増加

ストレートネックは、「頸椎の前弯減少」と言って何年も前からある症状なのですが、近年スマホの普及によって多くの人がそれに悩んでいると言われています。

本来、約6kgある頭の重量を支えるために、前方向(喉側)に頸椎は緩やかにカーブしています。しかし、うつむく姿勢が日常的になると、頸椎は頭の重さを支えられなくなりまっすぐに変形していきます。

ニューヨークの整形外科医ケネス・ハンスラージ医師によると、スマホを見るために頭を下に15度うつむくと、頭の重さの2倍の重量が頸椎にかかるとのことなんです。

ほぼ真下を向いてスマホを見ている人の首の経度は60度になりますが、こうなると頸椎にかかる重さはなんと27kgにもなります。毎日数時間、10kg以上の負荷を首にかけていれば、ストレートネックになるのも頷けますね。

間違った姿勢を治すには?

猫背やストレートネックなど、身体が本来自然に機能的に保つことのできるポジションとは反する状態の場合、骨や血流などに負担がかかります。

しかし、脳は間違った姿勢の方が「筋肉を使わずに楽」だと認識しているため、体の不調があっても正しい位置に姿勢を置くことができなくなってしまうんです。

正しい姿勢に戻すには、体の軸を支える正しい筋肉の使い方を体と脳に覚えさせなければならないんです。つまり、今まで楽だと思っていた姿勢を止めて、常に猫背やストレートネックにならないように意識することが重要なんです。

また、寝ている間にも猫背とストレートネックを矯正する方法があります。睡眠中の長い時間をただ寝ているだけにせずに、正しい姿勢にするための時間になるんですよ。

睡眠中にできる猫背対策法のポイントは枕にあります。

枕無しは悪化させるのでダメ!

枕の高さが高すぎると、それ自体でもストレートネックの原因になってしまいます。ましてや、ストレートネックの人が高すぎる枕を使い続けると、症状を悪化させることになります。

枕が高すぎるかどうかの目安は、枕を頭の下に置いて寝た時に自分の足が見えてしまうぐらい、と言われています。また、枕の適切な高さで寝ると、目線は真上よりやや下方向に向くので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

とは言え、枕無しで寝るのも首や頭が安定せず顎が引けたうつむき姿勢になってしまうので、結局はストレートネックの原因になってしまうんです。枕は高すぎても低すぎてもダメ、ということなんですね。

では、適度な高さの枕を置いて頭を乗せるだけで猫背やストレートネックの矯正になるのかと言うと、もう一つポイントがあるんです。

猫背対策は肩まで枕に乗せること

枕には頭しか乗せないでいると、布団に着地している肩との間にある首は浮いた状態になってしまいます。猫背やストレートネックの人だからという訳ではなく、姿勢のいい人でも首が宙に浮いた状態で長時間寝ると、肩こりや頭痛の原因になります。

枕には肩まで乗せるようにして、布団と首に隙間のないようにします。肩まで枕に乗せて横になってみると、とても首や肩がフィットして心地よく楽に感じますよ。

まとめ

早速、枕の高さを確認してみたところ、高さは大丈夫。そして、枕に肩まで乗せて横になってみたところ、これはいい!首が支えられて心地が良いです。しかも、よく眠れそうです。

要点は、枕の高さと寝た時に首と布団に隙間ができないようにすることなんですね。

私も、パソコンを使ったデスクワークをしているので姿勢にはかなり気を付けていますが、寝ている時にできることを今夜から実行してみようと思います。


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