子供同士のトラブルでの親の対応!すべきこととは?

去年、小学生の息子が学校で骨折をしたと担任の先生から電話があったんです。本当に驚きました。

病院に付き添ってくださった担任の先生の、我が子には何の落ち度もなかったとの説明に胸をなでおろす思いだったのですが、問題はその後のケガをさせた親の対応です。

実は、以前にも同じ相手が原因でケガをしたのですが、その時にはLINEで「ごめんね」との連絡だけでした。今まで世間話ができる間柄だったのですが、子供のトラブルの対応の仕方で相手の素が見えたことに愕然としたんです。

さすがに、2回目のケガの時にはこちらに出向いて謝りに来てくれたものの、診察の際に付いてきて診察室の中まで入ってこようとしたり、お金で解決とばかりに示談金で今後一切はこの話は終わりと言ってきたんです。

こういう時って、人間性が出ます。

子供同士のトラブルがあった時に、きちんとした対応ができるかどうかって大事なことです。私はあの時のような親の対応は絶対にしない、と身をもって感じました。

子供同士のトラブル時のきちんとした親の対応とはどんなものなのか、徹底的に調べてみました。


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トラブルが耳に入ったら

子供同士の小さなトラブルは日常茶飯事です。特に幼稚園児や小学校低学年など小さな子供の場合は、「やったやられた」のトラブルはよくあることです。

自分の子供がいじわるされれば、やっぱり親としてはトラブルを解決したいと思うのは当たり前ですよね。しかし、親が子供のトラブルに介入するのはどこからが適切なんでしょうか。

ここの線引きは家庭によって違うので難しい所なのですが、トラブルが耳に入った時、どう対応するか親が冷静に判断することがその後にもつながりますよ。

子供の話をよく聞く

まずは子供に何があったのかを聞いてみます。大切なのは子供の話に共感することで、子供は親が自分の話を受け止める姿を見て親への信頼感を抱きます。

また、子供の話は雑なことが多いので、細かな内容をきちんと整理しないと状況を間違えて判断してしまうこともあります。質問の仕方にも注意が必要で、子供は嘘をついているつもりがなくても、誘導される質問に引っかかりやすいと言われています。

子供は、自分の記憶と他人からの情報を混同しやすく思い込みしやすい傾向があります。正確な聞き取りを判断するため、質問は具体的に聞かないように心がけましょう。

親同士で話し合いをしない

子供のトラブルを親同士で話すことは避けましょう。というのも、相手と話す時に、相手の子供を多少なりとも非難することになってしまうからです。

その結果、相手の親に反感を買ってしまい更なるトラブルのもとにもなりかねません。また、良くも悪くも自分の子供からの話を鵜呑みにして正しい判断のできない親もいるため、原因になった方の親が「うちの子供は悪くない」と決めつけていることもあります。

些細なトラブルで相手と直接話をした結果、関係がこじれてしまい周囲を巻き込んでよくない噂を立てられてしまうこともありますよ。

学校や幼稚園を通して話をする

幼稚園や学校では、子供同士で起こったトラブルであれば先生も解決しようと手を尽くしてくれるものです。しかし、子供のことが原因で発展した親同士のトラブルには、当たり前ですが介入してくれません。

幼稚園や学校にトラブルについて話すをする時にも、責めるような口調や感情をあらわにするような言い方は控えましょう。また、子供の言った言葉をそのまま伝えずに、親自身が状況を整理してわかりやすく先生に伝えることが大事です。

感情の高ぶるままに話をして、結局何が言いたいのかわからない、怒っていることだけしか伝わらなかった、というようなモンスターペアレンツになってしまっては元も子もありません。

学校に話す時には、こんなポイントに気を付けて伝えるといいですよ。

  • お互い様の部分もあるので、相手に謝罪を要求している訳ではない
  • 学校など集団生活の場では、トラブルなどの経験に対処する学びも必要
  • とはいえ、トラブルが度重なり解決できず子供も困っている
  • 様子を見ているが、学校でも気を付けて見ていただきたい

被害を受けて冷静になれない気持ちが先立ちますが、「この気持ちをわかって欲しい」という訴えるのは何の解決策にもなりません。今後、解決するために道を付けるのが目的だというのを忘れないようにしましょうね。

加害側になってしまったら?

 
明らかに我が子が原因で、相手にケガをさせてしまった、物を壊してしまったなどのトラブルが起こった場合には、直接相手の家に出向いて謝罪をしましょう。

電話のみでの謝罪は、相手に不快な思いをさせることが多いものです。必ず、非常識な親だと思われます。相手方に謝罪に伺う時は、菓子折りを持ち子供も連れて一緒に謝りに行きましょう。

また、ケガの原因になったことを謝ったら、それで終わりではないことを心得ておきましょう。きちんと誠意を見せることは必要です。

しばらく経ってから、「ケガのお加減いかがですか?」と連絡を入れて様子をうかがうことも忘れずに。ケガをさせてしまったことを反省し、心に留めている姿勢を見せることも今後のお付き合いを考えると大切なことですよね。

まとめ

今となってはですが、決して気分のいい経験ではありませんでした。だからこそ、もし自分の子供が原因で他人の子供に危害を加えてしまった時にどう対処するべきか、しっかりと確認しておきたかったんです。

とはいえ小さなトラブルのうちなら、我が子が自分で問題を解決しようと考え、何か行動に移せるような力を身につけさせることも必要だと感じています。生きていくために、トラブルを回避する力や解決する力も学んでほしいと思います。

しかし、それも親子の会話や信頼があってこそですよね。まずは普段から子供の話を聞き、何かあった時こそ親を信頼して話してくれるような環境を作っておくこと大事ですね。


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