和暦の月の名前!こんな意味が有ったなんて!!

師走ってどんな事か知ってる?
と子供が言って着ました。

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どうやら学校で、師走の意味を
友達から聞いて、印象的だったので
私に聞いてきたようです。

これは、和暦の月の名前を教えるのに
いい機会!

そう思って、和暦の月の名前と、その由来
子供に教えてやりました。

子供的には、「坊さんも走る位忙しい月」
坊さんと言う所に、面白かっただけ
のようですが・・・・


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和暦での月の名前

和暦での月の名前は、どうなっているのかを
最初に教えました。

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一月・・・・睦月(むつき)
二月・・・・如月(きさらぎ)
三月・・・・弥生(やよい)
四月・・・・卯月(うづき)
五月・・・・皐月(さつき)
六月・・・・水無月(みなづき)
七月・・・・文月(ふみづき)
八月・・・・葉月(はづき)
九月・・・・長月(ながつき)
十月・・・・神無月(かんなづき)
十一月・・・霜月(しもつき)
十二月・・・師走(しわす)

聞こえ方が良い物は、直ぐに覚えましたが
「興味はあるけど・・・」的な感じです。

まぁ、小学校2年生ですからね。
難しい話は、嫌いですよね。

弥生、皐月、神無月は、直ぐに音として
思えました。

どうやら、明日にでも学校で自慢するそうです

その時、友達に由来なども、しっかり
話が出来れば、さらにカッコイイと言って
由来まで、興味を持たせました。

それぞれの由来

簡単な由来は、分かっていたのですが
少し詳しく話すために、少し調べてみました。

睦月(むつき)の由来

お正月に、親類縁者が集まり、仲睦まじくする事
から、睦まじい月という事で睦月。

その他には、稲の実を始めて水に浸す事から
「実月」が転じたものと言う説があります。

如月(きさらぎ)の由来

寒いので、着物を更に重ねて着る事
着更着(きさらぎ)から転じた物。

その他にも、気候が陽気になるという
「気更来」から転じた物と言う説があります。

弥生(やよい)の由来

木々草花が、いよいよ生い茂る季節
なってくる事に由来しています。

「いよいよ」と言うのが「弥(いや)」と言い
「生い茂る」と言うのが「生(おい)」と言います。

「いやおい」が詰まって「やよい」となった
という事です。

卯月(うづき)の由来

卯の花が咲く頃という事で、卯月と
なりました。

その他にも、年度初めという事で
一年が新しく始まるという事で「初」とか

「産」とかをいみする「う」が使われた
と言う説があります。

皐月(さつき)の由来

「さ」という言葉は、古くは耕作を意味する
言葉という事で、耕作をする月で
「さつき」となった説が有名です。

その他に、早苗を植える時期なので
「早苗月」が詰まって「さつき」となったと
言う説もあります。

水無月(みなづき)の由来

字を見ると、水が無い月を連想しますが
実は、旧暦の6月は、田に水を張る時期なので
「水の月」となります。

「無」という漢字には「~の」という意味も
ありますので、「水の月」と言うのが
本当の所のようです。

文月(ふみづき)の由来

七夕に書道の上達を祈った行事が元に
なっていると言われています。

書道で文を書く事から、文月と
言う訳ですね。

その他には、稲穂が膨らみ始めるので
「穂含月」から転じたという説もあります。

葉月(はづき)の由来

旧暦の八月は、今で言う9月から10月上旬
位までなので、落ち葉の季節になります。

葉が落ちる月という事で、「葉月」と
なったという説が有力です。

その他には、鴨が初めてやってくる時期
という事もあって「初来月」が転じて
「初月」->「葉月」
となったという説もあります。

長月(ながつき)の由来

旧暦の9月は、今で言う十月から十一月上旬。
段々と夜が長くなってくる頃です。

その為「夜長月」が詰まって「長月」になった
と言うのが有名です。

その他には、雨が多くなる月なので、「長雨月」
が詰まって「長月」
になったという説もあります。

神無月(かんなづき)の由来

出雲の国に、神様が集まるので、その他の地域では
神が居ない「神なき月」が元となっているというのが
一番有名ですね。

神様が集まる出雲地方だけは「神有月」
なっている事を考えると、これが本命な様に思えます。

ただ、水無月の所でも話したように「無」は「~の」
と言う意味があるので「神をまつる月」で「神の月」
と言う説もあります。

霜月(しもつき)の由来

霜が降る時期という事で「霜降月」が転じて
「霜月」となったと言うのが有名です。

その他には、10を一区切りにして
その下の月という事で「下」が転じて
「しも」になったという説もあります。

師走(しわす)の由来

今回の話題の発端ですが、まさに年末で
「坊さん(師匠)も忙しくて走り回る」月
という事で師走となったという説が有名です。

その他に、年が果てるという事から
「としはつ」が詰まって「しはつ」

「しはつ」が変化して「しわす」となった
と言う説もあります。

終りに

子供に教える為に、色々と調べてみると
学生時代に習った物は、有名な一説であった
という事が分かりました。

他の言葉もそうなのですが、時代と共に
色々と変化して変わってきている
言葉も沢山あります。

歴史を文献などで、読み解いていきますが
もしかすると、その時代だけ

違った意味で使われている言葉が合った場合
通説とは違った意味を持って来る歴史的な
出来事があるのかもしれないですね。

それらを思い、少し歴史を見直すのも
面白いかもしれないですね。


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