乾電池の容量は何mah?長持ちと関係あるってホント?!
「お母さん、単三電池もう無いの~?」
また?!いつもの場所にあったでしょ。
と言いつつ、引き出しを覗いてみれば、
あるはずの乾電池のストックが無い!
テレビゲームのリモコンって、そんなに
しょっちゅう入れ替えないといけないの?
この間、買ったばっかりじゃないの・・・
いつもブツブツ言いたくなるんです。
巷では、長持ちする乾電池が売られて
いるのも、もちろん知っています。
でも、そんなに変わらないでしょ、と、
ついつい安い電池を買っちゃうんです。
しかし!
聞いた話では、乾電池の長持ち加減って、
容量が関係しているんですって。
理系の話には、さっぱり疎い私でも納得!
乾電池と容量の関係を調べてみましたよ♪
容量の表し方
乾電池の容量を表す単位は、mAhを使います。
「ミリアン アンペア アワー」と読みます。
放電できる能力の目安を表しています。
1mAを1時間(h)流すことができるのは、
1mAhと表します。
どんな意味なのか、というと、
ことができる。
または、100mAの電流を1時間流せることが
できる。
しかし、乾電池のどこを見ても、「mAh」の
表記はありません。
これには、例えば同じ単三電池でも、種類に
よって容量が変わってくるため、はっきりと
表記できないんですよ。
では、乾電池の具体的な容量とはどれぐらい
なのか、単位別に見ていきましょうね。
乾電池の容量とは?
乾電池は、単位別に分けられています。
見た目も違いますし、用途も変わってきます。
容量の大きなものから、単一電池とされ、
容量が小さくなるにつれ、数字が上がって
いきます。
それぞれの容量は、以下のようになります。
- 単一電池
12,500 ~ 17,000mAh - 単二電池
5,700 ~ 7,700mAh - 単三電池
2,000 ~ 2,700mAh - 単四電池
850 ~ 1,300mAh - 単五電池
650 ~ 900mAh
こうして見ると、それぞれの単位の容量に
幅がありますよね。
同じ「単一電池」として、売られているもので
あっても、容量に違いが出てきます。
容量12,500 ~ 17,000mAhの幅から考えると、
1mAhの電流を流すことのできる時間は、
- 12,500時間流すことができる
- 17,000時間流すことができる
同じ1mAhの電流を流す場合に、4,500時間の
差が出てくることになります。
乾電池の長持ち具合がこんなに違うなんて、
驚きです。
なぜこんなにも、容量の幅があるのでしょう?
それには、乾電池の種類が関係しているんですよ。
電池の種類で長持ち度が違う?!
乾電池には、いくつかの種類があり、
それぞれに違った特徴があります。
- アルカリ乾電池
小電流~大電流まで幅広い用途 - マンガン乾電池
主に小電流領域の用途
リモコン・時計など - リチウム乾電池
主に大電流領域の用途
デジカメ・携帯電話用充電器など
乾電池は、大体どこにでも売っていますが、
100円ショップにも置いてありますよね。
私も、お買い得な乾電池の方を選んで
買うことも多いです。
安く売ってるのは、大体マンガン乾電池。
でも、安いマンガン乾電池だと長持ちしない
ような気がするんです。
詳しく調べてみると、アルカリ乾電池は、
マンガン乾電池よりも約2倍以上長く
使える、とのことなんです。
これは、容量が違うことも関係しています。
単三乾電池の容量を比べてみると、
- アルカリ乾電池 2,000 ~ 2,700mAh
- マンガン乾電池(黒) 1,000mAh
- マンガン乾電池(赤) 700mAh
同じ単三乾電池でも、種類によって容量が
こんなに違うんですね。
同じ電流量を流し続けた時、容量の多い
ものの方が、長持ちすることになります。
まとめ
任天堂のホームページによると、
wiiリモコンの電池は、アルカリ乾電池を
使った場合、30時間ほど使える、とのこと。
これがマンガン乾電池なら、単純に考えて
容量は1/2になるので、寿命は15時間、
ということになりますね。
確かに、マンガン乾電池を使っていれば、
こまめに変える必要はありますよね。
乾電池なんて、どれも一緒だと思ってました。
知らなかった!
アルカリ乾電池が、仮にマンガン乾電池の
2倍以上の値段だとしても、それだけの寿命が
あるんですね。
これからは、値段だけを見て買うのは
やめようと思います(笑)