メールの件名のReは返信の意味じゃないってホント!?

この間、仕事中に社員のYちゃんからこんな質問をされました。

Yちゃん「Mさん、これ見てください。メールの件名にReって付いてるじゃないですか?これ、本当は返信っていう意味じゃないって知ってました?」

わたし「えっ!そうなの!?私はもうずっと前からReply(リプライ=返事・返信)のReだと思っていたけど??」

Yちゃん「みんなそうですよね。私もそうだったんですけどね。この前○○会社のKさんと話していた時に、本当は返信っていう意味じゃないんだよって教えてもらったんですよ~」

皆さんは返信メールの件名についているReの本当の意味ご存知ですか?私は今までReplyのRe以外考えた事もなかったので、自分でも調べて見ることにしました。


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件名に付いているReの由来はラテン語

Reの意味をReply(返事、返信)やResponse(反応、応答)の略だと思っているという方、たぶん多いのではないでしょうか?確かに日本語では返信の意味で使っていますよね。

実はこのReは「リー」もしくは「レー」と読み、ラテン語の「res」が語源なんだそうです。意味は「~について」「~に関して」という意味になります。

なので、よく返信メールの件名に「Re:○○の件について」って書いてしまいますけど、Reをつけることで「~について」と示しているので、「Re:〇〇の件」でいいという事になりますね。ReはReplyやResponseの略ではなかったのですが、勘違いで広まったそうです。

余談になりますが、転送メールの件名につく「Fw」は英語の「Forward」転送する、の略になります。

Re:をつけての返信は失礼?

特に新入社員は、Reをつけたまま取引相手に返信するのは失礼になるのではないか?と悩む人が多いそうです。ですが、これは受け取ったメールに対する返事なのでReをつけたまま返信した方が相手はわかりやすいです。

ただし、やり取りが長くなると「Re:Re:Re:Re:……〇〇の件」のようにRe:だらけになる事があるのですが、このような場合はとても見にくいので、修正します。

「Re:〇〇の件(○○)」のように()の中に数字を入れて整理しても良いですし、追加や修正などメール内容にあった情報を補足するとわかりやすいです。

また、やり取りの流れから内容が変わった時には、Reではなく新たに件名をつけなおすとお互いにわかりやすくなります。

近頃はメッセージのやり取りもLINEで行う事が多い世の中になりましたから、メールでのやり取り自体少なくなっているかもしれません。

メールの件名に「Re:」がいくつも続くメールを見る機会もあまりないので、どうしたらいいか悩むという人がいるのもわかる気がします。

Reを使う時の注意点

プライベートでのやり取りは、LINEがメインの方が多いと思いますが、メールでもやり取りするという場合。ビジネスでのメールのやり取りでReは消しませんが、プライベートでは、内容によってきちんと件名を書き直した方がいい場合もあります。

例えば、お礼のメールで「今日はありがとう」という件名で送ったとします。その返信が「Re:今日はありがとう」で返ってきたら、ちょっと気に障るという人もいるのではないでしょうか。

そんな事全く気にならないというような仲であれば、問題ありませんが、相手に合わせて件名をつけると良いかと思います。

まとめ

LINEよりメールでのやり取りの方が慣れている世代の私は、Re:が続くメールも何度も見てきましたし、実際使ってきました。でも、職場でYちゃんからこの話を聞くまで、ずっとReplyの略だと思っていました。

まさかラテン語が由来だったとはびっくりです。使っている意味的に大きくかけ離れているわけではないので、これまで特に間違った事はしていませんが、長く使っているものでも知らない事ってたくさんあるなぁと改めて思った出来事でした。


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