パソコンキーボードの配列って意味がある!実は打ちにくい配列?
パソコンを使い始めた頃苦痛だった
のはキーの打ち方でした。
慣れるまで少し時間が掛かりました。
文章を作ることも検索することも
キーが打てなくては進めません。
私はローマ字入力ですが最初不思議
に思ったことがありました。
キーボードの配列がアルファベット順
ではないことです。
なぜなのか友人に尋ねたことがあります。
友人は「アルファベットのよく出る順だろう」
と言っていました。
今まで私もなるほどそうだと思っていた
のです。
しかしその友人は「違っていた」と話して
くれました。
これは「わざと打ちにくい配列なのだ」
と言うのです。
変な話だと思い調べてみることにしました。
パソコンキーボードの配列は
タイプライターから移行してきたそうです。
当時から今に至る配列は
「QWERTY(クワーティ)配列」と呼ばれています。
「QWERTY配列」の成り立ち諸説
早く打ち過ぎると絡んでしまいます。
そのためわざと打ちにくい配列にしたもの
が今に至る説です。
タイプバーが絡まない様にした説です。
「TYPEWRITER」と2行目のキーだけで打てる
ようにした説です。
諸説一理あっても全てではないようですね。
特に「わざと打ちにくい」という言葉の
インパクトは理由として面白いかもしれません。
実はこの頃、タイピスト養成学校で
「QWERTY配列」が使われ始めました。
これが「QWERTY配列」の拡がる大きな要因
だったかもしれません。
技術習得が先になり配列の優劣が後回し
になった可能性があるのです。
後にアルファベットの出現頻度を考えて
作られた配列があります。
「DVORAK(ドボラック)配列」といい
この命名は作った人の名前からきています。
しかし「QWERTY配列」の普及のは及びません
でした。
すでに世の中に普及し始めたものを覆す
のは難しかったのでしょう。
今のインターネットの整備と同じで大変な
ことだったのですね。
ここでもうひとつ面白いことに気づかれた
かもしれません。
キーボードの英字最上段の左から、
Qから始まる6文字の並びが「QWERTY」ですね。
「QWERTY」配列の命名はこんなことから
だったのです。
さて、キーボードに目を戻すと日本語のかな
で入力が出来るようになっていますね。
この配列もあいうえお順ではないのにお気づきだ
と思います。
日本語かな入力の成り立ち
かなの配列もカナモジタイプライターからの
移行です。
最初に作った時はキーが42個、
シフトで切り替えて「む」「ぬ」など表記しました。
一応あいうえお順には近かったのです。
しかしキーが48個になった時シフト切り替えの
文字を考慮せず配列しました。
このためあいうえお順の法則性を失ったのです。
まとめ
ローマ字入力でもカナ入力でもこれは好み
だと思います。
ローマ字・英語教育に慣れている年代と
そうでない年代でも違ってくると思います。
私はローマ字入力ですが、単に26文字の
組み合わせが使いやすく感じるからです。
「打ちにくい配列」の真偽はさておき、
日本人にはあらためて関係ないと言えます。
パソコン入力の早さは個人差があり
「目の前の配列に慣れる」に尽きますね。