ハロウィンで玄関をセンスアップするのはどんな置物?
今年もそろそろハロウィンの準備の時期。季節感を大切にするのは日本の伝統ですから、玄関でも季節を感じたいもの。輸入もののイベントですが、お祭り好きなのもこの国の特徴。この際乗ってみたいと思います。
最近は100円ショップなどでも手軽にハロウィンの置物が手に入りますが、せっかくなのでセンス良く飾りたいもの。皆さんはどんな飾り付けでハロウィンを楽しんでいらっしゃるのでしょうか。ちょっと調べてみました。
目次
ハロウィンってどんなお祭り
ハロウィンというと、日本ではコスプレを楽しむイベントとして定着していますが、そもそもハロウィンってどんなお祭りなのでしょうか?
ハロウィンは2000年以上昔にヨーロッパに居た古代ケルト人のお祭り、「サムハイン祭」が起源と言われています。ケルト人の1年は冬の始まりでもある11月1日から始まりました。1年の終わりである10月31日には、死者の霊が家族を訪ねて帰ってくると考えられていました。そこで「収穫を祝い、死者の魂を鎮める」習慣があったのです。
ハロウィンの置物と言えばカボチャをくりぬいたジャック・オー・ランタン (Jack-o’-lantern)。家族の霊だけでなく邪悪な霊や魔女も出てくるので、魔除けのために玄関に炊いた焚火が始まりだそうです。
ハロウィンカラーはどんな色
ハロウィンの雰囲気を演出するには、ハロウィンを連想させる色を選ぶことが大切です。ハロウィンカラーとしてすぐにイメージされる「オレンジ」と「黒」は、サムハイン祭りのテーマである「収穫」と「死」を意味しています。
このほかに白、緑、紫などもハロウィンカラーとしてよく使われますが、特に由来はなさそう。テーマカラーの黒やオレンジとの相性の良さからよく使われているようです。緑や紫は、オレンジとお互いの色彩を引き立て合える関係(補色)に近いため、相性の良い色です。
ハロウィンを連想させるモチーフ
次に、具体的にハロウィンっぽい置物のモチーフを探していきましょう。
ジャック・オー・ランタン (Jack-o’-lantern)
なんといってもハロウィンといえばカボチャをくりぬいたジャック・オー・ランタン (Jack-o’-lantern)です。誰が見ても一目でハロウィンをイメージできます。
オレンジのカボチャだけでも雰囲気はじゅうぶん。最近はお花屋さんで観賞用の小さなカボチャもいろいろ売っています。松ぼっくりや紅葉と一緒に飾ると、ちょっぴり大人のセンスでハロウィンを楽しめます。
黒ネコ、カラス、コウモリ
死を意味する黒は、黒ネコやカラス、そしてコウモリなどのモチーフで演出すると良いでしょう。魔女と一緒にあしらうとぐっとハロウィンっぽくなります。
蜘蛛の巣、お化け
白を演出するのに向いています。白い毛糸で蜘蛛の巣をイメージしたり、お化けの置物を飾ったりすると良いでしょう。
ハロウィンリース
ヒイラギや松ぼっくりを付けるとクリスマスリースですが、代わりにカボチャや紅葉などオレンジを施すとハロウィンのリースになります。黒いリボンなども合いますね。
土台をそのまま取っておいて、クリスマスリースに作り替えることもできるので便利ですね。
さいごに
ハロウィンのことが色々わかったので、今まで以上にイベントを楽しめそう。
仮装した子供たちが「Trick or treat!」(お菓子をくれないといたずらしちゃうよ)と家々を訪問しますが、本来は玄関先に置かれたジャック・オー・ランタン (Jack-o’-lantern)が 灯っていたら訪問しても良いという合図だそうです。
小さな来訪者のために、お土産用のお菓子も用意しておいた方が良いですね。