お酒に酔うメカニズムとは?脳に影響を与えるってホント?!

息子のサッカーチームのチームメイトのお父さん、今日も具合が悪そう、と土日の様子が、いつもよりダルそうなお父さんへのいつもの挨拶ワードは「二日酔いですか?」の言葉です。

奥さん曰く、そんなにお酒強くないのに飲んでると酔って楽しくなっちゃうみたいで・・・気が付けば、毎回翌朝二日酔いになってるんだから・・・。とのこと。

かく言う私も、そんなにお酒は強くありません。生ビール中ジョッキを飲み干す前には、顔は真っ赤で大概ほろ酔いになってしまいます。お酒を飲んでいても人によって酔うペースも違うし、体質の違いと言ってしまえば確かにそうなんだろうな、と納得できることもないのですが、やっぱり不思議です。

お酒に酔うメカニズムってどうなっているんでしょう?詳しく調べてみましたよ。


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お酒に酔うということとは?

普段、お酒を飲んでいて酔って気持ちよくなったり、飲みすぎて足元がおぼつかなくなったり、お酒を飲むことで様々な経験をすることがあります。中には、失敗談もある人もいますよね。

お酒を飲んで「酔う」状態になるのが体のどの部分が影響している現象なのか、あまり意識する機会はありませんが、実はお酒を飲んで酔うこととはアルコールによって脳が麻痺している状態のことを言います。

しかし、なぜ飲んだお酒が脳に影響を及ぼすのか、パッと直結しにくいものですよね。では、具体的にお酒を飲んでからどのように酔うという状況になっていくのか、詳しくメカニズムを説明していきますね。

お酒に酔うメカニズム

お酒にはアルコールが含まれています。アルコールが酔うことと関係している、ということは大体の人が知っていることですよね。アルコールがどのように体に作用して酔いに変化するのか、詳しく見ていきましょう。

まず、お酒に限らず食べたり飲んだりしたものは、まず胃へ流れていきます。お酒の場合も、お酒に含まれるアルコールがまずは胃で20%、腸で80%が吸収されて血液に溶け込みます。

そして、血液の流れに乗ってアルコールは肝臓へ運ばれて分解されていきます。しかし、肝臓で分解されるスピードが追いつかず、アルコールは分解されないまま血流に混ざったまま心臓へ送られ、そして全身に巡っていきます。

当然ながら、アルコールは脳へも巡ります。脳に到達したアルコールは脳を麻痺させるため、コントロールができなくなる状態になります。これが、酔うということになるんですね。

大脳新皮質を麻痺させるお酒

アルコールは、飲み始めてから大体30分~1時間ほどで脳に到達すると言われています。

アルコールは、まず一番最初に理性を司る「大脳新皮質」を麻痺させることがわかっています。この大脳新皮質は、大脳の奥深くにある人間の本能的な部分を司る「大脳辺縁系」を制御する働きがあります。

しかし、アルコールによって大脳新皮質が麻痺してしまうと、普段はストッパーがかかっていた感情がストレートに表れるようになってしまいます。だから、お酒を飲むと陽気になったり、おしゃべりになったり愚痴を言い続けたり泣いたり・・・と、普段は抑え込んでいた感情を理性で止めることができなくなってしまうんですね。

お酒の量で酔いの状態も違う

また、お酒の量によって血中のアルコール濃度によって、酔いの度合いも変わってきます。個人差もありますが大体の目安とすれば、ビール中瓶~1本/日本酒~1合/ウイスキーシングル~2杯で、陽気になり気分もよくなります。

ビール中瓶1~2本/日本酒1~2号/ウイスキーシングル2~3杯で、理性が失われかけほろ酔いになります。お酒を楽しく飲めるのは、大体この段階までです。これ以上の量を飲むと、気が大きくなって大声になり足元もふらつくような酩酊状態に突入します。

さらにアルコールの量が多くなると、脳の麻痺も進みます。ビール中瓶なら4~6本を飲むと、それまでは大脳新皮質のみの麻痺で収まっていたものが、本能の部分の大脳辺縁系にまで麻痺が及びます。同じことを何度も言ったり、千鳥足になり吐き気を及ぼしたり、運動能力にも影響が出てきます。

ここから先もお酒を飲み続けると、記憶を司る海馬にまで麻痺が及び、その時の現状を記憶する能力が無くなり意識もはっきりしなくなります。脳全体が麻痺した状態になると、昏睡状態となり最悪死に至ることもあります。

まとめ

まさか、お酒で酔うことが脳が麻痺している状態だったとは驚きです。さらに、脳が正常に機能せず感情や運動能力をコントロールできなくなっていることに怖さを感じました。

お酒を飲む時は、どれぐらいの量を飲んだら感情の制御ができなくなる、とか自分なりのストッパーが外れるお酒の量というものを察知できるようになれるといいですよね。

私の場合は、生ビール中ジョッキ2杯飲んだらほろ酔いです。これ以上は飲まずにウーロン茶にしておくと、酔いも冷めていくので次の日もアルコールが残らずに爽快に目覚めることができるんです。

一緒に飲みに出掛けた仲間がたくさん飲んでいても、自分のペースや量を崩さずに飲むことは大事ですよね。よく肝に銘じておこうと思います。


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