お茶を飲むなら新茶を飲みたい!美味しい時期はいつ?
冬になると、コタツでお茶を飲みながら
お菓子をつまみながら、録画したドラマを
夜な夜な、夫と堪能する・・・。
冬じゃなくても、お茶とお菓子のセットは
私たちにとって、癒しの必須アイテムです。
なので、我が家では、緑茶が年中
なくならないよう、お安く購入した時に、
袋ごと、冷凍保存しておきます。
ただ、せっかく飲むなら、新茶を飲みたい!と、
常々思うのですが、なかなか小市民。
その時期は、お高いんじゃないの?
と、足踏みしていたのですが、先日、
お土産で、新茶をもらった時の感動が
忘れられず、『お茶はやっぱり新茶だよね!』。
というわけで、改めて美味しい新茶が出る
時期を調べてみました。
新茶が飲みたくなる事、請け合いです。
新茶とは?
新茶というと、『夏も近づく八十八夜♪』
という、『茶摘み』という歌を思い出す方も
多いと思います。
この通り、八十八夜は立春の2月4日頃から
数えて、88日目にあたり、大体5月2日頃です。
正に、その頃に摘まれるお茶を、新茶と一般的に
呼ぶのですが、実は、お茶の収穫時期は年に
4回あるって知っていましたか?
- 4月中旬~5月中旬・・・一番茶=新茶
- 5月下旬~6月中旬・・・二番茶
- 7月下旬~8月上旬・・・三番茶
- 9月下旬~10月上旬・・・四番茶
要は、その年の一番始めに摘まれるお茶を、
新茶というわけですね。
5月2日頃とも、時期が合致します。
なぜ新茶は美味しいの?
新茶って、香りが良く、苦くなく
ほんのり甘い気がしませんか?
何故、そんなに美味しいんでしょう。
その理由として、新茶は冬の寒い間に
養分を蓄える為、旨みの素となるテアニンが
二番茶以降より、多く含まれているからです。
例えると、いちご狩りに行く時には、夜の
寒さに耐えたいちごが、甘さを蓄えた朝一番に
行くのが良い、というのと似た感じです。
また、渋みの素になるカテキンは、日射量が
多くなると増すので、これも最初に摘まれる
一番茶が、美味しい理由の一つです。
美味しい時期はいつ?
お茶屋さんに行くと、
『初摘み新茶』とか『八十八夜新茶』などと
書かれた新茶を、目にします。
同じ新茶じゃないの?と思っていたら、
これには、実は裏事情がありました。
これらは、生産者や販売者が、同じ新茶でも
付加価値を付けて命名したもので、
実は、正確な定義はありません。
大走り新茶
各産地の茶市場で出回る初物、いわゆる
縁起物と言われる物です。
走り新茶に先駆けて、最も早く2~3日以内に
摘まれた芽から、生産された物なので、
希少価値も高く、値も張ります。
走り新茶
4月上旬頃、大走り新茶より1週間後程の
間に摘まれた芽から、生産された物で
こちらも、値が張る物が多いようです。
初摘み新茶
4月下旬から5月頃、それぞれの茶園で
茶芽が柔らかい最初の時期に、手摘みで
摘まれた芽から生産された物、とされています。
なので、こちらも貴重な新茶と言えそうです。
八十八夜新茶
正に、立春から数えて八十八夜前後に摘まれた
芽から、生産された物です。
この頃は、新茶の最盛期なので、お値段も
お手頃になっていると、言えるでしょう。
尚、生産時期は産地によって多少前後します。
初物の、大走り新茶が一番美味しいのか、
というと、美味しい淹れ方を知らなければ
お茶の味を、最大限に引き出せないと思うので、
新茶であれば、きっとどれも美味しいんだと
私は、思います。
さいごに
私がお高い・・・と足踏みしていた新茶は
どうやら『走り新茶』や『初摘み新茶』だった
のかもしれません。
お手軽に新茶を楽しむなら、『八十八夜新茶』から
始めてみようかなぁと、思いました。
どうでしょう、新茶が飲みたくなりましたか?