あじさいの花が咲かない時には?育て方で注意する5つのポイント!

先日実家に遊びに行くと、
ベランダに置いてある鉢植えの
あじさいに目が留まりました。

昨年私が母の日にプレゼントした
鉢植えです。

6月で丁度あじさいが盛りの季節。
なのに、鉢植えのあじさいには、
ちっとも花がありません

母にその事を話すと、

「せっかくもらったのにねぇ。
今年はちっとも花が咲かないのよ。

ちゃんと水やりもしてるのに。
育て方がわるいのかしら?」

とため息交じりに答える母。
何がいけないのか分からない様です。

そこで、あじさいの花が咲ない
理由とはどんな事がかんがえられるのか?

その対処法と育て方について、
調べてみることにしました。


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あじさいの花が咲かない理由

あじさいに花が咲かないのには、
こんな理由が考えられます。

鉢の植え替えをしていない

鉢に中で、根が詰まる
育ちが悪くなります。

あじさいの花が咲かない時には
育て方として、以下の事をすると良いようです。

7月頃の花後(花が咲き
終わった後)に、通気性が良く、

かつ、ある程度の水分を土に
キープさせる大き目の鉢に
植え替えます。

駄温鉢がその条件に合います。

釉薬(ゆうやく)という上薬が
塗られているため、水分を程よく
キープできます。

見た目が似ている素焼きの鉢は、
通気性が良すぎて乾燥しやすく、

乾燥が苦手なあじさいには
向いていない様です。

花が咲かない時には、鉢を見直して
良い鉢に植え替えるのが、良い育て方と
言えそうですね。

剪定の仕方と時期が間違えている

花後(花が咲き終わった後)に
剪定を行わないと、
養分が花に使われ、

10月中に付くべき
花芽にまでまわりません。

この点も、花が咲かない時に
育て方を見直すポイントです。

花芽は、翌年に花になる芽。

花芽が育たなかったり、間違えて
切り落としたりすると、翌年
花が咲かない事になります。

適切な剪定の仕方と時期に
ついては、後ほど詳しく
ご紹介します。

肥料のやり忘れ

植物の育て方で重要な点として
忘れてはならないのが、肥料です。

花後(花が咲き終わった後の夏場)
と冬場に2回肥料を与えます。

花後にやる肥料は、追肥と言い、
花芽をつけさせる為の肥料です。

花芽は10月中に形成されます。

この時に肥料をあげないと
花が咲かない原因にもなります。

この短期間での花芽の生長を
促す為、即効性のある化成肥料か、
液体肥料を施します。

冬場にやる肥料は寒肥と言い、
翌年新しい梢や花を咲かせる
為の土台作りになる肥料です。

やさしく時間をかけて根に働き
かける様に、油かすなどの
有機質肥料を施します。

時期によって与える目的も肥料も
違うので、適切にあげないと育ち
が悪くなり、花が咲きません。

庭などでの路地植えなら、花後と
冬場で各1回ずつで大丈夫。

鉢植えは、土が少ないので肥料も
それに見合った量に減らします。

よって、花後と冬場でそれぞれ
少量ずつ数回にわけて
肥料をあげます。

水不足

水気を好むあじさいは、
乾燥が苦手

鉢植えでは、夏場は特にすぐに
鉢の中の水分が飛ぶので、
乾いたらたっぷり水やりをましす。

良い育て方の基本はやっぱり
水やりですね。

庭植えでは、日差しが強い夏場は
わらなどで土を多い、乾燥を
防いであげるといいでしょう。

日当たりが悪かった

これは、他の植物でも育て方の重要な
注意点ですね。

あじさいは、日向または
半日陰(昼間の数時間日が
当たる場所)に置くと、

育ちがよく花もつきやすい様です。

特に10月の花芽が付く期間は、
日に当てる事がポイントです。

日陰にばかり置くと、
花芽が付いてくれません。

花を咲かせる剪定の時期と仕方

あじさいの育て方で重要な事は
場所と時期に気をつけて
剪定する事です。

剪定方法にも2種類方法ほど
ある様なのでご紹介します。

一段階剪定

花後に一度で剪定を
終わらせる方法です。

花後(7月くらい)に、花の下の
葉っぱが2〜4枚程のところ
切ります。

枝と葉の付け根に、花芽が出るので、
それを切り落とさない様にします。

二段階剪定

花芽を切り落とさない様に慎重に
二回に分けて剪定する方法です。

  1. 花後7月中に、一段階剪定と同じ
    場所で剪定する。
  2. 秋口頃に、1回目で剪定した
    場所から新しい枝が伸びるので、
    その枝の下で剪定する。

花芽は気温が18度以下になって
形成されるのだとか。

であれば、夏場の花後の剪定時には、
花芽の見分けが付きにくく

一段階選定では、花芽を切り落とす
事もあり得ます。

花芽は今年伸びた枝には付きません。
なので、1回目の剪定後に伸びた
新しい枝には付かない事になります。

つまり新しい枝の下で剪定すれば、
花芽を間違えて切り落とさずに
済むわけです。

これが二段階剪定のメリットと
言えるでしょう。

理想の栽培スケジュールとは?

あじさいは、5月から7月下旬に
開花時期を迎え、

10月中に来年花を咲かせる元と
なる花芽をつけます。

花がつかない理由を押さえた
ところで、対処法を時系列
見ていきます。

7月から9月末

  • 花後の剪定
  • 一段階剪定を、また二段階剪定
    の一回目をこの時期に行います。

  • 花後の植え替え(鉢植えの場合)
  • 花芽の付きを助ける為の追肥

9月下旬から10月上旬(秋口頃)

二段階剪定の二回目を、この
時期に行います。

11月下旬から2月(冬)

  • 花芽を大きく育てる為の寒肥
  • 湿度と寒風対策
  • 冬場は乾燥しやすく、湿度が低いと
    育ちが悪くなります。

    土の水分だけでなく、空気中の水分
    にも気をつけるのが良い様です。

    からっ風の様な寒くて湿気の低い風に
    さらされても、上手く育ちません。

    鉢植えをエアコンの室外機の側に、
    置くのは、避けた方が良さそうです。

4月から7月(開花時期)

乾燥や西日に弱いので、暑くなって
土が乾いたら十分な水やりをします。

まとめ

早速、母のあじさいの鉢植えを
調べてみることにしました。

まずは、駄温鉢を用意して、
あじさいの植え替えです。

根がびっちりで、これじゃぁ
窮屈なわけでした。

そして追肥
買った時は青い鮮やかな花をつけていたので、
青色用の追肥を土に施しました。

あじさいには、花の色(青、赤)別
に肥料があるからです。

日当たりのよい場所に鉢を移動し、
冬場に土の上に置く寒肥を母に
託して実家を後にすることに。

調べてみると、色々とあじさいの育て方には
注意が必要ですね。

花が咲かない時には、これらの注意点を
見直した方が良いと言う事です。

来年こそは、綺麗な花をつけて
くれるといいなと思います。


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