里親になる!犬への注意点や引き取るまでの流れとは?
我が家の前の道路を朝夕、毎日のように犬の散歩をする顔見知りの人が何人かいます。
夫は、犬を連れて歩く人を見掛けると挨拶しながら犬を撫でるようになり、今では犬の方からしっぽを振って走り寄ってくるようになりました。あちこちの犬に人気の夫、最近は毎朝散歩している人にも犬を飼ったらいいのに、と勧められているようです。
そこで話に上がったのが、どんな犬でも仲良くなれる夫に、動物保護団体などから里親として犬を譲り受けてみるのもいいんじゃないの?というものでした。
動物との触れ合いがテーマのテレビ番組を見ると、犬の里親になるのは少し大変そうだなというのが印象を受けました。ただ、別の場所では飼うことができなくなってしまった犬の里親になることができたら、きっと幸せでしょうね。
犬の里親になるにはどんなことに気を付けた方がいいのか、注意点を調べてみたいと思います。
犬の里親になるには?
まずは、犬の里親として譲り受けるためにはどんな方法があるのか、見ていきましょう。
犬の里親を募集している情報は、インターネットで「犬 里親 募集」などで検索してみると、かなり見つけることができます。さらに、検索ワードに自分の居住している都道府県を入れれば、より身近な情報を知ることができますよ。
その他にも、都道府県や市の公式ホームページでも積極的に犬の里親を募集している場合もあります。
このように犬の里親を募集している場所には、保健所、動物愛護団体、里親募集サイト、個人など様々あります。たくさんの情報が手に入ってしまうという現状は、犬を何らかの理由で手放してしまう飼い主が後を絶たない、ということでもあります。
犬を保護している団体では、引き取った里親のもとで犬が幸せになることを第一に考えています。そのため、里親になれる人であれば誰でもいいから、というような受け渡し方はしません。
犬の里親になるには、募集先によっても引き取るまでの手順があります。大まかな流れと注意点をを見ていきましょう。
保健所の場合
- 都道府県、市の公式ホームページなどで、犬の情報を確認する
- 譲渡会(開催日が決まっている)で実際に犬の様子を見る、
心構えや飼い方などの事前講習を受ける - 譲渡の申請書を提出し、保健所による可否を待つ
保健所から犬の里親として認められるには、いくつか条件があります。
- 犬を飼養できる住宅に居住していること
- 適切な健康管理をし、不妊・去勢手術を施すこと
- 家族全員の同意を得ていること
- 愛情と責任を持って終生飼養すること
- 譲渡後に保健所職員がご自宅を訪問することがあります
- 譲渡時に犬の登録をおこない、譲渡後はすぐに狂犬病予防注射を受けること
すべて動物を飼う上で当たり前の内容ですが、犬の里親として認められるには飼養する環境や意思をしっかり持っているかどうか確認されます。
民間団体の譲渡会に参加する場合
- 民間団体が運営している里親募集のサイトで、犬の情報を確認して性格など踏まえて里親として生活できるか考慮する
- 申込フォームなどから里親として希望の意思を伝える
- 決められた日にドックカフェや公園などで犬とお見合いし、問題がなければ犬と数週間暮らして(トライアル)様子を見る
- トライアル期間を問題なく終えることができれば、正式な譲渡手続きをする
民間団体の里親募集サイトでは、それぞれの犬の細かな情報が提示されています。犬によっては苦手なものや注意して欲しいもの、絶対にして欲しいことなどもあります。
民間団体から譲渡、犬の里親となるためには、二度と保護犬とならないよう里親側に厳しい条件を付けることが多い、と言われています。例えば、ペット可の賃貸契約書を見せる、一人暮らしは許可しないなど、自宅を訪問し確認する場合もあります。
犬の里親になる時の注意点
ペットショップと違い、譲渡の時に発生する生体代は無料です。しかし、譲渡前までにかかった避妊手術代やワクチン代などは請求されることが多いです。
保健所や動物愛護団体に引き取られている犬たちは、様々な事情や過去があります。悲しい経験がトラウマになって神経質になり、里親に慣れるまで時間がうんとかかることも多いです。
なかなかなれない犬に対して、焦らずに見守り続けることも里親として犬を受け入れるためには必要なことになります。
また、小さい子供や小動物、他の飼い犬がいない家庭が里親として優先することが多いと言われれいます。というのも、新しい場所での生活で神経質になっている犬がストレスと感じたり、事故につながる可能性もあるからなんです。
里親になるためには、引き取る犬を優先すべき点もあることは否めません。
まとめ
保護された犬の里親になるまでには、いくつかのステップや条件があるんですね。犬の様子を見に行って、すぐにでも引き取って来ることはできません。
我が家の場合、里親になるために必要な条件は恐らくクリアできると思います。ただし、犬との向き合い方を考えたら、家庭の事情的には子供たちが中高生で部活などで忙しいため、数年後の方が都合がいいように感じています。
子育てが落ち着いた頃、里親募集などのサイトを見てみようと、一時の感情に流されずしっかりと考えてみることにします。