進路に悩む?志望大学が決まらない高校生のためのステップ!
高校2年生の息子が、ある日学校で受けた全国模試の結果を見て、「大学、どうしようかな。。」とため息混じりにつぶやいています。成績は中の下。
そろそろ進路を見据えて、志望大学を決めたい時期ですが、なかなか決まらない。
息子の場面、馬鹿がつくほどにテニス好きで、毎日テニスの部活に没頭し、「なりたい職業は?興味ある大学の学部は?」と言われても、「うーん????」と頭を傾げる息子。
重症です。進路決めのヒントとなるものがありません。
そこで、進路選びで志望大学が決まらない高校生が踏むべきステップについて、調べてみました。
大学の進路が決まらない人が注意すべき点
将来の職業について、明確なビジョンが無いけれど、大学へは就職を考えて進学しておきたい高校生もいるでしょう。進路が決まらない時の大学選びで注意すべき点は、こんな具合です。
- 興味のある学部を選ぶ
- やりたい職業まで決めなくてよい
- 一度は見学に
興味のある学部を選ぶなら、入学後も講義を熱心に聞き、学業に励めるはず。偏差値から自分の入れる大学を探し、全く興味の無い学部に進学しても、大学生活は充実したものになりません。
まだまだ高校生。この世にどんな職業があるのか、知らないうちに進路をこれだ!と決めなくてもいいのです。
大学で多いに見聞を広め、好奇心を持って沢山の仲間と交流して行く中で、将来自分がつきたい職業を大学で模索すれば良いのです。
間口は広く持つべきで、なりたい職業はこれしか無いのだと、自分で間口を狭めて学部を選ぶと、理想と違った時に進路の選択肢が他に無い状態になってしまいます。
オープンキャンパスがあるなら、興味ある大学を一度は訪れてみましょう。
キャンパス内の空気や、大学生達の雰囲気など、合う合わないがあるかも。自分がこの大学で講義を受け充実したキャンパスライフ送れているイメージがつくかどうかは、意外と重要です。
大学や学部選びのヒント
すでになりたい職業があるなら、目標に向かって、進むべき大学を目指しましょう。
公務員の中でも特別なお仕事
学生に根強い人気の公務員になる場合、試験を大学卒業後に受けて、公務員として働く進路が、一般的な手順でしょう。
ですが、公務員の中でも特別なものは、一般の大学より 省庁管轄の「大学校」に進む方が最短の道である場合も。
- 警察官
- 消防官
- 自衛官
- 海上保安官
- 気象庁職員
法学部が有利と言われるようですが、出身学部はあまり関係ないそうです。一般大学卒業後は、採用試験を受け、合格後は警察学校で専門知識の習得、訓練を受けて、卒業後に警察官としてスタートします。
大学卒業後は、消防官採用試験に合格し、その後専門知識を消防学校で学び、実際に消防署に配属勤務となります。
「消防大学校」とは、一般高卒者が入れる学校ではなく、将来の幹部を養成する消防士ための学校で、消防庁の機関です。
上記の職業につくなら、一般の大学に進むよりも、各省庁の大学校に進路を取る方が最短です。自衛官なら防衛大学校、海上保安官なら海上保安大学校、気象庁なら気象大学校となります。
将来、各機関での幹部クラスも大学校で専門知識を習得し、訓練を受けます。
興味ある学部はどれ?
この様に、はっきりした進路希望がない場合、どの学部が自分の興味とマッチしているか、自分の好きなものを基準に探しましょう。
例えば、「子ども」が好きだから、「保育士」と決めるよりも、子どもをキーワードに関係する学部をリサーチしてみます。
- 子どもの心の発達に…心理学
- 児童書、絵本に…文学、英米仏文学、芸術
- 幼児教育に…教育学
- 知育玩具づくりに…工学
「子ども」と言うキーワードでも、進路はいろいろです。
それでも決まらない場合
それでも勉強したいものが見つからず、大学への進路が決まらない場合もあるでしょう。親や学校の先生と良く相談し、勧めてくれるものがあれば、それに乗っかるのも手です。
特に学校の先生は、生徒の性格や興味、得手不得手を客観的にみてくれます。そういう方のアドバイスはとても有効です。
勉強したくないから、と言う理由で専門学校に進路をとるのは、危険。合わない思った時に、辞めるしか選択肢はありません。
高校卒業後にゆっくり大学を決める時間が、どうしても必要な場合もあるかもしれません。金銭的問題もあります。親の援助できる限度額や期限をはっきりと提示し、易きに流れる事なく自分を厳しく律する事が出来れば、それもまた一つの選択肢ですね。
さいごに
進路が決まらない、と悩んでいた息子は、大好きなテニスをキーワードに、 学部のリサーチを始めました。テニスは技術や体力に加えて、シビアな心理戦に耐えなければなりません。
そういった切り口から、心理学に興味を持ったようです。
合格の是非はこれからの勉強次第ですが、大学に入ったなら目の前の課題に興味を持って取り組み、進路の幅を大学でさらに広げていって欲しいと思いました。