桜と別れを歌った曲!桜ソングで人気なのはコレ♪

娘が小学6年生の時に、クラスで卒業を祝う会をしようと言うことになりました。

かれこれ8年も前のことですが、私は小学校生活の写真や動画をDVDにする係を担当しました。卒業や別れ、希望など動画の挿入に雰囲気の良さそうな音楽をあれこれと聞いたものです。

卒業式や入学式には「桜」に思いを馳せることもありますが、「別れ」の意味含ませた切ない歌もあります。桜の散りゆく様子に儚さを感じ取る日本人の感性は、古来から和歌などにもあらわされています。

今回は、桜から別れをイメージしたヒット曲について紹介してみたいと思います。


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桜と別れを歌っている曲とは?

日本人にとって、桜は特別なものとして捉えられています。

平安時代に編纂された「新古今和歌集」の春の句174首のうち、桜を詠んでいるものは135首もあります。このように古来より、日本では春の花と言えば桜、というほど愛される存在となっているんですね。

桜が春に咲く風景が美しく見事であるのは一目瞭然です。しかし、美しさだけでなく桜に感情を重ね合わせるのは、日本人特有の感性だと言えますよね。

春を象徴する桜を冬の時期から待ちわびたものの、満開になるにつれあっという間に散ってしまう儚さを別れの題材にしています。

別れを描いた切ない桜の歌を紹介していきますね。

桜(独唱) 森山直太朗

「桜ソング」の元祖と言われています。シンプルなメロディーと森山直太朗さんの澄んだ歌声が印象的な歌です。

さくら さくら 今 咲き誇る
刹那に散りゆく 運命と知って
さらば友よ 旅立ちの刻 変わらないその想いを 今

桜が華やかに咲き乱れ、そして舞い散る情景が、人生の中での大切な人との出会いと別れを表しているような歌詞です。

人とのつながりには、始まりがあり終わりがある。その関係がずっと続くといいけれど、時にそれを許さない現実があることもわかっている。

別れは寂しいものですが、またこの場所で会おうと語り掛ける歌詞に希望を感じますね。

SAKURA いきものがかり

いきものがかりのデビューシングルです。

「さくら ひらひら 舞い降りて落ちて」と、印象的な言葉とメロディーのサビから始まります。

君がいない日々を超えて あたしも大人になっていく
こうやって全て忘れていくのかな
「本当に好きだったんだ」 さくらに手を伸ばす
この想いが 今春に つつまれていくよ

卒業後の進路が違う好きな相手との通学風景を思い出し、離れ離れになっていくこれからの切ない心情を描いています。

別れた後の日々を過ごし、切なさも少しずつ癒えて大人になる少女の姿が思い浮かびますね。

別れがあっても、その悲しみと共に一つの所に留まり続けることはできないものです。大切なものだけは忘れることなく、前を向いて歩いていく姿を感じます。

SAKURAドロップス 宇多田ヒカル

宇多田ヒカルさんの11枚目のシングル曲です。曲名の「ドロップス」とは、桜が散る様子と缶入り飴の「サクマドロップス」を意識している、と言われています。

恋をして 終わりを告げ 
誓うことは これが最初のgood day
桜まで風の中で揺れて
そっと君に手を伸ばすよ

失恋した時には、もう二度と別れは経験したくない、と思うものです。恋が終わってからの複雑な気持ちの後始末は、自分でも割り切ることが難しいものです。

散った桜も次の年にはまた花を咲かせるように、運命の人に出会うことができるのではないかと思わせる歌ですね。

桜の季節 EXILE ATSUSHI

EXILE ATSUSHIさんの7枚目のシングル曲です。2014年NHK全国学校音楽コンクールでの中学生の部の課題曲、NHKみんなのうたでも知られている曲です。

くしゃくしゃな君の
楽しそうな笑顔も
悔しそうなその泣き顔も
大切に胸にしまっておくから
ずっと
桜の季節
お別れだね・・・

学校での生活のことを描いている卒業ソングとしても人気で、恋や友情様々な思い出を抱いて成長する中学生にぴったりの曲です。EXILE ATSUSHIさんの優しく繊細な声が涙を誘います。

別れることにはなるけれど、大切な思い出を忘れずに大人になっていこうとする若者の心情が痛いほどわかる曲ですね。

まとめ

別れと桜。

桜が美しく舞い散る情景がすぐにイメージできる日本人ならではの歌なんだな、と。

桜ソングには、人と出会い恋や友情、そして何物にも代えがたい心の繋がりからの別れを描いたものが多くあります。どんな人でも、様々な別れを経験しながら人生を生きていくことになります。

桜ソングには悲しげなものも多いですが、現実でも別れがが切ない時には思い切りその世界に浸って、別れを乗り越え一歩が踏み出せるようになれるといいですよね。


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