冬の結露をどうする?対策グッズは100均におまかせ!
ある冬の朝、カーテンを開けると…なんと、裏側が黒くカビていました。どうやら結露が原因のようです。
最近仕事が忙しくて、窓拭きをサボっていたしなあ…。カーテン買い変えなきゃ。何か対策をしなきゃ。と、会社に行ってもテンションは超低め。
しかし対策と言っても、いったい費用はどのぐらいかかるのか。本格的にグッズを揃えるとなると、結構なお値段になるのでは…と思っていると、先輩社員のヨウコさんから、意外なひとことが。
「結露対策グッズなんて100均でも売ってるわよ」
実はヨウコさんは、いろんな100円ショップの品ぞろえを常にチェックしては、オススメグッズをツイートしている、社内でも有名な100均オタクなのです。
お金をかけずに幸せになろう!が彼女のモットー。そんな彼女の100均オススメグッズを紹介してみます。
結露はなぜ起きるのか?
冬に部屋を暖房すると、必ずと言っていいほど窓ガラスにできてしまう結露。これは室内と室外の温度差が原因として起こる現象です。
空気中には、目に見えない水蒸気が含まれています。この水蒸気の量は、温度の低い場所より高い場所のほうがダントツに多くなります。そのため、冷たい物に接すると、その多めの水蒸気が放出されて、水滴となってしまうのです。
冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを出したら、水滴が付きますよね?あの現象です。それが窓ガラスにも起こるわけです。
冬の冷たい空気に接している窓ガラスは、住宅内で一番温度差を感じる場所です。部屋の温度が温められると、逃げ場を失った水蒸気は水滴となって窓ガラスに付着してしまう、ということなのです。
特に近代住宅は断熱性や密閉性が高いため、結露しやすい住環境になっている、と言えるでしょう。
この状態を放置すると、カーテンやサッシにカビが発生して、アレルギーの原因になってしまうこともありますので、十分に注意が必要です。
オススメ100均グッズ
では結露対策用に、100均ショップではどんなグッズが売っているのでしょう。実は結構なスグレものが揃っているのです。以下、商品を挙げてみることにします。
断熱シート
形態はエアークッション、いわゆるプチプチの梱包シートと同じです。これを窓ガラスに貼ることによって、プチプチの中の空気の層で外気を遮断して、結露の発生を防ぎます。
一般的なサイズは腰窓のガラス1枚分、約90cm四方です。リビング一部屋で換算しても、1,000円かからず、お得です。ちなみにセリアのシートは両面テープ貼り、ダイソーは水を吹き付けて貼るタイプです。
防止効果はかなり高いものがありますが、難点は見た目ですね。あと、網の入っているガラスには設置できないので、注意が必要です。

PT360001
防止クリーナー
1パック10シート入り、ウェットシートタイプのクリーナーで、セリアで購入できます。窓の埃や水分をキレイに取ってから、シートで拭いておくだけで、結露の発生をある程度軽減する効果があります。
ただし、軽減できるだけで、防止対策としてはちょっと物足りないかも。毎回窓を拭かなければならないのも、手間ヒマがかかってしまいますね。
吸水シート
あらかじめ窓に貼っておいて、できてしまった水滴を吸い取ります。テープタイプのものが多く、だいたいどの100均ショップでも扱っています。
デザインは各店意匠を凝らしていて、レース柄やノルディック柄、また動物や街並みなどのシルエットで、デコレーション効果の高いグッズも揃っていて、インテリアとしてもオシャレです。
付着した水滴は流れ落ちていきますので、窓の一番下に貼るのが一般的。ただ、桟に水が溜まるのを防止するだけのグッズなので、他の結露グッズと組み合わせて使うことをオススメします。
吸水ワイパー
窓の下から上に向かって拭きあげることにより、水滴を吸い取ります。持ち手の柄の部分がボトルになっていて、ここに拭きとった水滴が溜まっていく、という仕組みです。
とにかくグングン結露を除去できる優れものです。前述の吸水シートと合わせて使うと、さらに効果的。ボトルに溜まった水を捨てるだけで、お手入れも簡単です。
おわりに
微に入り細に入るヨウコさんの説明を受けて、少し気持ちが軽くなった私。なーんだ、そんなに安上がりで対策できるんだ、とちょっとホッとしました。
何より100円ショップに、応急処置レベルではなく、そこそこ本格的にケアできる商品がある、というのには驚きました。恐るべし、100均!
まあ対策グッズの前に、まずこまめな換気、そしてこまめな掃除が必要なのは、もちろんですけどね。