睡眠時間を世界と比較しよう!日本人は睡眠不足?
朝寝坊の我が息子、声をかけてもちっとも起きないので、起こすのに毎朝一苦労です。
そんな息子がある日学校から、こんな話を聞いてきました。
息子「お母さん、外国人は日本人より睡眠時間が多いらしいよ。僕がいつも起きないのは、睡眠時間が足りないからだよ。」
私「あら?本当なの?初めて聞いたわ!ナポレオンなんかたった3時間しか、寝なかったっていうじゃない?」
息子「僕今度の発表会で、海外と日本の、睡眠時間の差について発表しようと思う。図書館に行ってちょっと調べてみて、お願いお母さん。」
息子に頼まれた私は、日本と世界の睡眠時間について、調べてみることにしました。
日本と海外の睡眠時間を比べてみよう!
私は図書館に行き、日本の睡眠時間と海外の睡眠時間を比較したデータを、探してみました。そこでいくつかの資料を、見つけました。
OECD(経済協力開発機構)が、2011年に発行した資料によると、OECDの加盟各国の平均睡眠時間は、男性8時間15分、女性が8時間24分です。
一方、日本は男性が7時間 41分、女性が7時間36分で、OECD加盟各国の中で最下位です。一番長いのがオーストラリアの女性の8時間34分で、日本の女性と比べるとおよそ1時間の差があります。
ミシガン大学の発表によると、世界の主要国の中で、ベッドに入る時間が最も早いのが、オーストラリア人です。逆に日本人は就寝時間が遅く、起きるのも早いという特徴があります。
こうした生活習慣の違いが、睡眠時間の差となっているのかもしれません。
日本人は働き過ぎ?
総務省統計局が実施している、社会生活基本調査のデータによると、日本人の平均睡眠時間は、全体で7時間42分です。
女性のほうが男性よりも、若干睡眠時間が短くなっています。それは女性の方が家事や育児、介護などの負担が多いことが、原因かもしれません。
年齢別では、男女ともに45歳~49歳が、最も短い睡眠時間になっています。その年代が短いのは、働き盛りで残業などで、睡眠時間が削られるためではと考えられます。
日本睡眠学会によると、睡眠不足は欠勤、遅刻、早退、交通事故や労働中の事故などを招きやすくなります。
結果として生産性の低下や、医療費の増加などにもつながり、その経済的損失は年間約5兆円になると、いわれています。
睡眠時間を減らして働いても、結果的に大きな損失になってしまうとは、非常に残念な事です。
まとめ
物の本によると、ナポレオンは、実際は7時間は熟睡し、時には昼寝もしていたそうです。睡眠中には特別の時以外は、途中で起こさないようにと、厳命していたとのことです。
人によって、必要とする睡眠時間の長さは違います。朝気持ちよく目覚められる、日中に眠気を感じない、この二つが出来ていれば、睡眠は足りています。
朝寝坊の息子が、いつまでも起きないのは、睡眠が足りないのでしょうか?かわいそうにと思いながらも、今朝も必死で起こしています。