一人暮らしの水道代の平均額はどの位?知っておきたい節水方法!
一人暮らしを始める娘と、こんな会話をしました。
娘「一人暮らしって、お金かかるんだね~!」
私「そらそうよ、
全部自分で、しないといけないし、大変よ!」
娘「光熱費なんかは、安く抑えたいけどな!」
私「それなら、節約しないといけないね!」
娘「でもどうして、水って、
市町村によって、値段が違うの?」
私「なんでも、
水を使う権利、ってのが理由らしいわよ!」
娘「権利?どういうこと?」
こう娘に聞かれた、私ですが、
間違った事を教えると、ダメなので、
水道局で働いている友人に、聞いてみました。
これで、水道料金について完璧です。
目次
水道料金について
友人「水道料金、というのは、
使用量によって、決まるのよ。
でも料金は、市町村によって様々」
私「じゃあ、水道代の平均とかってないの?」
友人「平均は、約3000円だね。」
一人暮らしの全国平均は、3000円らしいのですが、
市町村全てが3000円と、いうわけではないので、
市町村によって、違う料金設定について、
さらに、聞いてみました。
水道料金の決まる仕組み
水道料金は、上水料金と下水料金に、分かれていて、
その合計が、水道料金となります。
ですが、上水用の水、下水用の水といった
区別はなく、蛇口をひねって出てきた、
水の量に対して、上下水道料金がかかってきます。
たとえば、月に10㎥使ったとすると、
- 10㎥の、水に対する上水道料金
- 10㎥の、水に対する下水道料金
が発生して、
その合計が、水道料金になるということです。
基本料金
水道料金は、使用量で決まるのですが、
全く使わなくても、基本料金というのが発生します。
この、基本料金というのは
0㎥から○㎥までは、同じ料金ですよという事です。
この、基本料の使用量の上限、というのは、
市町村によって、違います。
ほとんどの、市町村では、
1ヶ月で、10㎥までの使用量を、基本使用量として、
基本料金を、設定していますが、
市町村によっては、5㎥というところもあります。
基本料金を超える場合
基本使用量を、超えた場合は、
○㎥までは、1㎥につき○円と、使用量に応じて、
金額が、決められています。
例えば、
10㎥を超えて、20㎥までは、1㎥につき100円、
20㎥を超えて、30㎥までは、1㎥につき150円、
30㎥を超えた場合は、1㎥につき200円
という感じです。
1ヶ月40㎥使った場合の例で、みてみましょう。
仮に基本料金を、上下水道の合計を、1000円とすると、
10㎥までは、基本料金の1000円。
20㎥までは、基本部分を越えた、10㎥に対して1000円。
30㎥までは、20㎥を超えた、10㎥に対して1500円。
40㎥までは、30㎥を超えた、10㎥に対して2000円。
となり、合計して5500円が、水道料金となります。
1ヶ月の平均金額
この事を、娘に話すと、
1ヶ月の水道代が、決まる仕組みは、分かったけど、
平均金額の3000円て、どれくらいの量を、使えるのか?
を知りたい、みたいです。
その事についても、友人に聞いてみました。
一人暮らしの水の使用量
友人「一人暮らしの使用量は、
2ヶ月で、15~20㎥を、基準にしてるわよ!」
私「そうなると、1ヶ月は、7.5~10㎥ね」
友人「そうね。その量が平均金額になる感じね!」
10㎥の量って、どれくらい使う事が、
できるんでしょうか?
1㎥は、1000リットルなので、
10㎥は、10000リットルです。
お風呂が、約200リットルですので50回分、
洗濯が、約100リットルとして100回分、
トイレが、1回約20リットルで500回分、
シャワー3分で、約40リットルで250回分、
使う事ができます。
毎日お風呂に入り、毎日洗濯をすると、それだけで、
10㎥は、超えそうな勢いです。
平均金額の、3000円を超えない為には、
節水をする必要が、ありそうですね。
水の権利
水道料金が、使った量によって決まるのは、
分かりましたが、値段に違いがある理由は、
水の管理は国ではなく、市町村が行っている事です。
そのため、水利権や水の浄水処理に、
かかる費用により、料金が変わるのです。
水利権とは、水を使う権利の事で、
住んでいる地域に、川があってもその水を使える権利、
というのは、市町村によって違います。
また、人口が多くなるとその分、
必要な水も多くなりますので、水利権が低いと
水が足りなくなって、
都道府県から、買ったりしています。
そうなるとどうしても、料金は上がってしまいます。
水を、人が飲めるようにするには、
浄水処理が、必要です。
そのため、水が汚いと
浄水にも、お金がかかります。
そのお金が、水道料金として
跳ね返って、くるのです。
市町村によって、水道料金が違うのは、この為です。
高いところでは、平均の3000円よりも、
2倍以上も、高い地域もあります。
参考に、水道料金が、
安い市町村と、高い市町村を、掲載します。
安い市町村
- 1位 石川県川北町 500円
- 2位 山梨県丹波山村 630円
- 3位 山梨県鳴沢村 720円
高い市町村
- 1位 沖縄県粟国村 7984円
- 2位 埼玉県寄居町 7695円
- 3位 京都府京丹波町 7610円
節約方法
どうやら娘も、水道料金の平均と
節水の大切さを、分かったみたいです。
ここからは、私の出番。
節水の方法を、娘に教える事にしました。
生活の中で水の、使用量の大部分を占める、
お風呂、洗濯、トイレ、台所での、
節水方法を、伝授します。
お風呂
毎日、湯船に水を張るのではなく、
夏はシャワーで代用する。
でもシャワーも、意外と水を使用しますので、
使用する時間を、少なくしましょう。
また、節水型のシャワーヘッドも、
売ってますので、交換するのもいいですね。
洗濯
今となっては常識ですが、お風呂の残り湯を、
使うようにして、節水しましょう。
洗濯の回数を、まとめてするのも、
ひとつの手です。
トイレ
小レバーを使ったり、節水用のグッズも、
たくさんあるので、使うようにしましょう。
台所
食器も、洗濯同様にためて、
洗う回数を、減らすほうがいいですね。
その時に、油汚れはティッシュや、
キッチンペーパーで、ふき取ってから、
洗うと、水を節約できます。
その他
歯磨きの時に、水を出しっぱなしに、しない事です。
意外と、出しっぱなしに、している人が、
いるので、注意して下さい。
まとめ
使っていないようで、
使っていたりするのが、水ですね。
少しでも、安く基本料金の範囲で、使いたいなら
節水を、するようにしましょう。
私も、節水を心がけるようになって、、
随分と、安く抑える事ができるように、なりました。
節水の気持ちを、持つことが大切です。
また、市町村によっては、基本料金が違うので、
引越しの際などは、確認しておくことも重要です。
最近引越しした友人が、
「節水しているのに、全然安くならない」と
いっていたのは、
水道料金の、基本料金が高い地域に、
引越ししたのが、原因かもしれませんね。
水道料金って、2ヶ月ごとの、支払いが多いんです。
その料金を見て、高いと思ったのかもしれません。
水道料金の、全国的な平均は、3000円ですので、
あまり、神経質にならずに、
心にとどめておく程度で、十分です。
それよりも、一人暮らしは、新たな一歩。
娘にも、言っているのですが、
一人で、生活する事で、
早く自立できる人に、なってください。