なるほど!そうなんだ!

ステロイド!筋肉増強剤の副作用とは?

テレビ画面に映る、ムッキムキの筋肉自慢
ボディビルダーの皆さんの姿・・・。

数年前に転勤になった、取引先の営業さん、
どうしてるかな、と頭をよぎったんです。

というのも、普段はスーツでカモフラージュ
していましたが、現役のボディビルダーでした。

昼食は、茹でた鶏のささ身やオイル抜きの
シーチキンを食べ、そこまでするんだ、と、
ある種、尊敬の念を感じていました。

「ものすごいマッチョな人っているでしょ?
ああいう筋肉、ステロイドを使えば簡単に
作ることができるんだけどね。」

と言った彼ですが、こう付け加えたのが
忘れられません。

「でも、副作用があるから、絶対に使わない
って決めてるんだ。」

ステロイドって、そんなに危険なの?
筋肉増強剤の副作用について、調べてみました。

目次

ステロイドって何?

我が家でも、ステロイドはよく使っています。

酷くなった皮膚炎やぜんそく用の薬など、
効き目も強く、ここぞという時の救世主です。

しかし、筋肉増強剤として使用されている
アナボリックステロイドとは全く違うものです。

「筋肉増強剤」ステロイドとして名高いものの、
元々は医療用に開発されたものなんです。

骨粗鬆症や大けが、大やけど悪性腫瘍などの
治療薬として使われています。

アナボリックステロイドは、摂取した食物から
たんぱく質を作り出す作用が強力にあります。

筋肉を増やすことで、競技のパフォーマンスも
向上する、と密かに運動選手に使われたのが
きっかけなんです。

ステロイドを使って、筋トレをおこなった結果、
通常の20倍以上の速さで筋肉を付けることが
できる、とも言われています。

しかし、ステロイドには副作用もあるのが
現実です。

安易に手を出して、ステロイドを止められなく
なると、様々な悪い症状に悩まされることに
なるんですよ。

深刻なステロイドの副作用

アナボリックステロイドは、短期間に筋肉量を
強力に増やしていく作用があります。

筋肉を付けたい人にとっては、魔法のような
薬なんですね。

しかし、うまい話だけじゃ終わらないのが
世の常です。

アナボリックステロイドを長期間に渡り、
使い続けた先には、こんな副作用が待っています。

男女に関係なく現れる副作用

たんぱく質を筋肉に変える作用が強大な
アナボリックステロイドは、筋肉だけに
作用するものではありません。

臓器の肥大にもつながり、負担をかけます。
心臓に負担がかかり、突然死することもあります。

また、ホルモンバランスが崩れるので、
大量のニキビができることも代表的な副作用です。

精神面にも表れる副作用

ステロイドの影響力は、精神面にも表れ
心の病に発展する恐れもあります。

身体的な副作用だけではなく、気付かぬうちに
性格まで攻撃的になっていくのは、怖いですね。
 

男性に現れる副作用

長期に渡って、ステロイドを使ううちに
男性ホルモンが生成しにくくなっていきます。

アナボリックステロイドは、男性を司るホルモン
テストステロン」の人工生成版です。

外から投入された疑似男性ホルモンに、体は
「これ以上体内でホルモンを生成しなくていい
指令を出すためなんです。

そうなると、以下のような副作用が表れてきます。

体は、男性ホルモンが作り出せなくなるだけ
では終わりません

外から摂取された、大量にあふれかえった
男性ホルモンは、女性ホルモンに変換されます。

その結果、女性のような乳房になるんですね。

女性に現れる副作用

一方女性は、男性ホルモンが過度になるため
体が「自分は男である」と指令を出してしまう
とのことなんです。

体の異常に気が付いて、ステロイドの使用を
止めても、元に戻らないことが多いんです。

長期間のステロイドの使用は、想像以上の
怖い副作用があるんですね。

まとめ

元々は、病気の治療薬として開発された
アナボリックステロイド。

もちろん日本では、所持したり使用しても
違法ではないので、制限するのは自分次第
なんですよね。

それでも、副作用がなるべくないよう
使うには、どうしたらいいのでしょう?

ステロイドを使うのは、12週間以内に留めて
おくこと、と言われています。

しかし、どんな期間でもステロイドを摂取中は
体内で生成する男性ホルモンが減少することには
変わりありません。

12週間以内であろうが、関係なくホルモンの
バランスが崩れます。

私の知人が言っていた副作用の危険性が
はっきりとわかりました。

しっかりと副作用を学んだうえで、
ステロイドの使用は考えていきたいですよね。

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