コーヒー豆の挽き方!英語で表現するには?
大学2年の娘のバイト先は、コーヒーショップで外国人のお客さんがよく来るそうです。度々、その外国人の方から、店頭に置いてある豆を挽いて欲しいと英語でリクエストされるとか。
ただ挽くだけなら簡単らしいのですが、挽き具合を細かく聞いて、注文を英語で受けねばならず、英語が苦手な娘は対応に四苦八苦しているとぼやいています。
「粉状にしますか?」と聞きたかったのか、「into powder?」と娘なりに捻り出したカタコト英語。それには「What’s? powder?」とけげんな顔をされる始末だそうで。
そこで、娘のために簡単に豆の挽き具合を表現する英語を調べてみることにしました。
豆の挽き具合は5種類
豆の挽き具合は、コーヒーを淹れる方法によって変えていきます。
挽き具合は5種類あって、それぞれに合う淹れ方は、次の通りです。
- 極細挽き
- 細挽き
- 中細挽き
- 中挽き
- 粗挽き
エスプレッソ向きの挽き方です。細かく挽くので、粉状に近くなります。
水出し用のコーヒーに適した挽き方です。細かいですが、極細挽きよりは、粒が見てとれます。
レギュラーコーヒーとして市販されているタイプの挽き方。ペーパーフィルターでこすドリップコーヒー用です。ハンドドリップ他、コーヒーメーカーの紙フィルタータイプにもよく使われます。
お砂糖のザラメよりは少し細かい程度。純喫茶店のカウンターで見られる理科の実験装置の様なサイフォンや、布フィルターでこすネルドリップに適した挽き方です。
かなり粒が大きくザラメ程度の大きさ。パーコレーターと言う直火にかけて抽出する器具を使ったコーヒーに使われます。
英語にすると?
自分がコーヒーショップの店員で、外国人のお客様に挽き方の注文を英語でとるとしたら、確かに戸惑います。ここは、知り合いのネイティヴスピーカーに、実際通じる英語表現を聞いてみることにしました。
注文をとるつかみの表現
まず、豆を挽かずに持ち帰りするか、店頭で挽くかどうかを聞きましょう。コーヒー本来の味を愉しむには、淹れる直前にその都度挽くのが理想なようですが。
(豆のままでいいですか?それともお挽きしますか?)
「挽く」は英語ではgrind。groundは「挽いた、粉状にした」と言う意味になります。
詳細な挽き具合の英語表現
Grind please!と挽きを頼まれたら、次は挽き具合を聞きましょう。
(どのくらいの挽き具合にしますか?)
We colud grind it extra fine,fine,medium fine, medium, and coarse.Which would you like?
(極細挽き、細挽き、中細挽き、中挽き、それと粗挽きが出来ます。どれにしますか?)
普段淹れなれているお客様であれば、自分が淹れる抽出方法に合わせて、例えばMedium fine,please!と即答してくれるでしょう。
問題なのは、お客様がどの挽き方がいいのか分からない時。挽き具合とそれに適した抽出方法を説明する必要があります。
では、5種類別にその説明を英語でするとこんな具合です。先ずは、極細挽きから見ていきます。
For espresso, we can grind it fine or extra fine. Which would you like?
(エスプレッソ用に、極細挽きと細挽きが出来ますが、どちらがいいですか?)
I think extra fine is better for espresso,you could enjoy aroma and flavor of coffee more.
(エスプレッソには極細挽きがお勧めです。より香りと風味を味わえますよ。)
次に細挽きタイプの説明。
(水出しコーヒー用に細挽きにしますか?)
一般的な中細挽きはこちら。
(ペーパーフィルターでこすハンドドリップや、コーヒーメーカーで淹れる用に中細挽きにしますか?)
次は、中挽きタイプです。
(サイフォン用に中挽きにしますか?)
最後に、粗挽きタイプの説明がこちら。
(パーコレーターで淹れる用に、粗挽きにしますか?)
説明は写真と単語のみでも
単文ですが、英語を話すのになれていなければ、上手く説明できないこともあります。そんな時は、挽き豆の写真と、それに対応した抽出器具の写真を並べて、それを見せながらでも通じるでしょう。
例えば、極細挽き豆の写真と、エスプレッソメーカーの写真を並べて、Extra fine(極細挽き豆の写真を指差す)
for espresso(エスプレッソメーカーの写真を指差す)と言えば通じます。
まとめ
早速、5種類の挽き豆の写真とそれぞれの抽出器具の写真を用意した娘。まだまだ慣れずに、単語のみの説明止まりらしいのですが、写真がお客様には分かりやすいらしく好評だとか。
外国人の方が来ると、娘が作った写真の表を借りて説明するショップの店員仲間
もいるようです。せっかく少しは英語を使える環境にいるのだから、単語レベルではなくて、会話レベルにまで出来るようにして欲しいなぁ、とも思いました。