なるほど!そうなんだ!

キーボードの配列の意味!かなの並びを解明♪

普段、何気なく使っているパソコン

キーボードを叩く指は、どこにどんな文字
あるのかなんて、今さら気にしていません。

長年パソコンを使っていると、自然に指が
動くのが不思議なくらいです。

慣れって、すごいな・・・と。

でも、ある日、小学校でパソコンの授業を
教わり始めた息子から、キーボードの配列が
不思議で仕方ない、と言われたんです。

「何で、ひらがなの並び方が「あ」から
順番になってないの?」

そうだね、何でだろう

かな入力することがなかったから、特に
気にしてなかった!

息子の疑問は、解消してあげたいもの。

キーボードのかなの配列には、どんな意味が
あるのか
、調べてみましたよ♪

日本で初めてのタイプライターとは?

日本における、キーボード入力できる機械が
お目見えしたのは、20世紀初めなんです。

この頃のタイプライターは、外国製のものを
改造して作られたものでした。

日本語のかなの数に必要だったキーの数は、48
だったにもかかわらず、当時のキーは42でした。

キーボードの配列は、キーの使用頻度の研究を
重ね、人差し指で打ちやすい場所に頻度の高い
かなを置きました。

この時期のキーボードの配列は、現在のものとは
大きく違っています。

しかし、1920年代になると、キーボードの配列は
ガラリと変わることとなります。

50音との関連性を持たせた配列に

1920年代、かなのためのタイプライターの製作の
ため、アメリカの企業との研究がなされました。

その時に、アメリカの企業からは、こんな意見
強く推された、とのことなんです。

「キーボードの配列は、頻度よりも覚えやすさを
重要視した方がいい。」

この時に、50音表との関連性をキーボードにも
反映させた形となったのです。

この段階で、現在のキーボードの配列に近い形
なってきました。

しかし、まだキーの数は42のまま。

現在のキーの数は48なので、1つのキーに2つの
かなが混在している場合がありました。

例えば、

などの組み合わせが、いくつかありましたよ。

キーの数が42から48へ

その後、1940年代にキーの数が44になり、
1960年代に47、1970年代に48になりました。

基本的な配列はそのままに、今まで重複して
割り振られていたかなのキーを増やしました。

元々、打ち分けるのが難しかったかなを、
新しく増えた左右のキーに、適当に割り振った
とのことなんです。

大体は、50音表に関連のあるようにまとまり
よく配置してあるのに、不思議な場所にある
かながありますよね。

「ぬ」「け」「せ」「ふ」「ほ」「へ」「む」
などが、その例ですよ。

基本的には、50音表に関係のある配列ですが、
キーの増加によって、割り振りされたかなには
あまり意味がないんですね。

まとめ

この話を、小学生の息子に、説明するのは
少し難しいな、と思いました。

考えた結果、こう教えましたよ。

「昔、あいうえお順にまとまりを作って、
キーボードを作ったんだけど、進化の途中で

キーが増えて、今まで足りなかったかなを
左右にくっ付けたんだって。」

うん、うん、とうなずく息子。

キーボードを見ながら、
「あ」のまとまりは、ここにあるね、とか
楽しそうに言っていましたよ。

今まで当たり前だと思って、考えたことも
なかった、キーボードの配列

こんな理由があったんですね♪