便利な方眼紙!エクセルでの簡単な作り方(1cm×1cm)
図の作成や、セル一つに一文字ずつ
入力したい時や罫線を引いたり、
セル結合で文字入力したい時に
エクセルのワークシートを、
方眼紙にしてしまうと、とても便利です。
調べてみると、色々な是非があるようですが
ビジネス用の文書などを、作成するには
とても向いているということで
使用する方は多数いらっしゃるようです。
多くの場合、およそ5㎜×5㎜ですが
今回は1㎝×1㎝の方眼紙を作ってみましょう。
調べてみると5㎜角は20ピクセル では1㎝は?
答えは当然40ピクセル。
と、誰もが答えるでしょう。
でも本当に、そうなのか検証してみましょう。
まず、使用したのは、エクセル2010ですので
それに沿って、進めて行く事をご了承ください。
検証をわかり易くする為に、ルーラーの単位を
ミリメートルに、変更いたしました。
単に、方眼紙を作るだけなら、
これらの作業は、必要ありませんので
省いてしまって結構です。
左上のファイル→オプション→詳細設定
で、ウィンドウ真ん中辺りにある
ルーラーの設定から、ミリメートルを選びます。
右下のOKを、クリックして終了。
次は一番上から、表示のタブを開くと
左上側、数式と書いてある下に
ルーラーとありますが、グレーになっています。
このルーラーを、機能させるには
ページレイアウトを、クリックすると、
下の画像のようになります。
既にルーラーは、出ていますが、
ここでは、余白は必要ないので、上の図の
赤い矢印で挟まれた部分を、クリックして消しました。
更に赤い点線で囲まれた四角を、クリックすると
全画面を選択出来ます。
さて、ここまでは準備です。
1㎝の方眼紙を、作ってみましょう。
方眼紙だけならほんの数秒で簡単に出来ます
全画面が選択された、ワークシートの
AとBの間に、カーソルを当てて、
左へずらせば、全シートの列幅が狭くなります。
同じように、
1と2の間にカーソルを当てて、下にずらせば
全シートの行の高さが変わります。
要は縦横の、ピクセル数を同じにする。
エクセルでの、方眼紙の作り方は
ただこれだけで、出来てしまいます。
5㎜角が20ピクセルなら、1㎝角は40ピクセル。
と言う事ですが、下記の図の
赤い枠線の中をご覧ください。
幅:10.58ミリメートル(40ピクセル)と、あります。
これでは1cmを優に超えてしまいます。
ピクセル数を下げれば、1㎝角は出来るでしょうか。
39ピクセルでは、10.32ミリメートルでした。
1cmを超えてしまっています。
では38ピクセルは?
38ピクセルは、10.05ミリメートル。
1cmを、多少超えています。
では、37ピクセルにしたら、
今度は9.79ミリメートルに、なってしまいました。
ちょうど10ミリメートルにならないのでしょうか?
実際に、定規を当ててみると
40ピクセルなら、10セルで10㎝になっています。
表示の10.58ミリメートルとは違いますが
文書を作るのであれば、
このサイズで良いのでは、ないでしょうか。
表示にずれが生じる理由とは?
ところで、列のアルファベットの上部と
行の、数字の左側には、ルーラーが出ています。
しかし、このルーラーはミリメートルではなく
インチのままなので、どうしても
ずれが、生じてしまうのです。
エクセルを始め、ウィンドウズが作られた
アメリカではメートル法ではなく、
インチが使われています。
最初に、インチでプログラミングされたソフトは
日本語化するにあたり、表示はメートル法に
換算されましたが、基本的にインチで計算されます。
1インチは、正確に25.4ミリメートルです。
これでは1㎝は正しく表示されませんね。
ですから、10㎝ちょうどの40ピクセル×10セルが、
何10セルもあると、多少のずれは免れないので、
そこは目を瞑るしかないようです。
ちなみに、よく聞くピクセルと言うのは、
画素数のことで、画像の最小単位ですので、
定規で測れる単位には置き換えられません。
文書作成、その他の為に、エクセルを、
方眼紙にする作り方は、わかりました。
では、紙として方眼紙が欲しい時、
プリントアウトで大きさは変わるでしょうか?
実際にやってみた結果が、下の画像です。
- 40ピクセル×10セルが9.75cm
- 41ピクセル×10セルが10.0㎝
になりました。
しかし、これは、プリンターによって
数値が変わってきますので、まずは試し刷り、
そして、微調整が必要かと思われます。
さいごに
実を言えば、筆者が、パソコンで、
一番苦手なのが、エクセルなのです。
以前に、事務仕事でも使用しましたので
便利である事は、よく知っていました。
なので、どうしても苦手を克服したくて、
本を買ったり、教室にも通いましたが
基本の基本以外は、覚えられませんでした。
恥ずかしながら、これまで全く避けておりました。
でも、こんな便利な機能を、
眠らせておくのは、勿体ないですね。
これからは、時間を見て
少しずつでも、勉強して行くのも、
良いかも知れません。
子どもに勉強しなさい、と言うのなら
まず、自分が勉強する姿を、
見せないと、ということでした。
便利機能を使って、
パソコンライフをエンジョイしましょう。