虫歯の原因になる食べ物!おやつとの上手な付き合い方とは?

「遠足のおやつ買うから200円ちょうだい。」と言って来た小3の息子。駄菓子屋さんに自分で選んでくると張り切っていますが、母としては虫歯が心配です。

子供に人気の虫歯の原因になりそうなキャラメルとかキャンディガムとかを選んで来そう。

虫歯の原因になる食べ物について、子供自身の知識ってどんなものだろう?

幼稚園児までぐらいなら、親の歯止めが効いても、子供同士の付き合いが増える小学生にでもなれば、虫歯のことは考えずに、好きなおやつを自分でセレクトするようになるもの。

そこで、虫歯の原因になりやすい食べ物と、子供自身がおやつと上手に付き合う方法について、歯科衛生士の友人に聞いてみることにしました。


スポンサードリンク




虫歯の原因になりやすい食べ物と飲み物とは?

まずは、どんな食べ物や飲み物が虫歯の原因になりやすいのか、その特徴を、友人に聞いてみました。

食べ物編!虫歯の原因になりやすいのは?

最初に虫歯の原因になりやすい食べ物を挙げてもらいました。

  • 糖質が多い食べ物
  • 口の中に長時間残りやすい食べ物
  • 歯にこびりつきやすい食べ物
  • すっぱい食べ物

おやつで言うなら、次の様なもの。

  • キャラメル
  • キャンディ
  • ガム(キシリトールを除く)
  • チョコレート
  • クッキー
  • ドーナツ
  • スナック菓子
  • 果物

キャラメルは、歯にくっつきやすいし、甘いチョコやクッキー、ガムなどは虫歯の原因になりやすいとイメージできます。

塩味のスナック菓子などは、原材料はじゃがいも。糖質が多いですし、歯の間に挟まりやすい点も虫歯の原因になりやすいのだそう。

また、歯のエナメル質が溶け始めるのはph5.5以下と言われています。

代表的な果物とph値を見てみると、殆どの果物がph5.5以下で虫歯の原因になりやすく、柑橘系の果物は要注意と言えるそうです。

  • レモン:ph2.1
  • オレンジ:ph2.8
  • りんご:ph2.9
  • グレープフルーツ:ph3.2
  • いちご:ph3.6

飲み物編!虫歯の原因になりやすいのは?

虫歯で気を付けるべきは、飲み物でも同じ。虫歯の原因となる飲み物は、こんな具合です。ph値も参考にしてみます。

  • 炭酸飲料:ph2.2
  • 果物(100%オレンジ)ジュース:ph3.2
  • スポーツドリンク:ph3.5
  • 野菜ジュース:ph3.9

炭酸ジュース類は多くの砂糖が入っていることで、よく知られていますね。

注意したいのが、スポーツドリンク。糖分の多いスポーツドリンクを時間を空けずに飲むことで、口の中は虫歯のできやすい環境に。

歯の食いしばる力はスポーツ選手にとって、とても大切です。

それをよく知る一流のアスリートは、スポーツドリンクを飲んだあと、口の中の糖分を流す意味で、必ずお水を飲むそうです。

野菜や果物ジュースも、ph値は歯が溶けだす5.5を下回ってますね。

子供が虫歯の原因を知っておやつと上手に付き合う

大事なのが、子供に自分の歯は自分で守ることの大切さを教えること。

親もいつまでも仕上げ磨きするわけではなく、友達同士でのお菓子交換や、自分でおやつを選ぶこともあります。

虫歯の原因を子どもに説明

まずは、子どもに虫歯のメカニズムを丁寧に教えていくことが大切と友人は言います。

子どもにも分かり易く、難しい言葉を言い換えて説明してあげましょう。

「〇〇しちゃダメ」だと押し付けられたようで、子どもも抵抗しがち。なぜNGなのかの説明が大事です。

  • 口には、もともと色んなばい菌がいる。
  • 甘い味、酸っぱいの食べ物や飲み物(水やお茶以外)の食べかすが歯に残ると、虫歯菌の栄養になる。
  • 虫歯菌が「」という歯を溶かすモノを作ると、やがて歯に穴があく虫歯になる。
  • 口の中が40分以上空っぽだと「つば」が「酸」を流してくれるので、虫歯になりにくい。

    だから、ずっと口の中に食べ物や飲み物があると、「つば」が「酸」を流せないので、虫歯になりやすい。

ここまで、説明すると、

  • ダラダラ食べをしてはいけない理由
  • 口の中に長い間残りやすく、甘く酸っぱい歯につきやすい食べ物や飲み物は虫歯の原因になりやすいこと

も、子どもなりに理解できると思います。

虫歯を防ぐ上手なおやつとの付き合い方とは?

おやつは心の栄養、子ども同士の大事な社交ツール。子供が自分で上手くおやつと付き合うことが出来るのが理想ですね。

子どもがおやつ選びをするなら、先に挙げた虫歯の原因になりやすいおやつを親が教えてあげることも必要。

また、原因になりにくいおやつは、こんな具合です。

  • ゼリー
  • プリン
  • アイス

溶けやすく、歯にこびりつきにくいものですね。

直ぐに歯磨きが出来るのが理想ですが、友達と遊んでて「俺、歯磨いてくるー。」なんてありえません。

おやつを食べた後に、子どもが手軽に虫歯予防できる方法を教えてあげましょう。

  • 緑茶を飲んで、口の中の「酸」をリセット。緑茶には殺菌効果があります。
  • うがいをする。
  • キシリトールガムやリカルデントガムなどをよく噛んで、つばを多く出して「酸」を洗い流す。

さいごに

ダラダラ食べや甘いものが虫歯の原因となりやすい食べ物だということは、息子も知っていました。

ですが、酸っぱい柑橘系の食べ物やスポーツドリンクが要注意だったことまでは、意外だったようです。

さっそく駄菓子屋にいって、選んだおやつと言えば、チョコにレモン味のラムネにポケットスナック菓子。

全くレクチャーが生きていないじゃないの、とお小言を言いました。

ですが、「どうしも食べたいの。友達と交換するんだもん。キャラメルや飴系は口に残るから外したよ。これ以上は譲れない。

チョコやレモン味ラムネとか、虫歯の原因になるって、心配かもしれないけど、食べた後は緑茶飲むから勘弁して

うがいもするから。ダラダラ食べはしないよ。」と反論されました。

せっかくの遠足ですから、やはりおやつも大事。食べ方に気をつけて、上手に虫歯予防して欲しいなと思いました。


スポンサードリンク



あわせて読みたい関連記事

サブコンテンツ

このページの先頭へ