英単語の覚え方とは?コツは継続は力なり!
明後日から定期考査前のため部活が休みになる、高校2年生の娘の目下の悩みは英語の勉強です。三者面談の時に、担任の先生には「英語の偏差値をもう少し上げていかないとね。」と言われたのですが、英単語を覚えるのが何せ面倒で嫌なんだとか。
と言っても、英単語を覚えないと英語の成績向上にもつながらないですよね。面倒とか言ってないで、ひたすら英単語を覚えたらどうなの?と傍目で見てて思ってしまいます。
娘の言い分は、「とにかく英単語は覚え方がわからないし、覚えたと思っていていざやってみても頭に入っていない」ということなんです。英単語を覚えるのに四苦八苦している娘でも身につく英単語の覚え方のコツってあるんでしょうか?
早速調べてみました。
目次
英単語を覚えるには労力が必要?!
英単語に限らず暗記しなくてはいけない情報を頭に詰め込もうとしていても、ほとんど忘れてしまうことを前提にしておきましょう。
ドイツの心理学者のエビングハウスによると、「人間の脳は、記憶した情報の20分後には42%忘れてしまう。」のだそう。しかも、1時間後には56%、1日後には74%も忘れてしまうと言われているんです。
英単語も然り、その日にしっかりと覚えたと思っていても翌日になればほとんどが記憶から消えてしまっていることになります。だから、単語を覚えなくてはいけない学生みんながそうだから安心、とはなってはいけません。
英単語を覚えるには、時間がかかります。日々継続して地道に復習することが必要なんですね。
その日覚えた英単語を、受験のある先の先の日まで仮に出会うことがなくても、出会った瞬間に記憶から引き出せるということが「覚えた」ということになります。その状態にまで辿り着けるように努力することが大事なんですね。
では、英単語の効率のいい覚え方を見ていきましょうね。
英単語の覚え方のコツ!
英単語はどんな方法を使うと覚えやすいのでしょう?
ひたすらブツブツとつぶやきながら覚える派、じっと英単語を見つめて声に出さずに覚える派、書いて書いて書きまくって覚える派。およそ3通りの方法が英単語の覚え方にはありますよね。
実は、どれが一番よく覚えられるのかというのも、人によってというところがあります。まずは、自分にしっくりとくる覚え方を見つけてみましょう。
そして、英単語の覚え方のコツで重要なのが、
- 英単語の意味を覚えること(インプット)
- 英単語だけを見て意味を言い当てられること(アウトプット)
この2つを組み合わせて英単語を1つずつ覚えていきます。では、覚え方のコツを見ていきましょうね。
1.インプット
例えば、高校1年生で習う英単語と言われている「reach」の覚え方です。「reach」の意味・・・「~に到着する」「~に手が届く」を、自分に合った方法で覚える。
2.アウトプット
- 日本語の意味の部分を隠し、英単語のみで意味を言えるかどうか確認してみて、できた場合には次の英単語に進む。
- できなかった場合には、インプット+アウトプットをもう一度繰り返し、再度できるかどうか確認してみる。
3.確認テスト
まずは、1時間でどれぐらいの英単語を覚えることができたのか見てみます。1時間に30個を覚えられたら、これぐらいなら毎日できそうと目安を付けます。初めのうちは30個、段々と50個~100個ぐらいまで覚えることができるようになれば素晴らしいですね。
- その日に覚えたであろう30個の英単語を、アウトプットできるかどうか確認してみます。
- 意味が言えなかった英単語は意味を再度見直して最終確認し、その日の英単語の暗記は終わりにします。
4.翌日も確認テストをする
昨日に覚えた英単語を本当に覚えているかどうか、アウトプットにて確認テストをしてみます。できなかった英単語については、再度意味を見直しておきましょう。
また、覚えが悪い英単語についてはピックアップしておき、電車の移動時間や休み時間などの短い隙間の時間に覚えるようにします。短い時間に、新しい英単語を覚えようとしてもなかなか頭に入りにくいものです。
何度か見たことのある英単語の意味を確認するだけでも、意義のある時間になりますよ。
5.時間を置いて復讐する
日々、1~4の覚え方を実行することと並行して、数週間後~1か月後ぐらいにもう一度同じ範囲を復習しておきます。インプットのみ、アウトプットしてみて再度確認でもかまわないので、一度触れた英単語を再確認しておくことが記憶に留めるコツになりますよ。
ただし、日々新しい情報を覚えようとしているため、忘れている英単語は自分の想像以上かもしれません。がしかし、忘れることは当たり前、気を落とすことなく復習していきましょうね。
まとめ
英単語を覚えることは、大変な作業なんですね。楽して覚えようとしても身につかないことに、面倒だと言っている娘には少々喝を入れないといけない気がしています。
苦手だと思っていることをやるのは、ただでさえ気が乗らず嫌なものです。でも、英単語を覚えると知識が増えるだけでなく、長文を読みこなしやすくなります。その結果、英語を学ぶことが楽しくなるはずです。
ただやみくもにやらずに、コツをつかんだ英単語の覚え方を娘にも教えてみようと思います。