自営業の夫婦で年金に不安!安心をプラスする為の方法とは?
自営業の良い所は、
定年が無いということですね。
定年が無いので、
生涯にわたって働き続けることができます。
そのため、年金については、
会社員よりも、やや低い金額になることが多いです。
じゃぁ、ずっと働ければいいよね!
というのも大切ですが、
突然のケガや事故、そして病気が、
いつ、自分の身に、降りかかってくるか、
わかりません。
人生は、長いような短いような、
振り返ると短いけど、立ち向かうと長いものです。
そんな人生における「もしも」の備えについて、
今回はご紹介します。
基本は2階建て方式
簡単におさらいしますと、
公的年金には、
「厚生年金」と「国民年金」があります。
更に簡単にいうと…
- 厚生年金(国民年金+老齢厚生年金):会社員等の人
- 国民年金(国民年金のみ):自営業の人
ということで、
どうしても、国民年金だけに加入している場合は、
厚生年金に加入している人に比べて、
給付額が少なくなります。
次からは、
国民年金に、プラスできる安心をご紹介します。
付加年金で安心をプラス!
国民年金の第1号被保険者・
任意加入被保険者が、申し込める制度です。
もちろん、自営業の方もオッケーです。
定額の国民年金保険料に、
月額400円の付加保険料を加算して払込ます。
気になる付加年金の年金額は、
「200円×付加保険料を納付した月数」です。
例)
40歳から60歳まで納付した場合。
20年間 : 12か月 × 20年 =240か月
給付金額:200円 × 240か月 = 48,000円
支給額に、48,000円が加算されます。
1年に、48,000円の加算というのは、
額にすると、小さいようですが、
大きい安心につながると思います。
加えて、この付加年金の心強い所は、
物価スライド(増額or減額)が無いということです。
生涯にわたって、給付される金額が変わりません。
※国民年金(老齢基礎年金)は、
物価スライドによって、支給額が調整されます。
付加年金の申し込みは、
お住まいの市区町村役場で受け付けています。
なお、国民年金基金に加入している場合は、
利用できない制度です。(重複になります)
国民年金基金に加入して安心をプラス!
国民年金の第1号被保険者に、年金を上乗せする制度です。
自営業の方も、含まれますよ!
掛け金は、加入する年齢によって違いがあり、
支給年金も、加入した年齢によって違いがあります。
月額68,000円が、掛け金の上限となります。
例)
40代・男性・1口加入
- 毎月掛け金:15,000円(60歳まで払込)
- 支給年金額:10,000~15,000円(65歳から終身受取)
「毎月15,000円を、20年も払っているのに~
15,000円しか返ってこないのか~」と、
嘆きそうになりましたが、試算しました。
- 支払った金額:
15,000円 × 12か月 × 20年 = 3,600,000円 - 給付される金額と期間:
3,600,000円 ÷ 15,000円 ÷ 12か月 = 20年
支給される年齢が65歳なので、
85歳以上になれば元が取れます。
毎月の掛け金も、全額が所得控除になります。
ただこの制度にも、ちょっと難点がありまして、
一度加入したら、途中で抜けることはできません。
まとめ
ということで、いくつか備えをご紹介しました。
個人的には、付加年金が
金額的にも、「途中脱退不可!」のプレッシャーもなく、
気軽に始められて、オススメですね。