空腹でお腹が鳴る理由とは?そんな時の必殺法4つ♪

どうしよう!お腹が空いてくる時間帯。今、この静まり返った会議の場で、お腹が鳴るのは恥ずかし過ぎます。私は空腹です、と言っているようなものですよね。

「この場ではどうかお腹が鳴るのは困る!」と、会議の内容が耳から耳へと通り抜けてしまうほどの集中力をもってしても、ついには鳴ってしまった私のお腹。

あーあ、みんなに聞こえちゃったよね。結構大きな音だったもの。周りが知らないふりしてくれるのも、恥ずかしいものですよね。お昼前の会議は、空腹とお腹の鳴りとの格闘です。

鳴らないように構えていればいるほど、鳴ってしまうお腹に困っています。他の人だって空腹なはずなのに、なんで私だけ鳴っちゃうんだろう。

どうして空腹だとお腹が鳴るのでしょう?まさか病気なの?理由が知りたくて調べてみましたよ。


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空腹になるとお腹はどんな状態なの?

私達は、食事により食べ物を胃に収めると、大体3~4時間後に胃から十二指腸に移動していきます。食べ物の消化が進むにつれて、血糖値も下がり始めます。

血糖値が食べる前の状態に戻るのは、健康な状態なら食後大体3時間後だと言われています。人間の脳は、血糖値が下がってくるとお腹が空いたと感じます。

次の栄養を取り入れるために空腹感を感じさせて「食べ物を食べなさい!」と、胃に食べ物が入るようにスペースを開けるよう脳が指令を出すんです。胃を空にするため、胃に残っている食べ物を十二指腸へ送り出そうと、胃が活動し始めます。

胃の収縮活動が活発になる

実は、胃はどんな状態であっても、普段から自動的に筋肉を収縮をしています。ゆっくりと3分ほどの収縮を繰り返しています。しかし、特に強い収縮が起きるのが、空腹時と言われています。

胃の食べ物が全て十二指腸に移動した後、空腹になった胃の強い脈動の収縮は胃だけに留まらず、十二指腸やその先の小腸に連動していきます。

この胃腸の収縮とは、胃腸の残った食べ物などををキレイにする働きがあるんです。1分間に3回のペースで強い収縮を起こし、それが約5~10分間続きます。

そして、この空腹時の強い収縮の時にこそ、お腹が鳴りやすいんですよ。どうしてお腹が鳴るのか、詳しく見ていきましょうね。

空腹だとお腹が鳴る理由

空腹の時には、胃腸は強い収縮を定期的に起こして、胃腸をキレイにし食べ物を待っている状態です。胃腸にあるガスが収縮時に動くため音がしてしまうんですよ。

お腹が鳴る音は、個人差があります。収縮の起きている場所やガスの量などでも音は違います。「グルグル」「グー」「キュルキュル」「ゴー」など様々ですよね。

お腹が鳴るのは、胃腸をキレイにしている音なんです。恥ずかしい思いをすることもありますが、体が健康な証拠なんですね。

お腹が鳴る時の対処法

お腹が鳴るのは体が健康な証拠ですし嬉しいことなのですが、やっぱり音が鳴って欲しくない場合もありますよね。できるだけお腹の音が鳴るのを留めることができる方法を紹介しますね。

背筋を伸ばす

お腹が鳴ってしまいそうな予感がし出したら、背中を丸めてお腹をかばうような姿勢やお腹を押さえたりしがちです。しかし、実はお腹を圧迫するのは逆効果で、胃腸の中では収縮に合わせてガスが反応しやすくなってしまいます。

お腹が鳴りそうな時には、背筋をピンと伸ばすことで一時的ですがお腹の鳴りを解消することができますよ。

お腹に空気を入れる

息をたくさんお腹に入れる(腹式呼吸)と、胃腸の収縮が一時的に収めることができるため、お腹の鳴るのを抑えることができるんです。

腹式呼吸は、背筋を伸ばしておこないます。たっぷり空気を吸い込みます。イメージはお腹を膨らますように息を吸い込むことです。空気を吸い込んだら5秒息を止め、お腹の空気を少しずつ抜くように息を吐いていきます。

この呼吸を繰り返すことが腹式呼吸になり、お腹が鳴るのを一時的に抑える効果をもたらしますよ。

背中を叩く

背中をトントンと叩くことで、お腹にあるガスを移動させお腹が鳴るのを抑える効果があります。息を止め、胃腸がある辺りの背中側をこぶしで軽くトントンと叩く方法です。

飴を舐める

飴やチョコレートを口に含んでもいいシチュエーションに限りますが、飴などの糖分は血糖値を一時的に上げるには即効性があります。

血糖値が上昇すれば、胃腸の収縮も緩やかになるのでお腹がなるのを抑えられるという訳です。

まとめ

空腹時にお腹が鳴るのは、健康だからなんですね。でもやっぱりお腹が鳴っている時は、何か食べたいと体が訴えているということでもあるんですよね。

でも日常では、いくらお腹が鳴るほどの空腹でも、食べることができない状況って結構あります。そんな時には、できるだけお腹が鳴らないように背筋を伸ばして腹式呼吸を心掛けてみたいと思います。


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